給湯器のリモコン故障?こんな時どうする?
2016年12月8日 更新給湯器を使う上で欠かせないのがリモコン。急に表示や動作がおかしくなってしまったら焦ってしまいますよね。そんなときのために、このページでは、リモコンの故障が疑われる12の症状と故障かどうかの見分け方をご紹介いたします。
目次
1. 運転ランプがつかない
リモコンの運転ランプがつかないときは、他のリモコンの動作も確認してみましょう。リモコンを複数設置しているのであれば、まずはここをチェックしてみてください。
特定のリモコンでのみ、運転ランプがつかない場合は、リモコン自体が故障していると考えられますので、修理・交換してください。すべてのリモコンの運転ランプがつかないときは、給湯器自体に電気が来ていない可能性があります。停電していないか、電源プラグが抜けていないか、ブレーカーが落ちていないかをご確認ください。
また、設置しているリモコンは1つで、それがつかない場合も、電源プラグやブレーカー、停電を確認してみましょう。これらに問題がないのにつかない場合は、リモコン自体が故障していると考えられますので、修理・交換をご検討ください。
2. 操作できない
複数のリモコンを設置している場合はリモコンの「優先」表示を確認してみましょう。優先になっていないリモコンでは操作ができません。各リモコンを優先にする手順は以下の表をご覧ください。
優先にしたいリモコン | 手順 | 表示 |
---|---|---|
浴室リモコン | 優先ボタンを押して「優先」を点灯させる |
|
台所リモコン | 運転スイッチを一度切り、再び入れて「優先」を点灯させる |
|
複数設置していないのに操作できない場合は、リモコン自体が故障していると考えられますので、修理・交換してください。
3. いつの間にか表示が消えている
セーブモード(省エネモード)になっていませんか?節電機能付きのリモコンは、最後に機器を使ってから10分から25分程度経過すると画面表示が消えるようになっています。お湯を使用するか、いずれかのスイッチを押すと、再び表示がつくようになります。
4. 表示が節電状態にならない
高温(60度)に設定されていたり、セーブモード(省エネモード)作動時間内に操作すると表示がついてしまいます。高温に設定されていないのであれば、10分から25分程度経過すると自然に画面表示が消えます。
5. スイッチを押してもその動作をしない
セーブモード(省エネモード)になっていませんか?このモードになっているときは、いずれかのスイッチを押しても節電表示画面から給湯温度表示画面に戻るだけです。もう一度スイッチを押すと、そのスイッチの動作をします。給湯温度表示画面でも動作しない場合は故障が考えられます。
6. 使用していないのに燃焼表示が出る
冬場、特に寒い日は凍結を予防するため、使用していないときでも稼働することがあります。正常な機能ですので、安心してお使いください。夏場など、凍結予防運転がされているとは考えられない時期に、使用していないのに燃焼表示が出る場合は故障が考えられます。
7. 使用中に燃焼表示が消える
お湯の温度をより安全に調節するため、一瞬消火することがありますが、これは故障ではありません。しかし、使用中にも関わらず、一瞬ではなく、長時間燃焼表示が消える場合は故障が考えられます。
8. 数字が出たり、スイッチが点滅したりする
時刻や給湯温度の表示ではない数字はエラーコードです。エラーコードが出たときは、一旦使用を止めて運転スイッチを切り、エラーコードの内容に合わせて処置をしてください。その後もう一度運転スイッチを入れて改善された場合は問題ありません。改善しなかった場合は給湯器あるいはリモコンの故障が考えられますので、メーカーやショップにご相談ください。
9. 設定がリセットされている
停電したり、電源プラグを抜いたりしませんでしたか?一度電気が遮断されて、その後再通電した場合は時刻や給湯温度がリセットされてしまうことがあります。設定がリセットされてしまったときは、再度設定してください。
10. 操作音やメロディーが鳴らない
リモコンの操作音の設定が「切」になっている場合は操作音が鳴りません。操作音が鳴らないときは、まずは音量設定をご確認ください。なお、操作音の設定を「切」にしていても、お湯はり完了時などの音やメロディーは鳴る製品が多くなっています。これらの音やメロディーも鳴らない場合はリモコンの故障が考えられますので、メーカーやショップにご相談ください。
11. 設定湯量に達しても音が鳴らない
音やメロディーは、給湯器で燃焼したお湯が設定量まで出ると鳴る仕組みになっています。サーモスタット混合栓の場合、水栓で水を混ぜて適温のお湯をつくります。設定した量のお湯に冷ますための水が足されるため、設定した湯はり量より水の分だけ多いところまで湯はりされます。そのため、見かけでは設定湯量に達していても、適温のお湯になるまでは音やメロディーが鳴りません。
また、湯はりの最中に台所リモコンで優先を切り替えるために運転スイッチを一度切り、再び入れた場合も音やメロディーが鳴りません。
サーモスタット混合栓 | シングルレバー混合栓 |
---|---|
|
|
12. 設定より少ない湯量で音が鳴る
音やメロディーは、設定した湯量だけお湯が連続して出ると鳴る仕組みになっています。そのため、お湯はりの最中に台所やシャワーでお湯を使うと浴槽に溜まるお湯は減り、設定した湯量に達する前に鳴ってしまいます。お湯はり中にお湯を使わないようにすることで、この症状は解決できます。
13. まとめ
いかがでしたか?故障でない場合、普段と違う行動をしたために、リモコンの動作や表示がいつも通りではなくなるということがほとんどです。普段通りに使っているのに動作や表示がおかしい場合はリモコンの故障が考えられますので、修理・交換をご検討ください。