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エアコンが冷えない!風がぬるい時の原因は室外機の故障やガス漏れ?

エアコンが冷えない!風がぬるい時の原因は室外機の故障やガス漏れ?

夏にエアコンが効かないで困ることはよくあります。しかし、エアコンで部屋が冷えない原因が分からないと対処できないですよね。

そこで、エアコンで部屋が冷えない原因について詳しく解説します。エアコンの故障やガス漏れなどの対処法も紹介するので、エアコンが効かない、冷えないというときは落ち着いて対処してくださいね。

目次

    1 エアコンの仕組みとは?

    まずはエアコンの仕組みから解説。エアコンは室内に設置された「室内機」と部屋の外にある「室外機」がセットで稼働しています。そのため、室内機と室外機のどちらかが不調になれば、それだけでエアコンの効きが悪くなるのです。

    エアコンの室内機と室外機の間には「冷媒ガス」が通るための配管があります。この冷媒ガスは室内機の内部にある「熱交換器」で室内の熱を受け取り、そのまま室外機へ移動。室外機の中にある熱交換器で熱を渡します。また、室内機は冷媒ガスに熱を渡したあと、熱がなくなって冷たくなった空気を室内に戻すことで室内を冷やしているのです。同時に、室外機は冷媒ガスから受け取った熱を外へ排出。これを繰り返すことで、エアコンの冷房は室内を冷やしています。

    エアコンの仕組みを簡単に説明すると、このようになっています。要するに、エアコンの仕組みを支えている室内機や室外機、熱を移動する冷媒ガスなどに問題が生じることが、エアコンが効かない、部屋が冷えないという原因になるのです。

    エアコンが冷えない時の原因とは

    2 エアコンで部屋が冷えない原因と対処法

    急にエアコンのトラブルや不調が起こることは珍しくありません。暑い日にエアコンのトラブルがあると慌ててしまうので、エアコンが効かない、部屋が冷えない原因を理解して落ち着いて対処しましょう。

    2.1 エアコンの故障

    エアコンの冷房で部屋が冷えない場合、最初に考えられる原因がエアコンの故障。エアコンの「設計上の標準使用期間は10年」ということが多いですが、これがエアコンの寿命や耐用年数と考えると良いでしょう。また、設計上の標準使用期間を超えてもエアコンは使えますが、この期間を超えると故障が起こりやすくなるため、注意が必要です。

    例えば、エアコンのスイッチが入らない、動かないなどの状態になれば、誰でもエアコンの故障と分かるでしょう。しかし、設定温度にならなかったり、冷えなかったりするのも広い意味ではエアコンの故障。そこで、このあとで紹介する原因に当て急にエアコンのトラブルや不調が起こることは珍しくありません。暑い日にエアコンのトラブルがあると慌ててしまうので、エアコンが効かない、部屋が冷えない原因を理解して落ち着いて対処しましょう。はまることがなければ、エアコンの故障と考えましょう。

    エアコンが故障した場合、考えられる対処法は2つ。エアコンの修理と買い替えです。紹介したようにエアコンの寿命は10年が目安となるので、7、8年以上経過したエアコンが故障した場合は買い替えや交換が良い選択になります。修理してもすぐに壊れるおそれがあるため、修理を依頼するよりも交換を検討するべきなのです。

    一方で、エアコンを購入してから5年以内であれば、修理の依頼を検討しましょう。ただし、エアコンの故障状況によっては修理をするよりも交換するほうが安くなることもあるため、不調が繰り返される場合などは使用期間によらず交換するのが良いですよ。

    2.2 エアコンの室外機に問題がある

    エアコンの冷房が冷えなかったり、暖房が効かなかったりする原因で意外と多いのが室外機。特にエアコン冷房で冷えない場合、室外機を最初にチェックするのが効果的です。

    室外機はエアコンの仕組みで解説したように冷媒ガスから熱を受け取って外へ排出しています。このとき、室外機が熱を持った状態になっていると、冷媒ガスの熱交換が効果的に行われず、冷媒ガスは熱を排出できないまま室内機へ戻ってしまうのです。

