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ウォシュレットのメーカーごとの違いを比較【TOTO・パナソニック・リクシル】

ウォシュレットのメーカーごとの違いを比較【TOTO・パナソニック・リクシル】

ウォシュレットは海外からの観光客にも人気で、お土産にウォシュレットを購入して帰るという人もいます。しかし、ウォシュレットも複数のメーカーが販売していて、どれが良いのか、選びにくいですよね。そこで、ウォシュレットをメーカーごとに比較して、その違いや特長を紹介します。また、ウォシュレットを選ぶときのポイントなども紹介するので、ウォシュレットのメーカー選びに迷ったときは参考にしてみてください。

目次

    1 ウォシュレットはどんなメーカーの製品がある?

    ウォシュレットは複数のメーカーが販売しています。どのウォシュレットも良いのですが、主要なメーカーの製品を選ぶほうが、種類や色など、好みに合ったウォシュレットを見つけやすいと言えますよ。

    1.1 ウォシュレットの基本情報

    ウォシュレットはTOTOの登録商標で、一般的には「温水洗浄便座」というのが正しいのですが、すでにウォシュレットという呼び方のほうが分かりやすいですよね。そこで、ここでは「ウォシュレット」に統一しています。

    さて、ウォシュレットの基本は「お尻を洗浄する機能」があることです。ウォシュレットと間違えやすいのが暖房便座です。機能的なウォシュレットと同じように便座を暖めてくれる暖房便座ですが、お尻を洗浄する機能はありません。

    1.2 ウォシュレットの主なメーカー一覧

    ウォシュレットを販売するメーカーは複数あります。まずは、ウォシュレットの主なメーカーを紹介します。

    • TOTO
    • LIXIL(リクシル)
    • パナソニック

    ウォシュレットの主要なメーカーはこの3社です。ほかにも、東芝やSANEI(サンエイ)などがウォシュレットを販売していますが、シェアは上記の3社が大半を占めています。そのため、店頭に3社以外のウォシュレットがないことも多く、各メーカーの製品が入手できないことも少なくないのです。

    そこで、より多くの方が選びやすいように、ウォシュレットの主要なメーカーである3社に絞って比較していきます。

    ウォシュレットの主なメーカー

    2 ウォシュレットの各メーカーの違いを比較

    ここからは、ウォシュレットの主要なメーカーである「TOTO」「パナソニック」「リクシル」について、それぞれの製品の特長や違いを比較して紹介していきます。

    2.1 TOTOの特長

    TOTOのウォシュレットの特長は次のようになっています。

    • きれい除菌水
    • クリーン樹脂
    • オート便器洗浄
    • フチなしウォシュレット
    • エコ機能
    • ウォシュレット一体型便器 ネオレスト

    TOTOはウォシュレットの名前を広めたこともあり、他社の一歩先を行くウォシュレットがあります。それがネオレスト。他社のウォシュレットが便器に取りつけるのに対して、ネオレストはウォシュレットが便器と一体型になったタイプがあるのです。つまり、ウォシュレットを取りつけるときに、古くなった便器ごと交換してウォシュレットにすることができます。

    また、ウォシュレットでも「きれい除菌水」で、ニオイも便器もキレイにできます。しかも、クリーン樹脂が採用されているため、ウォシュレットが汚れを弾く力を持っているのです。そのため、より快適で清潔なウォシュレットと言えるでしょう。また、ウォシュレットが使用頻度やタイマー設定に合わせて、自動で電力をセーブするエコ機能もあります。自動的に節電してくれるため、ウォシュレットの光熱費が気になる場合でも安心して使える製品です。

    2.1.1 TOTOのおすすめ商品

    まずは、ネオレストNXについて紹介します。

    品番 CS900BR#NW1
    希望小売価格 604,000円(税込664,400円)
    主な機能
    • きれい除菌水(便器きれい、ノズルきれい)
    • セルフクリーニング
    • セフィオンテクト
    • プレミスト
    • クリーン便座
    • クリーンノズル
    • 抗菌
    • フチなし形状
    • トルネード洗浄
    • ステップお掃除モード
    • ノズル掃除
    • エアインワンダーウェーブ洗浄(おしり洗浄)
    • ムーブ洗浄
    • マッサージ洗浄
    • エコ機能(瞬間暖房便座、タイマー節電他)
    • オート機能(オート開閉、オート便座洗浄他)
    • 脱臭
    • やわらかライト
    • リモコン便座洗浄
    • リモコン便座開閉
    • 水面下げる
    • 温風乾燥
    • 着座センサー
    • 停電時安心設計
    便器標準洗浄水量 大3.8L、小3.3L、eco小3.0L
    給水方式 水道直結式/タンク貯水ポンプ加圧併用
    サイズ エロンゲート

