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業務用エアコンと家庭用エアコンの違いは?性能や電気代を比較

業務用エアコンと家庭用エアコンの違いは?性能や電気代を比較

エアコンには業務用と家庭用がありますが、その違いは何なのでしょうか?家のリビングと同じくらいの広さであれば、わざわざ業務用エアコンにしなくても家庭用エアコンでも良い気がしますよね。

そこでエアコンの業務用と家庭用について、詳しく解説していきます。業務用エアコンと家庭用エアコンの仕組みの違いから性能や電気代の比較まで分かりやすく解説します。業務用エアコンと家庭用エアコンで迷ったときの参考にしてくださいね。

目次[]

    1 エアコンの業務用と家庭用の違いとは?

    エアコンには業務用と家庭用の2種類があります。業務用と家庭用では何が違うのかが分かりにくいので、詳しく解説していきます。

    1.1 基本的な仕組みはほぼ同じ

    業務用エアコンでも家庭用エアコンでも、基本的な仕組みはほぼ同じ。ただし、一般的には業務用エアコンは「パッケージエアコン」と呼ばれていて、家庭用エアコンは「ルームエアコン」と呼んで区別しています。なぜならば、エアコン自体の仕組みはほぼ同じですが、少しだけ違いがあるからです。

    一つ目の違いはエアコン本体と室外機の組み合わせ。家庭用エアコンであるルームエアコンは、エアコン本体と室外機が一つずつでセットになっています。部屋にルームエアコンを設置した場合、その部屋の外には必ず室外機を一つ設置しなければならないのです。

    一方で、業務用エアコンであるパッケージエアコンは、広い場所で使うことが前提に設計されています。そのため、エアコン本体(室内機)が1台とは限らないのです。例えば、広いオフィスを効率的に冷暖房するために、室内機を3台設置するということも可能。広いオフィスを3つに分けて冷暖房することで、ムラのない室温調節が可能になるのです。しかも、室内機が3台あっても室外機は1つでOK。これをマルチ運転機能と呼び、室内機だけを分散させて効率化することができるパッケージエアコンの大きな特徴なのです。

    二つ目の違いは室内機の形状。業務用エアコンの室内機は形状も様々です。一般的な家庭用エアコンは壁に設置するタイプがほとんどですが、業務用エアコンは店舗などでよく見かけるような四角くて4方向などに風が出るタイプや壁面に埋め込まれているタイプなどがあります。店舗やオフィスの形に合わせて自由に選べる点も、業務用エアコンと家庭用エアコンの違いとなっているのです。

    1.2 大きな違いは冷暖房能力

    業務用エアコンと家庭用エアコンの大きな違いは冷暖房能力。特に業務用エアコンは広い場所や人の出入りが激しい場所で使うことも想定されていて、冷暖房能力が家庭用エアコンよりも能力が高いのです。

    例えば、コンビニなどに行くと、人が出入りするときに入り口の自動ドアが大きく開きますよね。混雑する時間帯などは、しばらくの間ドアが開いたままになることも珍しくないでしょう。そういうことが起こっても、店内を冷暖房が効いた状態に保つためにはエアコンの能力が高くないといけないということは、何となく分かりますよね。

    つまり、業務用エアコンは家庭用エアコンよりも能力が高く設計されて製造されているのです。しかも、人の出入りが多い店舗は能力がより高くないといけないですし、オフィスのように熱が出るOA機器が多くある場所も高い能力のエアコンが必要。このように、業務用エアコンは家庭用エアコンとは違った視点でエアコンを選ぶことが考慮されて作られているのです。

    エアコンを能力で区別した場合、家庭用エアコンは最も能力が小さいエアコンと考えることができます。オフィスや店舗で使う業務用エアコンはそれよりも少し能力が高く、大きなビルや商業施設などで使うエアコンはさらに能力が高くなっていると言えるのです。

    1.3 電源にも違いがある

    業務用エアコンと家庭用エアコンは電源も違います。一般家庭で使われる電源は「単相」という種類で、これは比較的少ない電力を送るための仕組み。そのため、主に「単相100V」が使われていました。ただし、近年の家電には大きな電力が必要な物もあり、ほとんどの家庭で「単相100V」と「単相200V」が使えるようになっているのです。

    一方で、業務用の電源は大きな電力が必要。そのため、家庭用の単相とは違う「三相」という仕組みが用いられています。業務用の電源である「三相200V」を使うと、大きな電力を使う物でも使えるようになるのです。例えば、単相200Vなどを使う家庭用エアコンでも能力に限界のあるのに対して、三相200Vを使う業務用エアコンでは家庭用エアコンの能力を超えるエアコンでも使うことが可能になっています。

    ただし、業務用の電源は「三相200V」と解説しましたが、選択肢としては「単相200V」もあります。電力の使用状況によっては単相200Vのほうが良い場合もあり、必ずしも業務用の電源である三相200Vを選ばなければならないという訳ではないのです。

    業務用エアコンと家庭用エアコンの比較

    2 業務用エアコンと家庭用エアコンを比較!

    ここからは、業務用と家庭用のエアコンを比較していきます。能力や電気代、用途別に比較するので、業務用と家庭用のエアコンで迷ったときの参考にしてください。

    2.1 能力はkW?馬力?

