ウォシュレットのシェア1位TOTOのおすすめや性能の違いを比較!
2018年11月30日 更新ウォシュレットはTOTOが手がける温水洗浄便座の商品名です。しかし、様々な種類や型番があって違いが分かりにくいですよね。
そこで、TOTOのウォシュレットについて、それぞれの性能の違いを比較していきます。ウォシュレットの各機能などを詳細に比較していくので、TOTOのウォシュレットを購入するときの参考にしてくださいね。
目次
1 TOTOのウォシュレットの基本的な機能と選び方
TOTOのウォシュレットは、メーカーの看板となる製品と一般消費者向けの製品の2種類があります。機能や特徴に違いがあるため、どちらのウォシュレットが良いのか、性能や機能の違いを比較して選んでくださいね。
1.1 ウォシュレットの違い
TOTOのウォシュレットは、看板となる製品と一般消費者向け(リテール向け)製品の2種類。それぞれは、次のようなシリーズで分類されています。
看板となる製品 | 一般消費者向け(リテール向け)製品 |
---|---|
apricot(アプリコット) | KFシリーズ |
Sシリーズ | KMシリーズ |
SBシリーズ | Kシリーズ |
この2種類に分類されていて、それぞれ上に書いてあるシリーズが上位モデルに相当します。また、一般消費者向けの製品は「リテール向け」ということで、家電量販店などで購入が可能。しかも、必要以上の機能やカラーを減らすことで、低価格で広く販売されているのです。
1.2 瞬間式と貯湯式で異なる電気代
TOTOに限らず、ウォシュレットを購入するときには電気代が気になる人も少なくないでしょう。ウォシュレットの電気代を左右するのは洗浄用の温水の作り方。
ウォシュレットは「瞬間式」と「貯湯式」という2種類のタイプに分類されています。瞬間式のウォシュレットは、温水を使うときにヒーターで作る方式。反対に貯湯式のウォシュレットは、予め温水を作ってタンクに貯めておく方式です。
タイプ | 電気代 | 本体価格 |
---|---|---|
瞬間式ウォシュレット | 安い | 高い |
貯湯式ウォシュレット | 高い | 安い |
瞬間式のウォシュレットは電気代が安くなりますが、本体価格は高め。反対に貯湯式のウォシュレットは電気代が高くなりますが、本体価格は安くなるという特徴があります。
製品対応表 | 瞬間式のウォシュレット | 貯湯式のウォシュレット |
---|---|---|
apricot(アプリコット) | ◯ | × |
Sシリーズ | × | ◯ |
SBシリーズ | × | ◯ |
KFシリーズ | ◯ | × |
KMシリーズ | ◯ | × |
Kシリーズ | × | ◯ |
それぞれの上位モデルは瞬間式のウォシュレットで、下位モデルが貯湯式のウォシュレットとなっています。ウォシュレットの電気代で選ぶときは、瞬間式か貯湯式かで選ぶようにしましょう。
1.3 清潔に使える機能
TOTOのウォシュレットは、トイレを清潔に使える機能が満載。ウォシュレットごとに清潔に使える機能は異なるため、ほしい機能があるときには対応しているウォシュレットを選ぶようにしましょう。
清潔(除菌)機能・性能 | 機能・性能説明 |
---|---|
便器きれい |
|
セルフクリーニング |
|
ノズルきれい |
|
においきれい |
|
クリーン樹脂 |
|
TOTOのウォシュレットを清潔に使える主な機能です。すべてのウォシュレットについている訳ではないので要注意。気になる機能があるときには、以下の対応表にある製品を選びましょう。
製品対応表 | 便器きれい | セルフクリーニング | ノズルきれい | においきれい | クリーン樹脂 |
---|---|---|---|---|---|
apricot(アプリコット) | ◯ | ◯ | ◯ | 一部機種 | ◯ |
Sシリーズ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ |
SBシリーズ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ |
KFシリーズ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ |
KMシリーズ | ◯ | ◯ | 一部機種 | × | ◯ |
Kシリーズ | × | ◯ | × | × | ◯ |
TOTOのウォシュレットの中でも「においきれい」の機能があるのは、アプリコットの一部だけです。ただし、ほかの製品には「オートパワー脱臭」という近い機能があるため、そこまでこだわらなくても良いと言えます。
また、すべての製品で「セルフクリーニング」の機能があります。ノズルの表面を自動で洗浄してくれているので、一部の機種にしかない「ノズルきれい」がなくても安心と言えるでしょう。
さらにセルフクリーニングやノズルきれいでは「きれい除菌水」を活用。きれい除菌水は「次亜塩素酸」という除菌効果がある成分を水道水の電気分解によって生成して使っています。そのため、ウォシュレットを清潔に使えることは確かです。
1.4 お手入れが楽になる機能
TOTOのウォシュレットはお手入れが楽になる機能も満載。汚れにくさや除菌効果と併せて考えると、掃除が苦手な人こそTOTOのウォシュレットにしたほうが良いですよ。