    ネオレストNXの特徴は、まずデザインです。一見トイレとは思えない美しいフォルムが、インテリアの一部のように感じられる最新型のウォシュレットです。また、きれい除菌水で清潔さを保ち、フチなし形状で汚れを付きにくくしています。オート機能としては、自動で便座のふたが開閉する機能や、着座センサーにより自動洗浄ができる機能、停電時でも水が流せる機能もあります。総じてネオレストNXは全ての機能が付いた高規格ウォシュレットです。

    次に、レストパルF/レストパルについての紹介です。

    希望小売価格
    • レストパルF 533,400円(税込586,740円)~
    • レストパル 304,500円(税込334,950円)~
    形状 L型、I型
    主な機能
    • きれい除菌水(便器きれい、ノズルきれい)
    • セルフクリーニング
    • セフィオンテクト
    • プレミスト
    • クリーン便座
    • クリーンノズル
    • 抗菌
    • フチなし形状(フチなしウォシュレット)
    • トルネード洗浄
    • おしり洗浄
    • ムーブ洗浄
    • マッサージ洗浄
    • エコ機能(瞬間暖房便座、タイマー節電他)
    • オート機能(オート開閉、オート便座洗浄他)
    • 脱臭
    • リモコン洗浄
    • 着座センサー
    • リモコン
    便器標準洗浄水量 大4.8L、小3.6L、eco小3.4L
    給水方式 水道直結式/タンク貯水ポンプ加圧併用
    サイズ エロンゲート

    レストパルF/レストパルは、お掃除お手入れがしやすいのが特徴です。凹凸の少ないスッキリとしたデザインと、フローティングデザインで床と便器の隙間のお掃除もラクラクです。また、キャビネット付きであるので収納力が抜群です。便座後ろの大便器キャビネットや手洗い器キャビネットなど、収納部分が多いのでトイレ内が広くスッキリします。さらに、入室すると自動でやわらかフロアライトが点灯し退室時は自動で消灯するので、夜中の暗いトイレ室内でも便器やリモコンの位置がわかります。

    最後に、ウォシュレットS型について紹介します。S型はリモコンで操作するスタンダードモデルで2021年2月発売されました。

    タイプ タイプ詳細 品番 希望小売価格
    S2A リモコン便器洗浄付きタイプ TCF6553AK 129,800円
    S2 レバー便器洗浄タイプ TCF6553 114,000円
    S1A リモコン便器洗浄付きタイプ TCF6543AK 109,200円
    S1 レバー便器洗浄タイプ TCF6543 93,400円

    【共通機能】

    清潔機能
    • ノズル機能
    • セルフクリーニング
    • プレミスト
    • クリーン便座
    • クリーンノズル
    • 抗菌
    • 便ふた着脱
    • 本体ワンタッチ着脱
    • ノズル掃除
    洗浄機能
    • おしり洗浄
    • やわらか洗浄
    • ビデ洗浄
    • ムーブ洗浄
    • 水勢調整
    • 洗浄位置調節
    エコ機能
    • おまかせ節電
    • タイマー節電
    快適機能
    • オートパワー脱臭
    • 暖房便座
    • 着座センサー
    • リモコン

    ウォシュレットS型は、きれい除菌水で使うたびに除菌ができ、便器内に段差や隙間が少ないのでお掃除もラクラクです。また、使用前便器内にミストを噴射して汚れを付きにくくし、便座には撥水性のある樹脂と継ぎ目がないので、お掃除がしやすくなっています。他にも、おまかせ節電、本体ワンタッチ着脱、誤作動を防ぐ着座センサーといった機能があります。なお、便座の色は4色から選べるので、お好みの色でインテリアと合わせることもできます。

    2.2 パナソニックの特長

    パナソニックのウォシュレットの特長は次のようになっています。

    • 泡コート
    • スキマレス
    • ワンタッチ着脱
    • ナノイーX除菌・除菌効果
    • ビデ洗浄

    パナソニックのウォシュレットの大きな特長が泡コート。泡コートは、便器内に泡を噴出することで、様々な汚れが付着しにくい状態にしてくれます。汚れを落とすのではなく、最初から汚れが付着しにくいようにコーティングするという発想です。

