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エコキュート・エネファーム・エコウィル・エコジョーズの違いや特徴を比較

エコキュート・エネファーム・エコウィル・エコジョーズの違いや特徴を比較

エネルギーのムダを省き、二酸化炭素の排出量も減らせるエコ給湯システムには様々な種類があって、どれを選べば良いのかわかりづらいですよね。このページでは、エコ給湯システムのうち、エコキュート・エネファーム・エコウィル・エコジョーズを特徴、メリット、デメリット、初期費用、光熱費の観点から比較していきます。

目次

    エコキュート・エネファーム・エコウィル・エコジョーズの 特徴

    エコキュート・エネファーム・エコウィル・エコジョーズはそれぞれお湯の沸かし方が異なります。エコキュートは、ヒートポンプ内で低温の冷媒を空気と間接的に接触させて熱を取り込み、熱を持った冷媒を圧縮してさらに高温にし、お湯を沸かします。

    エコキュートの仕組み

    エネファームは、都市ガスからの水素と空気中の酸素を反応させることによって発電し、発電時に発生する熱でお湯を沸かします。

    エネファームの仕組み

    エコウィルは、都市ガスやLPガスを燃料として発電し、その際の排熱を給湯や暖房に利用します。

    エコウィルの仕組み

    エコジョーズは、従来のガス給湯器と仕組みは同じですが、今まで捨てられていた熱も回収できるので、少ない熱量で効率的にお湯を沸かせます。

    エコジョーズの仕組み

    また、サイズもそれぞれ大きく異なります。エコキュートは貯湯ユニットとヒートポンプ、エネファームは貯湯ユニットと燃料電池ユニットと熱源機、エコウィルは発電ユニットと給湯器ユニット、エコジョーズは給湯器を設置するスペースが必要になります。サイズの目安は以下の表をご覧ください。

    特徴 サイズ(目安)
    エコキュート ヒートポンプでお湯を沸かす
    • (370Lの場合)
    • 【貯湯ユニット】
    • 幅 600mm
    • 高さ 1810mm
    • 奥行き 680mm
    • 【ヒートポンプユニット】
    • 幅 825mm
    • 高さ 635mm
    • 奥行き 300mm
    エネファーム 都市ガスから化学反応で発電し、その廃熱でお湯を沸かす
    • (147L、24号の場合)
    • 【貯湯ユニット】
    • 幅 560mm
    • 高さ 1850mm
    • 奥行き 400mm
    • 【燃料電池ユニット】
    • 幅 400mm
    • 高さ 1850mm
    • 奥行き 400mm
    • 【熱源機】
    • 幅 480mm
    • 高さ 750mm
    • 奥行き 250mm
    エコウィル 都市ガスやLPガスを燃料として発電し、その廃熱でお湯を沸かす
    • (90L、24号の場合)
    • 【貯湯ユニット】
    • 幅 580mm
    • 高さ 750mm
    • 奥行き 298mm
    • 【ヒートポンプユニット】
    • 幅 720mm
    • 高さ 1690mm
    • 奥行き 300mm
    エコジョーズ ガスでお湯を沸かす
    • (24号の場合)
    • 幅 350mm
    • 高さ 520mm
    • 奥行き 170mm

    エコキュート・エネファーム・エコウィル・エコジョーズの メリット

    どのエコ給湯システムにも共通していえるメリットは、光熱費を抑えられることです。エネルギーの使用量が減る上、各電力会社・ガス会社のお得な料金プランがある場合があります。また、エコキュート、エネファーム、エコウィルには学習機能が付いています。実際に使用したお湯の量や生活パターンを記憶・分析し、沸かし過ぎを防いだり、省エネルギー性の高い時間帯に沸かしたりすることで、エネルギーのムダを省けます。さらに、エネファーム、エコウィルは普段以上に多くお湯が必要になっても補助熱源機があり、瞬間的にお湯を沸かせるので湯切れの心配がありません。給湯器ごとにメリットを見ていくと、以下の通りです。

    エコキュートは他の給湯器とは異なり、ガスも要らず、火も使わないので安心です。エコウィルはガスエンジンで発電するため、パワフルでエネファームよりもスピーディーにお湯を沸かせます。エコジョーズは水道直圧式なので水の勢いが強いです。また、瞬間式なので直接お湯を飲むことができますし、湯切れの心配もありません。

    地震の多い国に住んでいると、普段のメリットに加えて、災害時のメリットも気になるところです。災害時、それぞれの給湯器でどのような違いが出てくるのでしょうか。

    まず、エコキュート、エネファーム、エコウィルは貯湯式なので災害時にタンク中のお湯を生活用水として使うことができます。さらに、エコキュートは停電時でも断水しておらず、かつタンクにお湯が残っていれば蛇口から給湯できます。エネファームは都市ガスと水道が供給されている場合、停電時発電継続機能内蔵モデルや別付けの「停電対応システム」を利用すれば停電時でもエネファームを使うことができます。エコウィルの中でもエコウィルプラスは、ガスの供給があれば停電時でも発電運転できます。エコジョーズには、停電時でもガスと水道が供給されていれば給湯機能のみ使用できるものもあります。ただし、別売りの「停電対応ユニット」を自動車のアクセサリーソケットと接続する必要があります。

