エコキュートの選び方!容量や機能など、種類ごとの違いを解説
2020年5月27日 更新エコキュートを選ぶ際は、様々な面を考慮しなければなりません。たとえば、タンクの容量や形状、使用地域、あるいは、機能など。どれを選べばいいのか分からない!という方のために、エコキュートを選ぶ際の4つのステップをご紹介いたします。
目次
Step1 エコキュートの種類って?
エコキュートは、まず、使用する地域によって「一般地用」「寒冷地用」「塩害地用」の3つのいずれかを選びます。以下の図・表を参考に、お住まいの地域に最も適したエコキュートはどれかをチェックしてみましょう。

一般地用 |
|
---|---|
寒冷地用 |
|
塩害地用 |
|
※ 目安として、海岸から300m以内なら「対重塩害仕様」、海岸から300m以上、1km以内なら「対塩害仕様」を選べばよいとされています。
Step2 湯量と家族人数によるサイズの選び方
使用地域のチェックが終わったら、次はタンクの大きさを考えましょう。一般に、利用するお湯の量はご家庭の人数によって異なります。以下の表を参考に、ご家庭に合ったサイズはどれかを考えてみてください。ちなみに、少し大きいサイズのものを購入したからといって、電気代が大幅に増えることはございませんので、暮らしにゆとりを持たせるために、余裕をもった大きさのエコキュートがオススメです。

Step3 エコキュートの設置場所は?
タンクの容量が決まったら、今度はエコキュートを設置するためのスペースを確認しなければなりません。設置するスペースにぴったり合ったタンクの形状を選ぶ必要があるためです。それでは、いったいどのようなスペースにどのような形状のタンクがぴったり合うのでしょうか?ここでは、それぞれのタンクの形についてご説明いたします。
標準型
一般的なタンクの形で、「角型」とも呼ばれます。設置には約70~80cm四方のスペースが必要で、一軒家での設置に向いています。
薄型
標準型 よりも奥行きが浅く、その分標準型よりも背が高かったり、横幅が広かったりするタイプです。薄いので、建物と敷地の幅が狭いスペースに設置することが可能です。
スリム型
標準型 と薄型の中間の形状です。標準型よりも奥行きが浅く、その分だけ背が高くなっています。
その他、メーカーによってはコンパクト型やローボディ型などもございます。それぞれのタンクの形状が持つ特徴をしっかりと見極め、ご家庭に合ったものをお選びください。また、設置スペースを確認する際は、「設置作業や点検、修理などの作業のためのスペースはあるか」「設置場所の建物にある窓をタンクがふさいでしまわないか」「浄化槽などのフタや植木などが邪魔にならないか」などにもご注意ください。
Step4 エコキュートの機能と選び方
スペースを確認し、タンクの形状が決まったら、いよいよ最後のステップの機能選びへと入ります。エコキュートの機能を選ぶ際には、「給湯スタイル」と「便利機能」の2つの面から検討されることをオススメいたします。
<給湯スタイルについて>
エコキュートは、電気温水器と同様、主に3つの給湯スタイルがあります。
-
フルオートタイプ
ボタンひとつでお湯はり、保温、足し湯、追い焚きなど、あらゆる機能を自動で行ってくれます。
-
オートタイプ(セミオートタイプ)
ボタンひとつでお湯張りが可能。フルオートタイプと比較すると大変リーズナブルなお値段。
-
給湯専用タイプ
蛇口から給湯するシンプルな給湯スタイルで、安い価格や設置の簡単さがメリット。
この他にも、床暖房機能などが付いた「多機能タイプ」が存在します。ニーズに適ったスタイルの商品をお選びください。
<便利機能について>
便利機能とは、各メーカーによって異なる特徴的な機能のことをさします。たとえば、「パワフル高圧」「ホットあわー」「バブルおそうじ」などがそれにあたります。当サイトでは、「機能から選ぶ」というカテゴリから、これらの便利機能を持ったエコキュートを絞り込むことができます。ご希望の機能が備わった商品をお探しの際に、ぜひご活用ください。

<おすすめメーカー比較について>
エコキュートには様々なメーカーの製品があり、それぞれ特徴や機能、使い勝手などが異なります。工事費込みの価格や日々の電気代(ランニングコスト)等を含め、こちらの記事ではエコキュートのおすすめメーカーの比較を行っています。是非、参考にしてみてくださいね!