給湯器の凍結防止方法とは?水抜きの方法を分かりやすく図解!
2019年1月8日 更新冬に長期間不在にするなど、しばらくの間使わない場合の凍結防止にオススメなのが、給湯器の水抜きです。しかし、水抜きが何なのかよく知らないけれど難しそうだと感じる方も多いのではないでしょうか。実は、水抜きは手順さえ守れば簡単にでき、特別な工具も必要ありません。
そこで、このページでは給湯器の水抜きと水抜きした機器を使うときのステップをご紹介いたします。
目次
1. 給湯器の水抜き2つのステップ
給湯器の水抜きのステップは大きく分けると2つで、給湯器側、風呂側の順に行います。水抜きを確実に行うためにも、まずはお使いの給湯器の各栓の位置をご確認ください。
(1) 給湯器側の水抜きをしよう!
まずは給湯器側の水抜きをしましょう。手順は以下の3ステップです。
- リモコンの運転スイッチを「切」にし、ガス栓(1)、給水元栓(4)を閉める。
- 閉まっていることを確認したら、シャワーやキッチンなどの給湯栓(5)をすべて開く。
- 給水水抜き栓(6)、給湯水抜き栓(7)・(8)を開ける。
以上で給湯器側の水抜きが完了します。
(2) 風呂側の水抜きをしよう!
給湯器側の水抜きができたら、次に風呂側の水抜きをします。手順は以下の9ステップです。
- 風呂側の水抜きをする前に、ガス栓(1)、給水元栓(4)が閉めてあることを確認する。
- 閉まっていることを確かめたら、浴槽の水を完全に排水し、浴室リモコンの運転スイッチを「入」にする。
- 浴室リモコンの追い焚きスイッチを「入」にし、浴槽の循環金具からお湯が出てくることを確認する。
- 排水が止まったら追い焚きスイッチを「切」にする。
- もう一度追い焚きスイッチを「入」にして排水運転し、1分程そのままにする。
- 排水を確認したら、運転スイッチを「切」にする。
- ふろ往水抜き栓(2)、ふろ戻水抜き栓(3)、ポンプ水抜き栓(9)、ふろ水抜き栓(11)を開ける。
- 中和器水抜き栓(10)を開ける。
- 給湯器の電源プラグを抜く。
以上の手順で風呂側の水抜きが完了します。なお、次に使用するまで給湯栓や水抜き栓は開けたままにしておいてください。
2. 給湯器の通水2つのステップ
水抜きした機器を次に使う際には、水を通してやる必要があります。通水のステップは大きく分けると2つで、給湯器側、風呂側の順に行います。通水を確実に行うためにも、まずはお使いの給湯器の各栓の位置をご確認ください。
(1) 給湯器側の通水をしよう!
まずは給湯器側の通水をします。手順は以下の5ステップです。
- シャワーやキッチンなどの給水栓(5)をすべて閉める。
- 給水水抜き栓(6)、給湯水抜き栓(7)・(8)を閉める。
- 中和器水抜き栓(10)を閉める。
- 給水元栓(4)を全開にする。
- 給水栓(5)を開けて通水を確認したら、給湯栓を閉める。
以上の手順で給湯器側の通水が完了します。
(2) 風呂側の通水をしよう!
給湯器側の通水ができたら、次に風呂側の通水をします。手順は以下の8ステップです。
- ふろ往水抜き栓(2)、ふろ戻水抜き栓(3)、ポンプ水抜き栓(9)、ふろ水抜き栓(11)をすべて閉める。
- 電源プラグをコンセントに差し込む。
- リモコンの運転スイッチが「切」になっているのを確認する。
- ガス栓(1)を全開にする。
- リモコンの運転スイッチを「入」にする。
- 自動スイッチを「入」にして自動的に注水させる。
- 自動スイッチを「切」にして自動湯はりを止める。
- 機器への通水ができたら、運転スイッチを「切」にする。
以上の手順で風呂側の通水が完了します。これで水抜き前と同じように使うことができます。
3. 給湯器の水抜きのやり方まとめ
いかがでしたか?内容をまとめると、給湯器の水抜きのステップは以下の2つ。
- 給湯器側の水抜きをする
- 風呂側の水抜きをする
給湯器の通水のステップは以下の2つ。
- 給湯器側の通水をする
- 風呂側の通水をする
「水抜きも通水も意外と簡単だ」と思われた方も多いのではないでしょうか。長期間使わないときの凍結防止になりますので、ぜひお試しください。ただし、給湯器によっては手順や栓の配置が異なる場合がありますので、実際に行う際には取扱説明書もご覧ください。