    また、冷媒ガスが室外機へ熱を渡しても、熱を持った室外機によって冷媒ガスが温められて室内機に戻る場合まであります。そのため、エアコンで部屋が冷えない場合は室外機が熱を持っていないかどうかをチェック。問題があれば、対処してください。

    エアコンの室外機の設置場所によっては室外機が熱を持ちやすいですし、周りに物があれば、それだけ熱がこもりやすくなって、室外機自体が熱くなることも珍しくありません。また、室外機が故障していれば、エアコンの室内機から熱が外へ出ないため、室外機から出る風の温度が高くなっていないということもあるのです。

    室外機が熱を持っているようであれば、まずは周りにある物を片づけます。次に「すだれ」などを使って、室外機に日光が当たらないようにすることが大切です。霧吹きなどを使って少量の水を室外機にかけることも効果的。ただし、大量の水を室外機にかけてしまうとエアコンが故障してしまうため、水の量には注意が必要になります。

    さらに室外機に汚れが溜まっても室外機の効率は低下します。そのため、室外機をキレイに掃除することもエアコンの効きを良くする大切なポイント。エアコンで冷えないときは室外機が重要なチェックポイントの一つになるので、覚えておきましょう。

    エアコンが冷えない時の原因は室外機にある?

    2.3 フィルターや内部の汚れ

    エアコンの効率を低下させるのは室外機の汚れとは限りません。エアコンの室内機が汚れていても熱交換などが上手くいかずに能力は低下。特にエアコンのフィルターの汚れはエアコンのニオイの原因にもなりますし、エアコンで部屋が冷えない原因にもなるのです。

    新しいエアコンにはフィルターの自動清掃機能がついている機種もあります。もしもエアコンのフィルターが汚れているようであれば、掃除をしてみると良いですよ。1、2週間に1回くらいの割合でフィルターを掃除するだけで、冷えないという症状が改善されることもよくあります。

    また、エアコン内部の汚れを自分で掃除するのは難しいかも知れません。無理をしてしまうと、エアコンの故障につながるおそれがあるため、専門業者に清掃を依頼するのが安心ですよ。

    エアコンが冷えない時はガス漏れを疑う?

    2.4 冷媒ガスが漏れている

    エアコンの仕組みの項目で解説したように、エアコン冷房で部屋を冷やすためには冷媒ガスが欠かせません。その冷媒ガスが漏れていれば、エアコンは動いていても部屋が冷えないのです。つまりエアコンの冷媒ガス漏れが原因の一つ。

    冷媒ガスのガス漏れには起こりやすい状況があります。それが以下の通りです。

    • 新しくエアコンを設置したとき
    • 引っ越しやリフォームなどでエアコンを移動させたとき
    • 古くなったエアコンを使っているとき

    特に注意が必要なのは新しいエアコンを設置した場合。新しいエアコンを設置するときに施工不良が起こると、配管の継ぎ目などから冷媒ガスのガス漏れが起こります。しかも、冷媒ガスのガス漏れは少しずつ漏れるというケースが多く、数日から長い場合にはワンシーズン使ったあとで発覚することもあるのです。そのため、エアコンの施工に問題があると思わずに修理を依頼する人も少なくありません。

    冷媒ガスのガス漏れの対処法は冷媒ガスの再充填。施工業者に連絡して冷媒ガスを再充填してもらいましょう。引っ越しなどでエアコンを移動させた場合も新しく設置した場合でも施工不良なので、再充填の費用がかかることはないはずです。

    ただし、古くなったエアコンがガス漏れを起こした場合は別。冷媒ガスの再充填ではガスの充填費用や業者の出張料などが加算されて「約15,000円から」というのが相場です。業者の対応などによっても異なりますが、1万円以上は支払うことが一般的です。また、ガス漏れを起こすくらいですから、エアコンの配管の交換が必要になることもあります。そうなると数万円はかかってしまいますので、新しいエアコンを購入するほうが安くなるでしょう。

