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一人暮らしのオール電化、電気代の平均は?真夏や冬場は高くなる?

一人暮らしのオール電化、電気代の平均は?真夏や冬場は高くなる?

一人暮らしのオール電化は電気代が高くなるイメージがありますよね。特にオール電化の場合、真夏や冬場には光熱費がより高くなると感じるでしょう。しかし、実際にはオール電化にするほうが光熱費を抑えられることをご存知ですか?オール電化にすれば、ガスと電気の両方を使うよりも光熱費を抑えられます。真夏や冬場でもオール電化のほうが、電気代が高くなることはないのです。

ここでは、一人暮らしのオール電化について、電気代の平均や真夏や冬場の電気代の節約方法などを詳しく解説しています。

目次

    1 オール電化の電気代の平均は?

    オール電化は割高というイメージもあり、電気代が高いと思っている人も少なくありません。しかし、オール電化で電気代がかかるというのはイメージだけです。実際にはオール電化のほうが光熱費を安く抑えることができます。

    1.1 一般家庭の電気代の平均

    まずは、オール電化の家庭も含めて一般家庭の光熱費の平均を確認しておきましょう。こちらのデータは、政府統計ポータルサイト「e-Stat」から引用しています。

    世帯区分(2017年) 電気代(円) ガス代(円) その他の光熱(円)
    単身世帯 5,392 3,080 719
    二人以上の世帯 10,312 4,725 1,300

    一人暮らしと二人以上の世帯で分かれています。二人以上は人数にバラつきがあるため、電気代が高い家庭もあれば、もう少し電気代が安い家庭もあると推測できるでしょう。

    1.2 オール電化の電気代の平均

    さて、一般的な家庭の光熱費が分かったところで、オール電化の家庭の光熱費の平均はいくらなのか?オール電化の家庭の光熱費(電気代)のみを調べたデータを見てみましょう。 ここで引用するのは「経済産業省」がホームページで発表しているデータで、調査報告しているのは「日本生活協同組合連合会 総合運営本部 政策企画部」です。

    家族構成 電気代(円)
    一人 6,072
    二人 9,713
    三人 10,494

    オール電化にしている四人以上の家庭のデータもありますが、ここでは割愛しています。また、先に紹介したデータとは調査方法、調査した時期などが異なるため、一概に比較することはできません。

    この電気代を見ると、オール電化であっても一人暮らしから家庭の人数が増えれば、それにつれて電気代が高くなることが分かります。これはオール電化に限った話ではないですが、オール電化でも同じであるということを改めて確認しておきましょう。

    1.3 オール電化とそれ以外の電気代を比較

    オール電化は電気代などの光熱費を抑えられると説明しました。しかし、一人暮らしなどのオール電化の電気代について、その平均額を見ただけでは分からないですよね。そこで、オール電化の電気代の平均を調べたデータと同時に調べたデータを紹介します。

    上記の経済産業省が発表しているデータには、一人暮らしのオール電化の光熱費以外にも「都市ガス+電気」と「LPガス+電気」の家庭の電気代についても調査報告があります。ここではオール電化の電気代と同時に調べられているデータなので、比較することができるはずです。

    種別 一人の光熱費(円) 二人の光熱費(円) 三人の光熱費(円)
    オール電化 6,072 9,713 10,494
    都市ガス+電気 6,989 10,519 12,463
    LPガス+電気 11,118 11,854 12,494

    オール電化の家庭のほうが、明らかに光熱費が安くなっています。また、一人暮らしのオール電化でもその傾向が変わらないことが分かるでしょう。

    このオール電化の電気代に関する調査では、住宅の種別ごとのデータも紹介されています。詳しい料金は割愛しますが、戸建て住宅でも集合住宅でも同じ傾向になっているのです。つまり、戸建てや集合などの住宅種別、家庭の人数などによらず、オール電化の電気代が最も安いことが明らかと言えます。

    また、調査は全国規模で行われているため、一人暮らしのオール電化の電気代はこのくらいが平均額ということも言えるでしょう。もちろん、契約する電力会社によって、同じオール電化でも電気料金は異なります。各種割引プランなども用意されていて、自分に合ったオール電化のプランに加入することで、ここで紹介した電気代の平均よりも安くなることもあるでしょう。

    オール電化にしたときの電気代が気になる場合には、電力会社のホームページなどで「オール電化の電気料金シミュ―レーション」などを試してみると良いですよ。

    オール電化の電気代は高い?

    2 オール電化は真夏や冬場の電気代が高い?

    オール電化にしたほうが、ガスと電気を併用するよりも光熱費が安くなることが分かりましたよね。しかし、一人暮らしを始めとしたオール電化の場合、真夏や冬場の電気代はどうなるのでしょうか?

    2.1 オール電化のメリットやデメリット

    オール電化のメリットの一つが、夜間の安い電気料金の利用。オール電化にすることで、夜の安い電気を使ってお湯を沸かすことができるようになります。このようなメリットがオール電化にはあるので、ガスと電気を併用するよりも光熱費が安くなるのです。

    また、オール電化はガス代がかからないので、ガスの基本料金を払わなくて良い点も大きなメリット。ここにもオール電化の光熱費が安くなる理由が隠れています。

    一方で、オール電化は初期費用が高いことが難点です。特に戸建て住宅の場合、オール電化にするためには様々な機器を設置しなければならないため、オール電化にするときは初期費用が膨らみやすいです。もちろん、ガスを併用する場合でも同じことが言えますが、オール電化で使用する機器のほうが高い傾向にあるため、初期費用だけを比較するとオール電化のほうが大きな負担になってしまうのです。

