風呂釜の種類と選び方!ガス・灯油(石油)や設置場所による違い
2018年8月28日 更新より多くの”無駄”を削減するために、風呂釜を導入することを決意しても、導入にはもうひとつ大きな壁が立ちふさがります。そう、それは製品の選び方。風呂釜の選び方をネットで検索してみても、風呂釜機能の搭載された給湯システムとはまた別の、純然たる風呂釜の選び方は、その他の給湯システムとは違ってなかなか情報が出てきません。何を基準に選べば良いか分からず、困っている方はいらっしゃいませんか?
風呂釜は、給湯器やエコキュートなどと違い、注目されにくい製品です。しかし、だからといって選ぶ際のポイントがわからなければ、本当にぴったりの製品が購入できるか不安ですよね。このページでは、風呂釜を選ぶ際に注意したい4つのポイントについてご紹介いたします。
目次
Step1 風呂釜の石油・ガスのメリットを比較
風呂釜を選ぶ際に注目して欲しいポイント1つ目は、何を熱源とするかです。熱源とは、何を燃料にお湯を沸かすかを指します。風呂釜の場合、主に熱源とされているのは石油とガスの2つです。 石油を熱源とする場合、 ガスよりも効率的かつスピーディーにお湯を温めることができ、ランニングコストがガスよりも安いというメリットがあります。一方で、石油風呂釜はガス風呂釜と比べると 製品数が少なく、メンテナンスにも手間がかかります。逆に、 ガスを熱源とする風呂釜は、 ランニングコストの面では石油に劣りますが、製品ラインナップが充実しており、取り扱うメーカーも多くあります。
たとえば、メーカーごとに比較して製品を選びたい場合にはガス風呂釜を、多少の手間があるとしても、よりスピーディーでランニングコストが安いことを重視したい場合には石油風呂釜をお選びいただくといったように、状況とニーズに応じてどちらかの熱源をお選びください。
石油 | ガス | |
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メリット |
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デメリット |
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Step2 風呂釜の設置場所と種類は?
風呂釜を選ぶ際に注目して欲しいポイント2つ目は、製品のタイプです。風呂釜は、製品を設置する場所によって3つのタイプに分類されています。ここでは、どのようなタイプがあるのか、また、それぞれのタイプがどのように異なっているのかをご紹介いたします。
<バランス釜>
バランス釜は、浴室内に設置するタイプの製品で、そのまま「浴室内設置タイプ」とも呼ばれます。風呂釜の中でも最も多く普及しているのがこのバランス釜という製品です。室内で燃焼を行うという性質上、給排気用の配管が必要になることもあります。
メリット |
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デメリット |
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<浴室隣接設置タイプ>
その名の通り、浴室に隣接した屋内に設置するタイプです。隣接した屋内に設置し、壁を貫通させて配管を通すので、壁貫通タイプとも呼ばれます。バランス釜と同様、屋内で燃焼を行うため、給排気用の配管が必要になることがあります。
メリット |
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デメリット |
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<設置フリータイプ>
必要な配管を延長することができるため、バランス釜や浴室隣接設置タイプと異なり、屋外などにも設置が可能なタイプです。浴室隣接設置タイプと同様、壁を貫通させて配管を通す、壁貫通タイプの一つです。屋外に設置できるので、一軒家に採用されることが増えてきています。
メリット |
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デメリット |
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設置に必要なスペースや製品ラインナップなどを考慮して、最もご希望に沿ったタイプをお選びください。
Step3 風呂釜は屋内?屋外?
燃料を燃焼させている風呂釜は、給排気についてもきちんと考えなければなりません。そこで、注目して欲しいポイント3つ目に挙げるのは、給排気システムについてです。ここでは、どのような給排気システムがあるのかをご紹介いたします。
<屋内に設置する製品の場合>
【バランス釜・浴室隣接設置タイプ・設置フリータイプ】
CF式 |
自然排気式とも呼ばれます。
屋内の空気を用いて燃焼し、自然通気力を利用して屋外に排気するシステムです。 屋内の空気を燃焼に用いるので、 換気を行う必要があります。 |
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FE式 |
強制排気式とも呼ばれます。
屋内の空気を用いて燃焼し、自然通気力を利用して屋外に排気するシステムです。 屋内の空気を燃焼に用いるので、 換気を行う必要があります。 |
BF式 |
自然給排気式とも呼ばれます。
屋外の空気を取り入れて燃焼し、自然通気力を利用して屋外に排気するシステムです。 |
FF式 |
強制給排気式とも呼ばれます。
屋外の空気を取り入れて燃焼し、動力を用いて屋外に排気するシステムです。 |
<屋外に設置する製品の場合>
【設置フリータイプ】
RF式 |
屋外設置タイプとも呼ばれます。
屋外の空気を用いて燃焼し、屋外に直接排気するシステムです。 |
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どの給排気システムを採用するかによって、製品のタイプや選択肢も大きく変わってきます。設置する建物の構造や、買い替えの場合は現在利用している給排気システムなどを考慮した上で、ぴったりのシステムをお選びください。
ここまで風呂釜を選ぶ際に注目していただきたいポイントをご紹介してきましたが、いかがでしたか?そのほかにも細かい使い心地などからお選びいただく必要がございますが、風呂釜選びでもっとも大切なことは、実際に使っている場面を想定してみることです。たとえば、入浴の際にシャワーが必要かどうか。必要だとしたら、どのくらいの給湯能力が必要なのか。そういった細かい使い心地については、きちんとシミュレーションすることによって初めてぴったりの製品を選ぶことができるのです。
常に「自分が使うとしたら」という視点を忘れないようにしつつ、そういったシミュレーションだけではカバーきれない部分をこのページで補完して、皆様のニーズに最も適った製品をお選びください。