給湯器から変な音がする!異音の原因と対処法、故障の可能性
2018年8月28日 更新給湯器はガスを使うものですから、異音がしたら心配ですよね。しかし、実際のところどう対処したら良いのかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。そんな方のために、このページでは、給湯器から異音がしたときに点検する4つのポイントをご紹介いたします。
目次
1 給湯器の異音の種類と原因
給湯するときにはもともと音がするものです。給湯器の音が気になってきた場合には、まずはそれが危険な音なのか正常な音なのかを判断しましょう。以下の表で挙げた異音がする場合には、すぐに使用を中止して修理・交換をしてください。
音の種類 | 鳴るタイミング | 原因 | |
---|---|---|---|
異音 | 「ピー」などの笛のような高い音 | 使用しているとき |
|
「ボンッ」などの小さな爆発音 | 給湯栓を開いたとき |
|
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配管から聞こえる「キーン」というような共鳴音 | 水栓を閉めたとき | 配管内の圧力が急上昇した | |
正常な音 | モーター音 |
|
給湯器が起動した |
ファンの音 | 運転後 | 次の運転に備えている | |
「グオン」というような音 | お湯はり予約の予約時間の直前 | ポンプがお湯の量を確認している |
2 ガス臭くないかをチェック!
異音がするときは、同時にガス臭くないかも確認してみてください。異音がして、さらにガス臭い場合は不完全燃焼している可能性があります。そのような場合は危険ですので、すぐに使用を中止したうえで換気をし、修理・交換をしてください。
3 エラーコードは出ていませんか?
リモコンに見たことのない数字やアルファベットは表示されていませんか?このような表示はエラーコードと呼ばれ、モーターの回転異常や給排気の異常などの不具合が発生していることを表します。
エラーコードの意味は取扱説明書に載っており、それを見ることで、異音の原因や対処法がわかります。何かおかしいなと思ったときはリモコンにエラーコードが出ていないかを確認してみましょう。
4 排気口や排気筒、排気管をチェック!
掃除やメンテナンスが行き届いていないのが原因で異音が発生することもあります。排気口や排気筒が汚れやホコリで詰まってしまっていたり、排気管に損傷があったりすると上手く排気できません。給湯器を屋内に設置している場合は特に、燃焼排ガスが室内にもれて、不完全燃焼や一酸化炭素中毒になる危険性があります。
普段から排気口や排気筒、排気管を点検するのはもちろん、異音がしたときにもそれらをチェックしてみましょう。点検・お手入れのしかたについてはこちらをご覧ください。
5 給湯器から異音がする時のチェックリスト
いかがでしたか?給湯器から異音がするときに点検するポイントは以下の4つ。
- 危険な音か正常な音か
- ガス臭くないか
- リモコンの表示や取扱説明書
- 排気口や排気筒、排気管に問題がないか
異音に気づいたらすぐに対処することで、快適に使っていきましょう。また、給湯器の異音は寿命が近づいているサインでもあります。給湯器の耐用年数は約10年。長く使っているという方は特に念入りに点検することをオススメします。