ユニットバスのサイズは1418や1216が多い?最小、最大の大きさと測り方
2019年5月28日 更新ユニットバスのサイズを調べると、4ケタの数字で表されています。これだけではユニットバスのどこをどう表しているのか、よく分からないですよね。
そこで、ユニットバスのサイズの表記方法や測り方について、詳しく解説していきます。ユニットバスのサイズはどのくらいのが一般的なのか、最大や最小のサイズがあるのかなど、ユニットバスに関する疑問を解決するために役立ててくださいね。
目次
1 ユニットバスのサイズと測り方
ユニットバスには規格があるため、そのサイズもユニットバスの規格が分かりやすいように表記されるのが一般的です。しかし、ユニットバスのことをよく知らない人には、分かりにくいサイズの表記方法とも言えます。
1.1 ユニットバスのサイズは横幅と奥行の内寸で表す
ユニットバスとは、あらかじめ決められた規格に合わせて作った壁や天井などを現場で組み立てた浴室のこと。つまり、ユニットバスにはいくつかのサイズがあり、そのサイズ通りの部材を現場に持ち込んで組み立てているだけなのです。大きなプラモデルをイメージすると分かりやすくなりますよ。
さて、ユニットバスのサイズは基本的に浴室の「横幅」と「奥行」を測定しています。しかも、測るサイズは「内寸」と決められているため、浴室の中で横幅と奥行を測ることになるのです。
また、サイズは「mm」で測定するのが一般的。例えば、内寸が160cm(1.6m)であれば、ユニットバスの場合は「1600mm」となるのです。さらにユニットバスの規格としてサイズを表記する場合には、横幅と奥行の「○○mm」の上から2ケタをつなぎ合わせた形で表します。もしも横幅が「1600mm」で奥行も「1600mm」であれば、ユニットバスのサイズは「1616」となるのです。
1.2 ユニットバスのサイズは床面積に合わせている?
ユニットバスのサイズが「1616」の場合、横幅も奥行も1600mmです。しかし、サイズが「1317」のユニットバスは「1300×1700mm」なので、少し中途半端な数字と感じてしまいますよね。
実は、ここでポイントになるのが床面積。住宅の広さなどを表す場合、古くから「坪」という単位が使われています。家が何坪あるとか、リビングの坪数は○○であるなど、今でも坪という単位をよく使うため、聞いたことくらいはあるでしょう。
1坪は2畳分の広さで、およそ3.3平方メートル。サイズで表すと「1820×1820mm」というところです。そして、ユニットバスはこの床面積に合わせても違和感がないようにもなっています。そのため、ユニットバスの数字を見ると、中途半端な印象を受けてしまうのです。
坪数 | ユニットバスのサイズ | 浴室の内寸 |
---|---|---|
0.75坪 | 1216 | 1200×1600mm |
1217 | 1200×1700mm | |
1317 | 1300×1700mm | |
1坪 | 1616 | 1600×1600mm |
1717 | 1700×1700mm | |
1.25坪 | 1618 | 1600×1800mm |
1620 | 1600×2000mm | |
1.5坪 | 1624 | 1600×2400mm |
1618 | 1800×1800mm |
このように浴室部分の坪数に合うサイズになるようにユニットバスのサイズは決まっています。ユニットバスの壁の厚みなどがあるため、ぴったりというサイズはありません。また、坪数が同じでも土地の形が微妙に違う場合など、状況に合わせてユニットバスのサイズを選択。そのため、同じ坪数でも内寸が異なっているのです。
このように、決まった規格の中から状況に合わせて最適のユニットバスが選ばれます。ですから、自宅の浴室部分の床面積が「1坪」でも、必ずしも1坪のサイズに合うユニットバスを作れる訳ではないのです。ユニットバスにすることで、元々の坪数よりも浴室が狭くなってしまうことも考えられますよ。
また、マンションの場合は、マンション用のユニットバスのサイズを導入するケースもよくあります。主にマンションのためにあるユニットバスのサイズでは「1418」などが有名。限られた空間を有効活用できるユニットバスとなっています。