    また、スキマレスでウォシュレットのすき間をなくしているので、細かい場所が汚れません。しかも、ワンタッチ着脱でウォシュレットの蓋が取り外せます。さらに「ナノイーX」という除菌機能がついており、より安全でキレイに使えるウォシュレットになっています。

    2.2.1 パナソニックのおすすめ商品

    まずは、アラウーノL150シリーズを紹介します。

    アラウーノL150シリーズ
    希望小売価格(税込)
    • タイプ0 385,000円
    • タイプ1 350,000円
    • タイプ2 320,000円
    品番
    • タイプ0 XCH1500WSK
    • タイプ1 XCH1501WSK
    • タイプ2 XCH1502WSK
    排水タイプ 床排水・標準タイプ
    便器標準洗浄水量 大4.8L、小3.6L
    洗浄方式 ターントラップ式
    便座サイズ エロンゲート(大型)
    本体寸法 383×700×540(mm)、628×700×667(mm)(アームレスト取付時)
    主な機能
    • オート洗浄
    • クローズ洗浄モード
    • オゾンウォーター
    • ナノイーX
    • 激落ちバブル
    • トリプル汚れガード
    • スゴピカ素材
    • 隙間レス設計
    • 停電対応
    • カラーが多彩(コーディネイト)
    • アラウーノアプリ
    • 省エネ性能
    • クリーンスライド設計&多彩な洗浄機能

    アラウーノL150は、省エネ性、快適性、操作性に優れています。デザインやカラー、リモコンなどが選べ、組み合わせは多彩です。また、パナソニックの特徴であるナノイーXを便器本体から放出します。これにより、トイレ空間に付着したニオイや、汚れの原因にもなるカビ菌ウィルスを抑制し、いつでも清潔に使用できます。更に、トビハネヨゴレを押さえる新構造の汚れガードがあるほか、有機ガラス系のスゴピカ素材を採用することで水垢をはじき、汚れが入りやすい隙間をなくしています。アラウーノL150は、使いやすさと清潔感と省エネ性に拘った商品です。

    次に、省エネと快適を追求したビューティ・トワレシリーズを紹介します。

    W瞬間式 新Mシリーズ
    タイプ 品番 本体価格(税込) 年間電気代
    新M2 CH832 130,000円 約1,570円
    新M3 CH833 110,000円
    新M4 CH834 95,000円
    共通機能
    • 8時間切タイマー
    • 本体、便ふた着脱機能
    • ステンレスノズル
    • ノズル掃除機能
    • 点字表示
    • 着座センサー
    W瞬間式 新Mシリーズのみの機能
    • 待機電力ゼロ
    • 瞬間暖房便座
    • 瞬間湯沸かしシャワー
    • 節水機能
    • 抗菌加工
    • Agパワー抗菌
    • 漏れをガード
    • ハードコートクリーン便座
    • ノズル除菌クリーニング
    • おまかせノズルクリーニング
    • リモコン
    • ひとセンサー
    • 便ふた自動開閉(新M4除く)
    • お出迎えオート脱臭&パワー脱臭モード
    • 温風乾燥(新M2のみ)
    • おしり洗浄
    • 低水圧対応
    • 洗浄位置調整

    W瞬間式 新Mシリーズは、まず省エネ性に優れています。瞬間暖房便座はひとセンサーが感知したときのみ、約6秒で便座を温めます。また瞬間湯沸かしシャワーは、使うときだけ湯沸かしユニットで水を温めるので電気の無駄がありません。汚れがつきにくいAg+パワー抗菌便座や、ノズルの除菌クリーニングで清潔性を保ち、着脱できる便ふたで隅々まで掃除がしやすくなっています。

    貯湯式 新Sシリーズ
    タイプ 品番 本体価格(税込) 年間電気代
    新S3 CH823S 85,000円 約4,210円
    新S4 CH824S 75,000円
    新S5 CH825S 65,000円
    貯湯式 新Sシリーズのみの機能
    • おまかせ節電
    • 抗菌加工
    • おまかせノズルクリーニング
    • リモコン
    • ひとセンサー(新S3のみ)
    • 便ふた自動開閉(新S3のみ)
    • 便ふた便座ソフト閉止(新S4、新S5のみ)
    • お出迎えオート脱臭&パワー脱臭モード(新S3、新S4のみ)
    • おしり洗浄
    • 洗浄位置調整

    貯湯式 新Sシリーズは、清潔性、快適性、洗浄性に優れています。便ふたの自動開閉や便座自体を丸みのある形状にし、座り心地を追求しています。また、ノズルの洗浄パターンは5種類あり、洗い心地が違ってきます。本体の継ぎ目・凹凸を少なくし、本体と便ふたの着脱機能があるので掃除もしやすくなっています。

