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エコジョーズとエコキュートの違いを比較!おすすめの給湯器はどっち?

エコジョーズとエコキュートの違いを比較!おすすめの給湯器はどっち?

給湯システムはたくさんあって比較が大変ですよね。エコジョーズやエコキュートなど、名前が似ている給湯器もあって、どれがおすすめの給湯システムなのかも分かりにくいと言えます。

そこで、光熱費が節約できることで人気になっているエコジョーズとエコキュートの違いを比較しながら、詳しく解説していきます。おすすめの給湯器はエコジョーズとエコキュートのどちらなのかも解説するので、給湯システムを探すときの参考にしてくださいね。

目次

    1 エコジョーズとエコキュートの違いを比較!

    エコジョーズとエコキュートは名前がよく似ていて、間違えやすい給湯システムと言えます。そこで、エコジョーズとエコキュートの違いについて、比較して解説します。

    1.1 エコジョーズの仕組みとは?

    エコジョーズはガスを使うガス給湯器の一つです。また、エコジョーズと従来のガス給湯器の違いは、お湯を沸かすときに排出する熱の量。

    従来のガス給湯器では水が通る配管をガスバーナーで加熱してお湯を沸かしています。しかし、細い配管を加熱しているため、バーナーの熱が配管の周りまで加熱してしまっている仕組みでもあるのです。つまり、従来のガス給湯器はお湯を沸かす以外にも熱が出てしまい、多くの熱が無駄になっていました。

    一方で、エコジョーズは、従来のガス給湯器で無駄になっていた熱を回収する仕組みが備わっている給湯システム。従来のガス給湯器が無駄にしていた熱は約200度もあり、その熱が排出される前に水の加熱に使う仕組みをエコジョーズは取り入れているのです。

    具体的には、水道から引き込んだ配管をガスバーナーで加熱してお湯を沸かす前に、排出されるはずの約200度の熱の中に一度通しておくことで、水を温めておくという仕組みがエコジョーズにはあるのです。つまり、エコジョーズでは従来のガス給湯器で無駄になっていた熱がお湯を沸かす前の水を加熱するために使われることになり、ガスバーナーによる加熱時間を短くすることができます。これにより、エコジョーズのガスの使用量が減少。光熱費が節約できる仕組みになっています。

    従来のガス給湯器で無駄にしていた熱は「潜熱」と呼ばれていて、エコジョーズは潜熱を回収して使うことから潜熱回収型ガス給湯器とも呼ばれます。また、エコジョーズの熱効率は、従来のガス給湯器と比較して15%もアップ。高効率のガス給湯器と言えます。

    エコジョーズとエコキュートの違い

    1.2 エコキュートの仕組みとは?

    エコキュートは電気を使う給湯器の一つです。また、エコキュートと従来の電気でお湯を沸かす電気温水器の違いは空気の熱の使用する点なのです。

    従来の電気温水器は水を貯めたタンクを電気ヒーターで加熱してお湯を沸かす仕組み。しかし、ヒーターでお湯を沸かすには電気代もかかるため、非効率的という批判もあるのです。

    一方で、エコキュートは空気の熱を使ってお湯を沸かす仕組み。エコキュートに採用されているのは「ヒートポンプユニット」というエアコンと同じ仕組みです。簡単に言えば、空気を圧縮することで高温の空気を作り、その空気が持つ熱を「水熱交換器」で水に移し替えることでお湯を沸かしています。

    空気を圧縮すると、全体の体積が減ったのに熱は逃げられないため、空気の温度が上昇するということになるのです。この仕組みを上手に活用しているのがエコキュート。つまり、外の気温が高ければ、それだけ空気を圧縮したときの温度も高くなって効率的にお湯を沸かせるようになるのです。

    要するに、電気温水器は電気の力だけでお湯を沸かしていますが、エコキュートは空気の熱を使ってお湯を沸かしています。もちろん、ヒートポンプユニットなどには電気が使われますが、それでも電気だけでお湯を沸かすよりも光熱費は節約できるのです。