    エアコンの風がぬるい時の原因

    2.5 エアコンの能力不足

    エアコンで部屋が冷えない原因では、エアコンの能力不足もあります。つまり、エアコンを購入するときのエアコンの能力の選定が大きなポイント。

    エアコンは「冷房6~9畳」「暖房6~7畳」などのように表記されます。このエアコン能力の「◯~△畳」というのは「和室なら◯畳で洋室なら△畳」に対応しているという意味。つまり、和室の6畳の部屋にエアコンを設置するのであれば、少なくとも「冷房6~9畳」などのように書いてあるエアコンを選ぶ必要がありますよ。

    このエアコン能力表記を満たしていなければ、いつまでも冷えないということがあるのです。エアコンの能力不足になっていないかを確認してみるのも大切ですよ。

    3 エアコンを効率良く使うための注意点

    エアコンを効率良く使うための注意点を紹介。ぬるい風が出たり、部屋が冷えなかったりすることがないように以下の注意点に気をつけておきましょう。

    3.1 エアコンが動かないときは?

    エアコンが動かない場合、すぐに故障と決めないことが大切。例えば、エアコンの掃除をしたときにコンセントを抜いていたり、リモコンの電池が切れていたりするだけのこともあるのです。エアコンが動かない=故障と思い込まないようにしましょう。

    3.2 1年に1度はエアコン清掃を依頼

    エアコンは汚れが溜まると、どうしても効率が低下。冷房で部屋が冷えなかったり、暖房で室温が上がらなかったりしやすくなります。そこで、年に一度はエアコン清掃を業者に依頼するというのが、エアコンを長持ちさせるコツになります。

    エアコンの清掃を依頼するのが負担になるのであれば、2週間に1度はフィルターを自分で掃除するようにします。そして、エアコンを使うシーズンごとに室外機をキレイにしたり、できる範囲で室内機やその内部を掃除したりするようにしてください。常にエアコンをキレイにしておくことで、能力低下を防ぐことができます。また、エアコンに異常があるときに気づきやすくなるのです。

    3.3 困ったときのチェックポイント

    エアコンが冷えない、風がぬるいなど、エアコンに困った症状が出たときは以下のポイントをチェック!対処できないときは、エアコンの修理を依頼しましょう。

    場所・状態(冷房の場合) チェックポイント・対処法(冷房の場合)
    エアコンが動かない
    • 電源、コンセントを確認
    • リモコンの電池を確認
    • コンセントを抜き差ししてみる
    • 汎用リモコンやスマホアプリを試す
    室外機
    • 室外機の周りをキレイにする
    • すだれなどで室外機を陰にする
    • 室外機の汚れを確認
    • 風の温度が低いときは故障を疑う
    • 霧吹きなどで室外機に水をかける
    • 配管に霜がある場合はガス漏れを疑う
    室内機
    • フィルターの汚れを確認
    • 内部の汚れを確認
    そのほか
    • 冷媒ガス漏れを確認
    • 設定温度の確認
    • 運転モード(冷暖房)などの確認
    • 風量の確認
    • エアコンの能力の確認
    • エアコンの使用期間と経年劣化の確認

    一覧のようなポイントをチェックしてみて、自分で対処できない場合は故障と考えて修理を依頼。また、長く使っているエアコンは部品などが経年劣化によって破損している場合などがあります。比較的新しいエアコンは修理をしても良いですが、故障内容やエアコンの使用期間によっては新しいエアコンを購入するほうが良い場合も少なくないのです。そのことも頭に入れておきましょう。

    4 まとめ

    エアコンで部屋が冷えない原因と対処法を紹介してきました。室外機の故障や冷媒ガスのガス漏れなどは自分で対処せずに修理を依頼するようにしてください。冷媒ガスの再充填を自分でする人もいますが、業者に依頼するほうが手間も費用も安く済みますよ。また、部屋を冷やすためには、室外機を陰にしたり汚れや周りをキレイにしたりすることも大切ですよ。

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