    2.3 リクシルの特長

    リクシルのウォシュレットの特長は次のようになっています。

    • プラズマクラスター除菌
    • エアシールド脱臭
    • アクアセラミック(ウォシュレット一体型)
    • お掃除リフトアップ
    • 泡クッション&レディスノズル

    リクシルのウォシュレットの最大の特長は、プラズマクラスター除菌です。プラズマクラスターの効果で便器内部の除菌や消臭は言うまでもなく、ウォシュレットの概念を変えるようなトイレ全体のリフレッシュにも成功しているのです。

    また、ウォシュレットが一体型になったトイレには、アクアセラミックという新しい素材が使用されており、汚れが残りにくくなっています。しかも、トイレの黒ずみの原因となりやすい水垢も予防できるため、トイレを交換してウォシュレットにするときには選びたい製品と言えますよ。

    2.3.1 リクシルのおすすめ商品

    まずは、New PASSOを紹介します。

    グレード タイプ 品番 価格(税込) グレード別機能
    EA24 フルオートリモコン式 CW-EA24QC 178,000円
    • フルオート便器洗浄
    • 鉢内除菌
    • フルオート便座
    • ノズル除菌
    • ほのかライト
    • 鉢内スプレー
    • 温風乾燥
    EA23 CW-EA23QC 168,000円
    • フルオート便器洗浄
    • フルオート便座
    • ノズル除菌
    • ほのかライト
    • 鉢内スプレー
    • 温風乾燥
    EA22 CW-EA22QC 143,000円
    • フルオート便器洗浄
    • ノズル除菌
    • 鉢内スプレー
    • 温風乾燥
    EA21 CW-EA21QC 123,000円
    • フルオート便器洗浄

    シャワートイレNew PASSOは、気流を発生させて鉢内を脱臭、除菌も出来るハイスペックモデルです。また、銀イオンパワーでノズル洗浄や除菌をし、菌の繁殖を防ぎます。更に、プラズマクラスターイオンが水のかからない便座裏などの隅々まで行き渡り、浮遊カビなども除菌します。最後に、スタイリッシュなフラットなデザインでお掃除がラクです。

    次に、シャワートイレ Kシリーズエクストラです。

    グレード タイプ 品番 価格(税込) 機能
    K45K フルオート・リモコン式 CW-K45AQC 129,000円
    • フルオート便座洗浄
    • おしりターボ洗浄
    • おしりマルチフィット洗浄
    • フルオート便座

    シャワートイレ Kシリーズエクストラは、最高の洗い心地が体感できるパワフル洗浄モデルです。たっぷりのお湯が使えるKシリーズは、大容量の1.5L/分の吐水量で強力な洗浄力を実現しています。また、おしりマルチフィット洗浄で、通常の洗浄から広くやさしくする洗浄までバリエーションも多彩です。さらに、お掃除ラクラクで安心の清潔設計となっているほか、スーパー節電とワンタッチ節電の併用で電位代を大幅に節約できます。

    各メーカーの比較

    3 ウォシュレットを選ぶときのポイント

    ウォシュレットを選ぶときは、メーカーを比較しただけでは十分ではありません。なぜならば、ウォシュレットを取りつけられるかは、トイレのタイプで異なる場合があるからです。もちろん、ウォシュレット一体型のトイレに交換する場合は別です。

    3.1 便器のタイプをチェック

    ウォシュレットを選ぶ場合、まず自宅の便器のタイプをチェックします。便器のタイプによっては、ウォシュレット取付け不可の場合もあります。

    トイレのタイプ 設置可・不可 条件など
    背面にタンクがある 問題なし
    タンクと便器が一体型 問題なし
    三角タンク式 給水管の長さなどによる
    ユニットバス × 専用のウォシュレットは可

    大まかに分けると、ウォシュレットが設置できるのは背面にタンクがあるトイレと、タンクと便器が一体型になっているトイレです。この2つは自分で取りつけることもできますが、購入店でウォシュレットの取り付け工事を依頼するほうが失敗しないので安心です。

    また、三角タンクがあるトイレは条件次第です。給水管の長さなどの条件があるため、ウォシュレットの設置業者などに確認してもらうと良いでしょう。ユニットバスの場合、電気を使うウォシュレットは要注意です。専用のウォシュレットなどもありますが、工事費用が大幅に膨らみます。

