カテゴリ
からさがす ▼
  • 給湯
  • キッチン
  • 浴室
  • トイレ・水まわり
  • 空調・床暖房
  • 電気通信・外構
  • 太陽光発電・EV充電
すべてのカテゴリ
> >
食洗機は音がうるさい?マンションの騒音対策と音が大きくなった原因

食洗機は音がうるさい?マンションの騒音対策と音が大きくなった原因

食洗機はとても便利ですが、音が気になることもありますよね。特にマンションなどでは食洗機の音が大きくて騒音トラブルになるという話も珍しくないのです。

そこで、食洗機の音がうるさい原因と騒音対策を解説します。急に音が大きくなった食洗機は故障が原因のおそれもあるため、食洗機が使えなくなる前に確認する意味でも騒音対策をしておきましょう。

目次

    1 食洗機は音がうるさい?

    食洗機には「ビルトインタイプ」と「据え置きタイプ(卓上タイプ)」の2種類があります。しかし、一般的に音が大きいのは据え置きタイプの食洗機。そのため、マンションのように据え置きタイプの食洗機しか設置できない人の多くが、食洗機の音を気にしているのです。

    音源 メーカー/(機種) 音の大きさ(50Hz/60Hz)
    ビルトインタイプの食洗機 パナソニック
    (NP-45KS8W)
    約36dB/約38dB
    三菱電機
    (45LD1MU)
    約36dB
    リンナイ
    (RSW-D401LPE)
    標準コース:約38dB
    サイレントコース:約36dB
    ミーレ
    (G6722SCi)
    約44dB
    据え置きタイプの食洗機 パナソニック
    (NP-TZ200)
    約36dB/約38dB
    パナソニック
    (NP-TCR4)
    約41dB/約43dB
    AQUA 約43dB

    食洗機の音が大きいと感じる人が多くいる一方で、実際の食洗機の音がうるさいとは言えないかも知れません。なぜならば、国内で販売されている食洗機の音の大きさは、一覧にあるようにビルトインタイプでも据え置きタイプでも「約35~45dB」の範囲。

    音の大きさ 聴覚的な目安 具体例
    30dB 静か 深夜の郊外など
    40dB 静か 図書館の中
    閑静な昼間の住宅街など
    50dB 普通 静かな事務所内など

    騒音の具体例と比較しても、40dB以下は静かな空間に分類されます。また、50dBであっても騒音レベルは普通で、比較的静かな事務所やオフィスの中と同じ程度。多少の音を感じるレベルですが、それがうるさいと感じる人は少ないと言えます。

    つまり、食洗機は、ビルトインタイプでも据え置きタイプでも音がうるさいと感じるほどの運転音は出ていません。ですから、食洗機の音が大きい、音がうるさいと感じるようであれば、どこかに問題があると考えておくほうが良いのです。

    2 突然音が大きくなるのは故障?

    食洗機の運転音は、先に紹介したように音がうるさいと感じるほどの大きさではありません。むしろ静かと感じる人が多いくらいの騒音レベルに抑えられているのが近年の食洗機なのです。そのため、食洗機の音がうるさいと感じる場合は、食洗機のどこかに問題があると言えます。

    突然食洗機の音が大きくなった場合の原因
    設置の問題
    • 食洗機の設置不良
    • 騒音対策が十分でなかった
    使い方の問題
    • 食洗機を使う時間帯を変えた
    • 食器を入れる量が変わった
    そのほか
    • 食洗機の故障/部品の経年劣化
    • フィルターの目詰まり
    • 異物が混入している
    • ウォーターハンマーが起きるようになった

    食洗機の音が突然大きくなった場合の原因で、最も多いのは経年劣化と故障。食洗機の部品の劣化により、モーターやポンプなどの音が大きくなることは食洗機だけの問題ではありません。確かに長く食洗機を使えば、それだけ部品が劣化するのは仕方がないことです。ですから、突然音が大きくなった場合は、食洗機の点検を依頼するのも大切なことと言えます。

    また、食洗機のフィルターの目詰まりも突然音が大きくなる原因の一つ。フィルターの目詰まりが食洗機の庫内の水流を妨げる原因となって、無駄に水音を大きくしてしまうのです。さらにフィルターに残った残菜などが食洗機の庫内を動き回ることで、必要以上の音(異音)を出すこともあります。これらの原因は、食洗機を適切に掃除するだけで簡単に防げるので、食洗機のお手入れは手抜きしないようにしましょう。

    まれに食洗機の使い方を変えたことで、食洗機の音が急に大きくなったと感じる人がいます。具体的には、帰宅後の夜間に食洗機を使うようにしたら、突然音が大きくなったということなどです。実際には食洗機の音の大きさが同じでも、時間帯によって音の感じ方は変わることがあります。昼間に家の前を車が走ったときは気にならなくても、深夜に車が通ると気になるということはないでしょうか。周りが静かであれば、それだけ騒音を感じやすくなって当たり前。本当に食洗機の音が突然大きくなったのかを考えてみましょう。

    そのほか、突然食洗機の音が大きくなった原因としては、食洗機の設置の問題もあります。例えば、据え置きタイプの食洗機を設置している架台が振動でずれた場合など、今までよりも大きな音が出るようになることもしばしば。突然音が大きくなったときは、食洗機の設置に問題はないか、騒音対策が十分にできていたかを確認することも大切です。