    1.3 エコジョーズとエコキュートの違い

    エコジョーズとエコキュートの大きな違いは、使用するのがガスと電気という点。エコジョーズはガスを使う給湯器ですが、エコキュートは電気を使う給湯器です。つまり、燃料が違うという点が大きな違いの一つ。

    さらに、エコジョーズとエコキュートの違いをポイントごとに比較して一覧で紹介。

    比較ポイント エコジョーズ エコキュート
    燃料 ガス 電気
    導入費用(工事費込み・給湯専用を含む) 約74,000円~ 約250,000円~
    ランニングコスト 高い 安い
    安全性 不完全燃焼のおそれがある 火を使わないので安全
    設置場所 スペースは狭くても良い
    ドレン配管の設置が必要
    広めのスペースが必要
    貯湯タンクが大きい
    耐用年数(寿命) 約10年程度 約10~15年
    使える湯量 制限なし 貯湯タンクの量だけ
    水圧 水道と同等 少し弱め
    そのほか お湯の飲用可能
    ガス代がそこまで安くならない
    お湯の飲用不可
    非常時にお湯が使える
    低周波騒音が問題

    エコジョーズとエコキュートの違いを比較するときの大きなポイントは、導入費用とランニングコスト。導入費用はエコキュートのほうが高いのですが、ランニングコストはエコキュートのほうがエコジョーズよりも安いのが一般的です。ガス代や電気代は地域差がありますが、その差を含めてもエコキュートのランニングコストのほうが安いと言えます。

    また、エコジョーズとエコキュートの違いを比較するときは、使える湯量も大きなポイント。エコジョーズは水道から供給される水をそのまま沸かして給湯するため、水道が断水などにならない限りはお湯切れになることはありません。一方で、エコキュートは貯湯タンクに沸かしたお湯を貯めているので、そのお湯がなくなればそれまでしか使えません。もう一度沸かす必要があるのです。

    さらにポイントになるのが、エコジョーズは意外とガス代の節約にならないという点。エコキュートの場合、電気温水器などからエコキュートに交換すると、電気代はおよそ3分の1。明らかに光熱費の節約になるのです。

    しかし、エコジョーズの場合は給湯費用が安くなるものの、ガス代はひと月で数百円から数千円の節約になる程度。年間でも2万円もガス代が安くなれば良いとされているのです。

    このようなエコジョーズとエコキュートの違いを頭に入れて、どちらの給湯システムが良いのかを選ぶようにしてください。

    エコジョーズとガス給湯器の違い

    2 おすすめはエコジョーズ?エコキュート?

    エコジョーズとエコキュートの違いが分かっても、どちらがおすすめなのか、少し迷ってしまいますよね。そこで、エコジョーズとエコキュートのそれぞれが向いている家庭について、詳しく解説します。

    2.1 エコジョーズが向いている家庭

    エコジョーズが向いている家庭を一覧で紹介。それぞれの項目について、自分が当てはまるかどうかを確認してみましょう。

    家族構成
    • 家族で暮らしている
    • 人数が多い
    入浴
    • 湯船につかる
    • 入浴回数が多い
    • 1日に何度もシャワーを浴びる
    使用する湯量
    • たくさんのお湯を使う
    • 洗面所などでもお湯を使う
    住宅
    • 隣接する家との距離がある
    • ドレン排水の配管などが設置できる
    家庭・ライフスタイル
    • ガス温水式床暖房がある
    • ガス温水式浴室暖房乾燥機がある
    • ガスコンロを使っている
    • ガス暖房機器を使っている
    自治体
    • エコジョーズの補助金がある

    特に注意したいのは、家族構成と入浴回数。例えば、一人暮らしの場合などは、元々給湯にかかるガス代が少ないため、大きな節約にはならないと言えます。入浴回数が少ない場合も同様です。要するに、エコジョーズにしたときに節約になるためには、家庭で使う湯量が多いということが最大のポイント。多くお湯を使う家庭のほうが、エコジョーズによる恩恵を受ける仕組みになっているのです。