    3.2 ウォシュレットのタイプを選択

    ウォシュレットには2つのタイプがあります。

    タイプ サイズ 電気代 加熱方式 本体価格
    瞬間式 コンパクト 安い 瞬間的に加熱 高い
    貯湯式 貯湯タンクがある 高い 常時保温 安い

    瞬間式のウォシュレットは、本体価格は高めです。しかし、洗浄で温水を噴出するときに加熱するので、ウォシュレットの電気代は安くなる傾向にあります。

    一方で、貯湯式のウォシュレットは、本体価格は安めになっています。ですが、ウォシュレットの本体に貯湯タンクがあるため、サイズは瞬間式のウォシュレットよりも大きめです。また、常に保温した状態になるので、ウォシュレットの電気代は高くなります。

    3.3 電源をチェック

    ウォシュレットは電気を使います。そのため、ウォシュレットに電気を供給するコンセントが必要。普通の家庭用電源のコンセントで良いのですが、トイレに電源がない場合には新たに設置しなければならない場合もあります。まずは、トイレにウォシュレット用のコンセントがあるかどうかを確認しておきましょう。

    3.4 操作しやすいのは?

    ウォシュレットの操作は、専用の操作パネルで行います。そのため、操作パネルがどこにあるのかもウォシュレットの使い勝手に大きく関わるのです。 基本的にウォシュレットの操作パネルは「便座一体型」か「壁掛け型」です。

    また、ウォシュレットの操作パネルがどこにあるのが良いかは個人差もあるでしょう。しかし、壁に傷つけることを嫌う賃貸住宅に住む人は、便座一体型を選択する傾向が強いと言えます。反対に、壁に取りつけても気にならない人などは、壁掛け型を選ぶことが多いようです。特にウォシュレットの操作性のみであれば、壁掛け型・リモコンタイプが人気と言えますよ。

    3.5 プラスアルファの機能で選択

    ウォシュレットは基本的な機能以外にあるプラスアルファの機能で選ぶというのも良いでしょう。近年のウォシュレットには複数の優れた機能があり、特長の項目で紹介したような各メーカー独自の機能が気に入ってウォシュレットを選ぶ人も少なくありません。

    機能 機能の説明
    強弱の洗浄機能 水流を強弱で調節できる機能。マッサージ効果などがある
    乾燥機能 温風で乾かしてくれる機能
    オート開閉機能 トイレに近づくと自動で蓋が開く。離れると閉じる
    複数ノズル ビデ洗浄用ノズル。女性向け
    トイレ一体型 ウォシュレットがトイレと一体型になった製品

    目的の機能があるウォシュレットが良いという場合、種類やメーカーを選べないこともあります。それでも、自分の気に入った機能があるウォシュレットのほうが、使っていて気持ち良いことは間違いありませんよ。

    4 ウォシュレットのおすすめメーカー

    ウォシュレットは、基本的に「便器のメーカーと同じメーカーの製品」がベストです。ウォシュレットと便器の色味が合わないなどのトラブルもなく、安心してウォシュレットを取りつけられます。

    しかし、便器のメーカーと違うメーカーのウォシュレットを選ぶ場合は、瞬間式のウォシュレットを導入するのが良いでしょう。初期費用は高くなる傾向がありますが、ウォシュレットを使い続けることで貯湯式よりもコストパフォーマンスが良くて得になりますよ。

    このようなことを踏まえて、ウォシュレットだけを取りつけるのであれば「パナソニック」がおすすめ。ナノイーX除菌や泡コートなど、よりキレイなウォシュレットを体験できるはずです。ランニングコストも安くて省エネ性能が高い製品が揃っているため、選びやすいウォシュレットが多いというのもパナソニックの特長と言えます。

    また、古いトイレを交換してウォシュレットにしたいのであれば、リクシルかTOTOです。TOTOはエコ機能が前面に押し出されたウォシュレットで、リクシルはレディスノズルや泡クッションなどの男女ともに心地良く使える点がピックアップされています。トイレ一体型のウォシュレットは、この点をポイントにしてメーカーを選ぶと良いですよ。

    ウォシュレットのおすすめメーカーは?

    5 まとめ

    ウォシュレットのメーカーごとの違いについて、比較しながら特長を紹介してきました。各メーカーとも特長のあるウォシュレットが揃っていて、選びにくいのは確かです。それでも、それぞれのウォシュレットメーカー独自の機能などもあるので、自分が気に入った機能のあるウォシュレットを選ぶと良いでしょう。

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