    業務用エアコンと家庭用エアコンでは能力の高さに違いがあります。また、業務用エアコンは人の出入りなどが多くて、大きな能力が必要とされる場面でも効率良く機能する必要があるのです。そのため、業務用エアコンは家庭用エアコンよりも負荷に耐える性能が高いと言えます。

    また、家庭用エアコンを探すために「ルームエアコン」で検索すると、その能力は「◯kW」という表記が一般的。この能力の数値を見て、消費電力を考えながら家庭用エアコンを選ぶという人が多いですよね。

    しかし、業務用エアコンの場合は、この能力の表記方法が異なります。業務用エアコンは「◯馬力」や「P◯形」などと表記されているのです。例えば、P40形という業務用エアコンがある場合、これを馬力にすると1.5馬力。この数値を見て、業務用エアコンを選ぶことになるのです。

    つまり、業務用エアコンと家庭用エアコンでは能力の表記に違いがあるため、能力を比較するのも簡単ではないと言えます。しかも、科学的な観点で単位を換算すると、普通は「1馬力=0.75kW」となるのです。それなのに、エアコンの能力の場合には「1馬力は約2.8kW相当」とされているため、混乱することまであります。

    話をまとめると、業務用エアコンと家庭用エアコンの能力を比較する場合、まずは業務用エアコンの「馬力(P◯形)」で表記された能力を「kW」に変換する必要があります。その場合は「1馬力は約2.8kW相当」として計算。その計算結果を比較して、業務用エアコンと家庭用エアコンの能力を比較しましょう。

    ちなみに、家庭用エアコンの能力は3馬力以下。対して、業務用エアコンは1.5馬力から10馬力まであります。そのため、業務用の空間で家庭用エアコンを使うことを検討しているのであれば、能力の最高値が3馬力でも対応できる空間である必要があるのです。

    2.2 電気代を比較すると?

    業務用エアコンと家庭用エアコンの電気代を比較する場合は、単相と三相という電源の違いがポイント。業務用の電源として三相で契約している場合、一般家庭の電気料金とは料金体系が異なります。そのため、トータルコストでどちらが良いのかを比較する必要があるのです。

    一般家庭の単相と業務用の三相の電気代を比較した場合、基本料金は単相のほうが少し安いと言えます。一方で、基本料金が高めとなる三相は1kWhあたりの電力単価が安め。つまり、電気を多く使う場合には電力単価が安い三相のほうが得になるのです。

    ただし、契約する電力会社によって料金体系が異なるため、正確なデータで比較したい場合は契約する電力会社のホームページなどで料金体系を確認することが重要。ここでの解説は、あくまで参考程度にしておきましょう。

    例えば、東京電力管内の場合、一般家庭の「従量電灯B」では、120kWhまでが「19.52円」で300kWhまでが「26.00円」です。それ以上は「30.02円」ですが、中間の「26.00円」で比較するのが分かりやすいでしょう。

    また、東京電力の業務用の「低圧電力」は、夏季が「17.06円」でそのほかが「15.51円」となっています。少し高めですが、エアコンを使う機会も多い夏場の電気代と考えて「17.06円」で比較すると分かりやすいですよ。

    さて、従量電灯Bの基本料金は、30Aが「842.40円」で40Aが「1,123.20円」です。対して、業務用の低圧電力は基本料金が「1,101.60円」なので、30Aで契約している家庭と比較すると、基本料金は少し高め。しかし、40Aで契約している場合には業務用のほうが基本料金も安いと言えます。加えて、電力単価が「約9円」業務用のほうが安いため、長くエアコンを使う場合は業務用エアコンのほうが得と言えるのです。ただし、業務用エアコンは初期投資が必要。工事費などがかかるため、一般家庭でエアコンを使う場合は家庭用エアコンにしておくほうがお得です。

    また、業務用エアコンの代わりに家庭用エアコンを使おうと考えている場合は、エアコンの使いすぎに要注意。家庭用エアコンは業務用エアコンと違って、大きな負荷に弱い面があります。人の出入りが激しくてエアコンの能力をフル活用するようであれば、家庭用エアコンはフル回転するので、エアコン自体の熱などもあって電気代はどんどんと高くなります。業務用に使うのであれば、やはり業務用エアコンのほうが良いと言えるでしょう。

    2.3 用途別に比較すると?

    エアコンを用途別に比較する場合、業務用エアコンはどのような業種で使うのかが大きなポイント。例えば、10坪(約33平方メートル)の場合、一般事務用の部屋で使う業務用エアコンは「1.8馬力(P45形)」くらいで良いでしょう。しかし、火を使って調理をする厨房がある飲食店・食堂などであれば、業務用エアコンの能力は「4馬力(P112形)」くらいが望ましいとされています。

    つまり、エアコンを用途別に比較する場合、業務用エアコンの場合は部屋の広さに加えて、業種や部屋の形状なども考慮する必要があるのです。反対に家庭用エアコンの場合は、主に部屋の広さで決めることができます。もちろん、部屋の気密性を考慮して、和室か洋室かなども考える必要がありますが、部屋の使い方は考えなくても良いですよね。ここが業務用エアコンと家庭用エアコンを比較するときの大きなポイント。

    家庭のリビング程度の広さしかないから、業務用エアコンを使わずに家庭用エアコンにしておこうと簡単に考えてはいけないのです。業務用にエアコンを設置する場合は、必ず業種や部屋の形状と広さを考慮して、どのエアコンにするのかを決めてください。

    3 まとめ

    業務用エアコンと家庭用エアコンの違いや電気代について解説してきました。業務用に家庭用エアコンを使っても構いませんが、業種などを考慮する必要があるので注意してください。また、業務用エアコンを使うほうが大きな負荷にも強いですし、電気代でもメリットがあることも忘れないようにしてくださいね。

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