    なぜならば、エコジョーズで節約できるのは「給湯に関するガス代のみ」だからです。ガスコンロやガスファンヒーターなどの暖房器具のガス代はエコジョーズとは無関係。そのため、お湯を多く使う家庭のほうが節約の効果が大きくなります。

    ただし、エコジョーズを取り入れる場合、ガスコンロやガス暖房機器があるほうが良い場合もあります。例えば、九州の西部ガスなどでは「厨房機器」「給湯機器」「暖房機器」のすべてでガスを使っている場合には「ホームメリット」というガス代が安くなる専用プランがあります。

    こちらは普通にガス代を払うよりも年間で「約16,500円(西部ガス試算)」もお得になるプラン。給湯機器がエコジョーズであれば、さらに2%が割引になりますし、浴室暖房乾燥機を使っていれば、5%の割引も追加されます。また、ガス温水式床暖房と組み合わせる専用プランなどもあります。つまり、エコジョーズとガス機器を組み合わせて使うことで大幅な割引になる専用プランが利用できるのです。

    同じようなエコジョーズの専用プランは各ガス会社が用意。大阪ガスであれば、エコジョーズとガスコンロが組み合わせになるプランなどがあります。ですから、エコジョーズで節約できるのは給湯に関するガス代だけですが、それ以外のガス機器があることで専用の割引プランが使えて、大きく節約できる可能性もあるのです。

    2.2 エコキュートが向いている家庭

    エコキュートが向いている家庭を一覧で紹介。それぞれの項目について、自分が当てはまるかどうかを確認してみましょう。

    家族構成
    • 一人暮らし、またはそれ以上の家族
    • 急に大人数が集まらない
    入浴
    • シャワーだけで済ませたい
    • 入浴回数が普通から少なめ
    使用する湯量
    • お湯を使う量がほぼ変わらない
    • 必要以上のお湯を使わない
    住宅
    • 貯湯タンクの設置スペースがある
    • 住宅の周りが広い
    家庭・ライフスタイル
    • エアコン暖房を使う
    • 昼間は電気をあまり使わない
    • IH調理器具を使っている
    • オール電化である
    自治体
    • エコキュートの補助金がある

    エコキュートの場合に注意したいのは、使用する湯量とオール電化。エコキュートは使用する湯量が変わると、お湯切れになることがあります。もしもお湯切れになった場合は、沸き増しをする必要があるのです。すると、エコキュートの沸き増しが終わるまではお湯が使えませんし、昼間に追加でお湯を沸かした場合には高い電気代を払わなければならなくなります。

    また、オール電化の家庭はエコキュートがセット。さらにオール電化の家庭はガスが使えないため、エコジョーズという選択肢はあり得ません。

    一方で、オール電化の家庭がエコキュートを導入すれば、深夜電力という電気代が安い電力が使えて、電気代を一気に節約可能。また、深夜電力が適用される時間帯の「PM11:00~AM7:00」に蓄電池や電気自動車などに蓄電しておけば、昼間でも安い電気代の電気が使える仕組みになっています。

    ただし、エコキュートで電気代を節約するためにオール電化にすると、ガス機器は使えませんし、調理もIH調理器となります。IHによる調理は好みが強く出る傾向にあるため、エコキュートの導入は「IH調理器具を使っても良いか?」が大きなポイント。そのため、あまり料理をしない一人暮らしの場合などは、エコキュートの導入がおすすめです。

    3 まとめ

    エコジョーズとエコキュートの違いについて、比較しながら解説してきました。エコキュートとエコジョーズのどちらが良いのかは、オール電化にしても良いかどうかにかかっていると言えるでしょう。

    もしもオール電化にしても良い、IH調理器具を使っても良いのであれば、光熱費が節約できるエコキュートがおすすめですし、そうでなければ、エコジョーズのほうが良いと言えますよ。その点をよく考えて、エコジョーズとエコキュートを比較してくださいね。

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