風呂釜の汚れを落とす掃除の方法と頻度を解説!
2020年5月27日 更新風呂釜の汚れはあまり目に見えませんが、日々使ううちに実は汚れてしまうものです。清潔なお湯を使うには、お手入れが欠かせません。このページでは、バランス釜タイプと設置フリー形の風呂釜の掃除のしかたについて、パーツ別にご紹介します。風呂釜の種類によってお手入れの仕方は異なりますので、どの風呂釜をお使いか予めご確認ください。
目次
バランス釜タイプ
バランス釜タイプの風呂釜は浴槽に隣接して設置されている風呂釜で、以下の写真のような外観です。
設置フリー形
設置フリー形の風呂釜は屋外に壁掛して設置されている風呂釜で、以下の写真のような外観です。
循環口フィルター(週に1回程度)
循環口フィルターはお湯が循環する穴についているフィルターです。毛髪や湯あか、タオルの繊維などで目詰まりすると、湯沸しや追い焚き機能が正しくはたらかなくなる恐れがあります。フィルターは以下の手順でお手入れしてください。循環口フィルターを取り外し、水洗いしてください。細かい部分は歯ブラシでこすると効果的です。汚れを落としたら、元通りに取り付けてください。
給水口フィルター
給水口フィルターは設置フリー形の風呂釜の下部についているフィルターです。フィルターが詰まるとお湯はりの機能が低下しますので、こまめにお手入れしてください。お手入れの仕方は以下の通りです。給水元栓を閉じ、給水接続口にある給水口フィルターを取り外して水洗いしてください。細かい部分は歯ブラシでこすると効果的です。汚れを落としたら、元通りに取り付けてください。
配管(月に1回程度)
浴槽の水を循環させて追い焚きする風呂釜の場合、長期間使用すると風呂釜や配管内に湯あかや入浴剤の成分が付着してしまいます。清潔なお湯を使うには、配管の定期的なお手入れが重要です。
1. バランス釜タイプ
バランス釜タイプの風呂釜に多い二つ穴タイプはお湯が循環する速度が遅く、配管内に汚れがたまりやすいので、特に注意が必要です。二つ穴タイプは以下の手順でお手入れします。
① 両方の穴から水を入れられる場合
上の穴の湯止めカバーを外し、ホースを差し込んで水道の水を勢いよく流します。上下の穴から交互に水を流し入れ、機器内部をきれいにした後、湯止めキャップを元通りに取り付けてください。
② 下の穴のみから水を入れられる場合
下の穴にホースを差し込み、上部循環口から湯あかのかたまりが出なくなるまで勢いよく水を流し入れてください。このタイプの場合はホースは必ず下部循環口に差し込んでください。また、上の穴から水を入れたり、水を入れている間に穴をふさいだりすると、センサー類の故障の原因につながりますのでご注意ください。
雑菌が気になる場合は市販の風呂釜洗浄剤(二つ穴用)をご使用ください。風呂釜洗浄剤(二つ穴用)の使い方は以下の通りです。
① 上の穴の約5cm上まで残り湯または水をため、市販の風呂釜洗浄剤を入れます。
② 2分から3分沸かし、約10分放置します。汚れがひどい場合は、追い焚き時間や放置する時間を長くすると効果的です。
③ お湯を張ったまま、下の穴からホースなどで勢いよく水を流し込んで内部の汚れを流してから排水してください。
2. 設置フリー形
設置フリー形の風呂釜に多い一つ穴タイプはお湯が循環する速度が速いので、配管内に汚れはつきにくいですが、配管が長いため、雑菌が繁殖しやすいです。一つ穴タイプは以下の手順でお手入れしてください。
① 穴の約5cm上まで残り湯または水をため、市販の風呂釜洗浄剤を入れます。
② 2分から3分追い焚きし、約10分放置した後、排水してください。汚れがひどい場合は、追い焚き時間や放置する時間を長くすると効果的です。
③ 再度穴の約5cm上まで残り湯または水をため、5分ほど追い焚きしてすすぎ、排水してください。
機器本体
1. バランス釜タイプ(使ったあと)
乾いた布で本体についた水分を拭き取ってください。点火確認窓は炎がよく見えるよう、こまめに拭いてください。
2. 設置フリー形(月に1回程度)
ガス栓を閉じ、本体が冷めたのを確認してから、水に濡らした柔らかい布をかたく絞り、汚れを拭き取ってください。
気持ちよくお風呂を使うには、浴槽や浴室内の掃除に加えて風呂釜の掃除も欠かせません。こまめなお手入れで快適に風呂釜をお使いください。
お湯を沸かすたびに風呂釜から黒いススのような粒が出てくることはありませんか?実はこれも、綺麗に掃除を行うことで解決できる問題なのです、そのようなトラブルの際には、こちらで対処方法や具体的な掃除方法について解説しています、是非、参考にしてみてくださいね!