清掃機能・性能 | 機能・性能説明 |
---|---|
フチなしウォシュレット |
|
便ふた着脱 |
|
本体ワンタッチ着脱 |
|
ノズルそうじ |
|
細かい点まで掃除しやすいウォシュレットになっています。ふたや本体が手軽に外せますし、ウォシュレットの清掃が楽になる工夫もたくさんあるのです。
製品対応表 | フチなしウォシュレット | 便ふた着脱 | 本体ワンタッチ着脱 | ノズルそうじ |
---|---|---|---|---|
apricot(アプリコット) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Sシリーズ | × | ◯ | ◯ | ◯ |
SBシリーズ | × | ◯ | ◯ | ◯ |
KFシリーズ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
KMシリーズ | × | ◯ | ◯ | ◯ |
Kシリーズ | × | ◯ | ◯ | ◯ |
注目するウォシュレットの性能は「フチなしウォシュレット」です。こちらはアプリコットとKFシリーズのみが対応。しかし、ほかの製品もふたや本体が簡単に外せるので、これまでのウォシュレットよりも掃除は手軽に行えます。また、ノズルの手入れが簡単にできるのも嬉しい機能の一つですよね。
1.5 エコ機能・省エネ機能
TOTOのウォシュレットはエコや省エネ性能も高くなっています。そのため、エコ機能や省エネ機能も満載。いくつかに注目してみましょう。
エコ機能・省エネ性能 | 機能・性能説明 |
---|---|
スーパーおまかせ節電 |
|
おまかせ節電 |
|
タイマー節電 |
|
ダブル保温便座 |
|
瞬間暖房便座 |
|
様々な機能を使って、エコや省エネ性能が高いウォシュレットに仕上がっています。一部の機能は限られた機種にしかないので、よく考えてから選んでくださいね。
製品対応表 | スーパーおまかせ節電 | おまかせ節電 | タイマー節電 | ダブル保温便座 | 瞬間暖房便座 |
---|---|---|---|---|---|
apricot(アプリコット) | ◯ | 一部機種 | ◯ | ◯ | 一部機種 |
Sシリーズ | × | ◯ | ◯ | × | × |
SBシリーズ | × | ◯ | ◯ | × | × |
KFシリーズ | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ |
KMシリーズ | ◯ | 一部機種 | ◯ | 一部機種 | 一部機種 |
Kシリーズ | × | ◯ | ◯ | × | × |
ウォシュレットの「スーパーおまかせ節電」と「おまかせ節電」は、どちらかの機能があれば十分でしょう。もちろん、両方の機能があっても困ることはないのですが、一つの機能だけでも十分に節電の効果はあると言えますよ。
また、ダブル保温便座はあるほうが節電効果は高くなると言えます。従来と比べて、約30%という節電効果はとても魅力的。ウォシュレットは電気代も気になるので、やはり節電効果が高いほうが良いはずです。
瞬間暖房便座はかなり限られた機能。ウォシュレットを選ぶときのポイントにしても良いですが、この機能にこだわると、ほかの機能で妥協することにもなりかねないので注意してくださいね。
1.6 洗浄機能の比較
TOTOのウォシュレットの肝と言える洗浄機能を比較。TOTOのウォシュレットに限らず、ウォシュレットを選ぶときの最大のポイントなので、最も気に入った機能がある機種を優先的に選ぶのが良いですよ。
洗浄機能・性能 | 機能・性能説明 |
---|---|
おしり洗浄 |
|
ムーブ洗浄 |
|
ビデ洗浄 |
|
やわらか洗浄 |
|
マッサージ洗浄 |
|
水勢調節 |
|
洗浄位置調節 |
|
ウォシュレットは洗浄に関する機能がポイント。自分が使いたい機能がある機種を優先的に選びましょう。また、すべての機能がある訳ではないので、優先順位をつけて選ぶことも大切です。
製品対応表 | おしり洗浄 | ムーブ洗浄 | ビデ洗浄 | やわらか洗浄 | マッサージ洗浄 | 水勢調節 | 洗浄位置調節 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
apricot(アプリコット) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Sシリーズ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ |
SBシリーズ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ |
KFシリーズ | ◯ | ◯ | ◯ | 一部機種 | 一部機種 | ◯ | 一部機種 |
KMシリーズ | ◯ | ◯ | ◯ | 一部機種 | 一部機種 | ◯ | 一部機種 |
Kシリーズ | ◯ | ◯ | ◯ | 一部機種 | 一部機種 | ◯ | 一部機種 |
注意したいのはマッサージ洗浄。アプリコットを選べば、すべての機種に導入されている機能となります。しかし、そのほかのシリーズは機種ごとに異なるのです。特に新発売のウォシュレットなどを購入するときには十分に注意してください。