    エコキュート・エネファーム・エコウィル・エコジョーズの デメリット

    どのエコ給湯システムにも共通していえるデメリットは、騒音が発生することです。エコキュートは深夜にお湯を沸かすので、近隣住民に迷惑がかかることがあります。エネファームは燃料電池なので、それほど騒音は発生しませんが、低周波音に悩まされる可能性があります。エコウィルはガスエンジンで発電するので騒音は少し大きめです。エコジョーズはガスでお湯を沸かすのである程度の騒音はありますが、発生するのは給湯時のみです。

    エコキュート、エネファーム、エコウィルは共通して、タンク式なので、設置するには大きなスペースが必要です。また、沸かしたお湯を沸騰させずに飲むことはできません。 メリットでエコキュート、エネファーム、エコウィルには学習機能が付いていると書きましたが、エコキュートには瞬間湯沸し機能がありません。そのため、急にお湯の使用量が増えると湯切れしてしまう恐れがあります。

    また、エコジョーズを設置するときはその環境も考慮する必要があります。エコジョーズは従来のガス給湯器より多くの湯気が出ます。その湯気は酸性なので、アルミサッシなどの金属部分が腐食してしまう可能性があります。そのため、設置する際にはそのようなものが近くにないか確認したほうが良いでしょう。

    メリット デメリット
    エコキュート
    • 学習機能がある
    • 災害時に生活用水として使える
    • 停電時、断水していなければ給湯できる
    • 火やガスを使わないので安心
    • 深夜に音が発生する
    • 設置には大きなスペースが必要
    • 沸騰させないと飲用できない
    • 瞬間湯沸しができない
    エネファーム
    • 学習機能がある
    • 災害時に生活用水として使える
    • 都市ガスと水道が供給されていれば停電時でも使えるものがある
    • 補助熱源機がついていて、瞬間湯沸しも可能
    • 低周波音が発生する
    • 設置には大きなスペースが必要
    • 沸騰させないと飲用できない
    エコウィル
    • 学習機能がある
    • 災害時に生活用水として使える
    • ガスの供給があれば停電時に発電運転できるものもある
    • 補助熱源機がついていて、瞬間湯沸しも可能
    • ガスエンジンで発電時に音が発生する
    • 設置には大きなスペースが必要
    • 沸騰させないと飲用できない
    エコジョーズ
    • 水道直圧式で水の勢いが強い
    • 瞬間式で十分にお湯を使える
    • そのままでも飲用できる
    • 停電時でもガスと水道が供給されていれば給湯できるものもある
    • 給湯時に音が発生する
    • 設置場所に注意が必要

    エコキュート・エネファーム・エコウィル・エコジョーズの 初期費用

    メーカー希望小売価格(税抜)で比較していくと、エコキュートは62万円程度、エネファームは190万円程度、エコウィルは75万円程度、エコジョーズは17万円程度となっています。エコキュート、エネファーム、エコウィルは高額でスペースも大きいため、エコジョーズが一番導入しやすいと言えます。しかし、高額なエコ給湯システムはそのぶん光熱費を削減できます。

    エコキュート・エネファーム・エコウィル・エコジョーズの 光熱費

    エコキュートは給湯によるガス料金はかからなくなります。エネファーム、エコウィルはガス料金は上がりますが、発電したぶん、電気料金は下がります。エコジョーズはガスの使用量が減るのでガス料金を抑えられます。戸建て4人家族として従来型のガス給湯器と比較した場合、エコキュートは年間約78,900円、エネファームは年間約65,000円、エコウィルは年間約54,000円、エコジョーズは年間約16,500円削減できるといわれています。

    光熱費の比較1     
    光熱費の比較2
    光熱費の比較3
    光熱費の比較4

    このように、エコ給湯システムはそれぞれに熱源、メリット、デメリットが異なります。家庭でのエネルギーの種類によっても向いている給湯器は変わります。オール電化をお考えの方にはエコキュートが、ガスも併用する場合であればエネファーム、エコウィル、エコジョーズが向いています。さらに、戸建てかマンションかなど、設置する環境も重要です。このページを参考に、ご自身にあったエコ給湯システムをお選びください。

    エコキュート エネファーム エコウィル エコジョーズ
    見た目 エコキュート エネファーム エコウィル エコジョーズ
    特徴 ヒートポンプでお湯を沸かす 都市ガスから化学反応で発電し、その廃熱でお湯を沸かす 都市ガスやLPガスを燃料として発電し、その廃熱でお湯を沸かす ガスでお湯を沸かす
    学習機能 あり あり あり なし
    瞬間湯沸かし 不可能 可能 可能 可能
    停電時 断水していなければ給湯可能 都市ガスと水道が供給されていれば使えるものもある ガスの供給があれば発電運転できるものもある ガスと水道が供給されていれば給湯できるものもある
    災害時 タンク内のお湯を生活用水として使用できる タンク内のお湯を生活用水として使用できる タンク内のお湯を生活用水として使用できる 電気、ガス、水道が供給されていない時は使用できない
    騒音 深夜の稼動音 低周波音 発電時の音 給湯時の音
    スペース 大きい 大きい 大きい 小さい
    飲用 沸騰させれば可 沸騰させれば可 沸騰させれば可 そのままでも可
    その他 火を使わないので安心 補助熱源機がついていて、急に使用量が増えても安心 補助熱源機がついていて、急に使用量が増えても安心 水道直圧式で水の勢いが強い
    瞬間式で十分にお湯を使える
    初期費用 625,000円程度 1,900,000円程度 757,800円程度 176,000円程度
    光熱費 年間約78,900円削減 年間約65,000円削減 年間約54,000円削減 年間約16,500円削減
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