    最初から食洗機の音が大きい場合の原因
    設置の問題
    • 食洗機の設置不良
    • 騒音対策がなされていない
    使い方の問題
    • 静かな時間帯に食洗機を使っている
    • 食器の量が問題
    個人の感覚
    • 元々音が大きい食洗機である
    • 騒音を敏感に感じている
    そのほか
    • 食洗機の初期不良(故障)
    • ウォーターハンマー

    食洗機の音が最初から大きい場合、まれに初期不良(故障)ということもありますが、ほとんどは使い方や設置の問題。特に据え置きタイプの食洗機は騒音対策をして設置したり、音が大きくなりにくい場所や架台に設置したりすることが重要です。そのため、食洗機の設置に問題がないかを確認してみましょう。

    また、元々食洗機の音が大きい場合もあります。食洗機を初めて使う人は、食洗機の音の大きさを知りませんよね。自分が思っていたよりも食洗機から大きな音がすれば、うるさいと感じてしまう人もいるのです。食洗機の容量やサイズによっては音が大きい機種もあるため、以前使っていた食洗機よりも音が大きくなったと感じることもあります。

    いずれにしても、最初から食洗機の音が大きい場合は、その音の大きさが正常かどうかを設置業者などに確認してもらうことが重要なポイント。もしも音の大きさに問題があれば、食洗機の騒音対策をしたり設置し直してもらったりしましょう。

    3 近所の騒音問題を避けるための対策

    食洗機の音は決して大きい訳ではありません。しかし、人によっては食洗機の音がうるさいと感じる人もいます。特にマンションでは音が大きめである据え置きタイプの食洗機を設置することが多いので、食洗機の騒音対策は十分にしておくほうが良いでしょう。

    食洗機の騒音対策には、次のようなものがあります。

    • 振動しにくい架台を使う
    • 防振ゴムや防振シートを使う
    • 防音効果の高い物で囲う
    • お手入れを怠らないようにする
    • 食器を入れる量を考える
    • 音が静かな食洗機に買い替える

    ビルトインタイプの食洗機の場合、システムキッチンに組み込まれているため、周囲に伝わる音は小さいのが特徴。食洗機の近くは多少の騒音がすることもありますが、近隣の住宅まで騒音が伝わるということは少ないと言えます。そのため、騒音対策が必要な食洗機の多くは、据え置きタイプの食洗機なのです。

    据え置きタイプの食洗機は、設置場所が騒音対策の大きなカギ。安定感のない架台に食洗機を載せていたりすると、食洗機が運転するときの振動で大きな騒音が出てしまいます。キッチンの上に設置した場合でも、設置場所によっては振動で食洗機の運転音が増幅されることもあるので注意が必要です。

    このようなことから、食洗機を設置する場所には防振ゴムや防振シート(マット)を敷くという対策が必要になります。安定感のある架台に載せた場合でも、できるだけ防振ゴムなどを敷くほうが良いでしょう。できる限りの騒音対策はしておいて損はありません。

    次にポイントになるのが「音を遮る」という対策。食洗機は運転中に振動することで騒音を出すというケースもありますが、食洗機が洗浄中に使う「水の音」などの運転音がうるさいと感じることもよくあるのです。そこで食洗機が発する音を遮るという対策が有効とされています。

    具体的には室内の防音効果を高める「防音カーテン」などを使う対策が推奨されています。防音カーテンで食洗機の周りを囲ったり、正面に防音カーテンをしたりするだけでも効果的。特に水の音が気になるだけであれば、自分がいる一方向だけに防音カーテンをしても食洗機の騒音対策になりますよ。

    ホームセンターなどで入手できる段ボールや板などで食洗機を囲ってしまうという人もいますが、こちらは注意が必要。食洗機の音は遮ることができますが、完全に囲ってしまうと、食洗機から出る湯気などによって食洗機が故障する原因となることもあります。適度に音を遮るように囲うことが、食洗機の騒音対策では重要なのです。

    また、先に解説したように食洗機の掃除を怠ると騒音が出やすくなります。異物が混入していれば、それが音を立てるということもあるので、食洗機は定期的に掃除するようにしてください。食洗機のお手入れは食洗機を長持ちさせるためにも大切なことなので、食洗機の故障による騒音を防ぐことにもつながりますよ。

    最後に、食洗機に入れる食器は多すぎても少なすぎても問題。食器が多すぎると正常に動作しなくなったり故障の原因となったりします。反対に食洗機に入れる食器が少なすぎると、洗浄中の水が食洗機の庫内に当たる回数が増えてしまうのです。これでは食洗機の水音を大きくするだけですので、食器は適度に入れるようにしましょう。一度に使う食器が少ない場合は、小さな食洗機を使う、まとめて食洗機に入れるという工夫も必要ですよ。

    もしも様々な騒音対策をしても効果がない場合には、新しい食洗機に買い替えるという対策もあります。食洗機は故障に限らず、部品が劣化するだけでも音が大きくなることがあるのです。ある程度使っている食洗機の音が大きくなってきたと感じた場合は、音が静かな新しい食洗機に買い替えるほうが早いということもあります。検討してみましょう。

    =食洗機の騒音対策

    4 まとめ

    食洗機の音がうるさいときの原因と騒音対策について解説しました。特に卓上の据え置きタイプの食洗機は音が大きくなることが多いので、必ず騒音対策をしてトラブルにならないようにしてください。また、食洗機の音が突然大きくなった場合は故障のおそれもあるため、紹介した対策を講じると同時に点検するという対処をしてください。

    食洗機の商品一覧へ
    このページのTOPへ このページのTOPへ