2 TOTOのウォシュレットの種類ごとに性能を比較!
ここからは、TOTOのウォシュレットの種類ごとに備わっている機能を紹介。それぞれのシリーズのポイントも紹介するので、購入のときの参考にしてください。
2.1 アプリコット
TOTOのウォシュレット「アプリコット」の機能を一覧で紹介。
アプリコット | 内容 |
---|---|
基本機能 |
|
一部機種のみの機能 |
|
型番F3AW |
|
型番F3W |
|
型番F3A |
|
型番F3 |
|
型番F2A |
|
型番F2 |
|
型番F1A |
|
型番F1 |
|
TOTOのウォシュレットの中でも、最も機能が充実しているのがアプリコット。たくさんある機能がポイントで、多機能なウォシュレットがほしい人におすすめです。
一方で、普通にウォシュレットを使うだけなら、必要ないと感じる機能もあります。そこまで機能的なウォシュレットでなくても良いという人は、ほかのウォシュレットを選んでも良いでしょう。
2.2 S・SBシリーズ
TOTOのウォシュレット「Sシリーズ」と「SBシリーズ」の機能を一覧で紹介。SBシリーズは、Sシリーズの基本機能のみを持つシリーズです。
S・SBシリーズ | 内容 |
---|---|
基本機能 |
|
Sシリーズの一部機種のみの機能 |
|
型番S2A |
|
型番S2 |
|
型番S1A |
|
型番S1 |
|
型番SB |
|
TOTOのウォシュレットの中で、SシリーズとSBシリーズは必要十分の機能が備わっています。しかし、貯湯式のウォシュレットなので、電気代が高くなるのがポイント。電気代にこだわる人にはアプリコットをおすすめします。
2.3 KFシリーズ
TOTOのウォシュレット「KFシリーズ」の機能を一覧で紹介。
KFシリーズ | 内容 |
---|---|
基本機能 |
|
便利機能 |
|
型番 |
|
アプリコットと同じ瞬間式のウォシュレットで、機能を限定したことで低価格が実現されているのがKFシリーズ。機能面でも必要十分の機能があって、価格も手頃で選びやすいウォシュレットと言えるでしょう。
アプリコットほどの機能がなくても良いけれど、瞬間式のウォシュレットで電気代を心配したくないという人におすすめ。多くの人が使いやすいウォシュレットの機能が揃っているので、初めてウォシュレットを購入する人はこちらを選ぶと良いでしょう。
2.4 KMシリーズ
TOTOのウォシュレット「KMシリーズ」の機能を一覧で紹介。
KMシリーズ | 内容 |
---|---|
基本機能 |
|
便利機能 |
|
型番 |
|
TOTOのウォシュレットのKMシリーズでは、KFシリーズの機能の一部が削除されています。絶対に必要な機能が削除されている訳ではないので、こちらでも十分と言えるでしょう。また、KMシリーズも瞬間式のウォシュレット。
特に余分な機能は必要ないけど、電気代が安い瞬間式のウォシュレットが良いという人には、KMシリーズがおすすめ。一定の機能があって、中程度の性能があるウォシュレットと考えもらうと分かりやすいですよ。
2.5 Kシリーズ
TOTOのウォシュレット「Kシリーズ」の機能を一覧で紹介。
Kシリーズ | 内容 |
---|---|
基本機能 |
|
便利機能 |
|
型番 |
|
TOTOのウォシュレットの中で、最小限の機能を備えているのがKシリーズ。貯湯式のウォシュレットなので、瞬間式のウォシュレットよりも電気代は高くなることが予想されます。その反面、最小限の機能になっているため、一人暮らしの人などにはおすすめ。
こだわりの機能などはありませんが、昼間はほとんど家にいない一人暮らしにはピッタリの機能のウォシュレットです。一人暮らしを始めたばかりで、実家でウォシュレットを使っていたという人などはこちらのKシリーズを選ぶのが良いでしょう。
3 まとめ
TOTOのウォシュレットについて、おすすめや性能の違いを比較しました。それぞれに特徴があるため、必ずしも機能が多いウォシュレットを選ぶ必要はありません。ここで紹介したことを参考にして、自分に必要な機能や性能のウォシュレットを選ぶようにしてくださいね。