    2.2 オール電化の電気代は冬がカギ

    オール電化は真夏や冬場に電気代が高くなると言われていますが、これは本当なのでしょうか?実は、オール電化のメリットの項目で説明したように、オール電化の場合は深夜電力を使ってお湯をオール電化の電気代は冬がカギ沸かしています。これは夜の安い電気が利用できるという意味では、オール電化の強い味方になっているのです。

    しかし、これが、冬場はオール電化の電気代を高くする要因。なぜならば、冬は夜になると水温が下がるからです。オール電化以外でも同じことなのですが、ガス給湯器の場合は必ずしも夜にお湯を沸かす訳ではないですよね。すると、深夜電力でお湯を沸かすオール電化は不利になると言えます。これが、オール電化の冬の電気代が高くなる理由の一つ。

    また、オール電化はエコキュートなどで、空気の熱を使ってお湯を沸かしています。冬は空気の熱もあまり使えないため、オール電化の電気代も高くなるのです。ただし、夏になれば、オール電化は空気の熱をたくさん使えて電気代が安くなります。

    しかし、夏になれば、オール電化が必ずしも有利になる訳ではありません。お湯が早く沸かせるのはオール電化でなくても同じ。さらにエアコンなどの電気がかさむため、真夏もオール電化は電気代が高くなってしまいます。

    2.3 オール電化以外も夏と冬は光熱費が高くなる。

    オール電化の電気代が真夏や冬場に高くなるという話をしましたが、これはオール電化に限った話ではありません。ガスと電気を併用している家庭でも、真夏や冬場は光熱費が高くなってしまうのです。

    オール電化と同じように、ガス給湯器を使っている家庭も冬場はガス代が高くなります。水温が低いのですから当然。また、料理をするときでもガス代などが余計にかかるため、オール電化でなくても冬場の光熱費が高いのは、実は同じと言えます。

    一方で、夏のことを考えてみても、オール電化はエコキュートなどが効率的に働くため、お湯は早く沸かせて節約になります。しかし、ガスでも早く沸かせるため、オール電化だけが有利な訳ではありません。また、エアコンの冷房も同じように使うため、オール電化だけが不利な訳でもないのです。

    このように見ていくと、オール電化でなくても「夏と冬は光熱費が高い」という結論になるのです。結局、オール電化は夏と冬の光熱費が高く、春と秋が安くなります。ガスと電気を併用している家庭もほとんど同じような動きをするため、オール電化の真夏や冬場の電気代を心配する必要は実はないのです。

    要するに、オール電化の真夏や冬場の電気代を心配するくらいなら、オール電化とそれ以外の家庭の光熱費を比較した表を見て「オール電化にすると光熱費が安くなる」ということを理解するほうが建設的と言えます。光熱費を安くしたい場合には、オール電化を検討してみましょう。

    オール電化の節電方法

    3 オール電化の冬の節電方法とは?

    オール電化は冬の節電がポイント。特に冬の電気代を抑えることで、オール電化でより光熱費を抑えることができるのです。そこで、オール電化の家庭でできる冬の節電方法を紹介します。

    3.1 エアコンは自動運転を利用する

    まずはエアコン暖房。オール電化に限らず、ガスと電気を併用している家庭でもできる節電方法ですが、エアコンは自動運転にすることです。温度をこまめに変えてしまうと、余計に電気を使います。少しでも電力消費を抑えるためにも自動運転を効果的に活用しましょう。

    自動運転にしておけば、設定温度になったあとは送風に切り替わるので、オール電化の電気代を節約することができます。もちろん、ガスと電気を併用している家庭でも使える節電方法ですよ。

    また、エアコンとこたつを併用するのも光熱費を抑えやすくなります。オール電化の家でなくても試せることなので、取り入れてみましょう。

    3.2 エコキュートの省エネモードを試す

    オール電化の冬の電気代が高くなる理由の一つが、エコキュートで深夜にお湯を沸かすことです。そこで活用したいのが、エコキュートの省エネモード。エコキュートのメーカーによって異なりますが、様々な省エネモード、節約モードが装備されています。

    オール電化の家庭では、エコキュートでどれだけ節約できるかが、冬の光熱費を安くするポイント。例えば、冬場はエコキュートで沸かす湯量を調節することも、オール電化の電気代節約には大切なポイントになりますよ。

    また、オール電化では追いだきや自動保温機能を使うよりも「高温の足し湯」をするほうが、光熱費は安いと言えます。オール電化の家庭では冬に試してもらいたい節電方法の一つです。

    3.3 窓の断熱をしっかりと行う

    窓は部屋の熱が逃げやすい場所の一つ。オール電化の家に限らず、エアコンの効果を逃がさないためにも窓の断熱をしっかりとしましょう。カーテンをつけるだけでも十分な断熱効果がありますし、最近は窓に手軽に貼れる断熱シートなども販売されています。オール電化の電気代だけではなく、冬のメジャーな節電方法なので、必ず試してみましょう。

    冬のオール電化の節約術

    4 まとめ

    一人暮らしのオール電化の電気代や冬の節電方法などについて、詳しく解説してきました。オール電化の電気代は夏と冬が高くなる傾向にありますが、これはガスと電気を併用している家庭でも同じです。ですから、オール電化の電気代だけが高くなる訳ではないことを理解して、不安にならないようにしましょうね。

    また、オール電化の家でもそうでなくても、冬は光熱費が高くなります。紹介した節電方法を取り入れて、上手に光熱費を抑えてくださいね。

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