日本の住宅では昔から「尺モジュール」という「910mm」を基本単位とした設計が行われていました。坪数や畳数で考える場合に都合良く設計できるという訳です。しかし、近年のマンションなどは「メーターモジュール」という「1000mm(1m)」を基本単位にするケースがあります。そうなると、メーターモジュールで設計されるマンションには、そちらに合わせたユニットバスのサイズがあると都合が良いのです。ですから、自宅が戸建て住宅なのか、マンションなのかも考えてユニットバスのサイズを選ぶほうが良いと言えますよ。
ちなみにマンション用のユニットバスとしては、TOTOのマンションリモデル向けのユニットバス「シンラ」がこのサイズに該当。そのほか、LIXILのマンション用ユニットバス「スパージュ」や「リノビオ」にも採用されているサイズです。大手メーカーからも販売されているユニットバスのサイズですし、種類も豊富です。必ずしも選択肢が減ったと言う訳ではないので安心してくださいね。
1.3 ユニットバスのサイズに関するデメリット
ユニットバスのサイズには、実はデメリットが隠れています。リフォームするときには大きな意味を持つため、知っておくほうが良いでしょう。特に在来工法の浴室(タイルやモルタルなどで仕上げてある浴室のこと)からユニットバスにリフォームする際には要注意。
在来工法の浴室ではサイズが自由になるため、スペースを無駄なく活用しています。形も自由にできるため、デッドスペースができることはないのです。しかし、ユニットバスのサイズは規格が決まっています。そのため、浴室をユニットバスにする場合、浴室のスペースに合うサイズのユニットバスを採用。すると、ユニットバスの場合は、在来工法の浴室の場合と違ってデッドスペースができるおそれがあるのです。
また、ユニットバスのサイズを見れば分かるように「天井の高さ」は記載されていません。しかし、ユニットバスの天井の高さはほぼ決まっていて、一般的には「約2.1m」となっているのです。もちろん、メーカーによってはもう少し高さのあるユニットバスもありますが、換気扇を設置するスペースなどが必要という理由などからこの高さになるのが一般的。すると、在来工法の浴室よりも天井が低いと感じることがあります。
実際には天井に頭をぶつけることはほとんどないと言えます。しかし、高身長の人はユニットバスの天井が低いと感じることもあるでしょう。さらに圧迫感があるという人もいるため、ユニットバスにリフォームするときには要注意。
2 ユニットバスの標準的なサイズとは?
ユニットバスのサイズは様々なので、どれが良いかが分かりにくいですよね。そこで、ユニットバスの標準的なサイズや最大や最小のサイズについて、詳しく解説していきます。
2.1 ユニットバスの標準的なサイズと最大や最小のサイズ
ユニットバスは、すでに解説したようにサイズは様々。しかし、一般的に使われるユニットバスのサイズは決まっていて、いわゆる「標準的なサイズ」と考えられるサイズがあります。
戸建て住宅の場合、ユニットバスのサイズは「1216」と「1616」が標準。それぞれが「0.75坪」と「1坪」に対応しているサイズで、多くのユニットバスメーカーが採用しているサイズです。マンションの場合は「1418」と「1620」が標準。それぞれが「0.75坪」と「1坪」に対応するサイズですが、狭くなりやすいマンションの場合は「1418」が採用されるケースが多くなっています。
また、ユニットバスの最小サイズは「1014」など。TOTOの「WHシリーズ」などがこの最小サイズをカバーしています。マンションにシンプルでコンパクトサイズのユニットバスを設置したい場合には低価格でおすすめです。
一方で、ユニットバスの最大サイズは断言するのが難しいのです。広く知られているユニットバスの大きなサイズとしては「1624」や「1818」などがあります。しかし、近年はより広いタイプのユニットバスを提供するメーカーも増えているのです。
例えば、LIXILと技術提携している「株式会社タケシタ」は「2000シリーズ」というユニットバスを提供。手足を伸ばしてくつろげるユニットバスということで、ラインナップには「2022」と「2024」という広いユニットバスがあるのです。ここまで広いユニットバスを選ぶ人はそこまで多くないため、ユニットバスの最大サイズは「より広いタイプが増えている」という認識が良いと言えますよ。

2.2 ユニットバスのサイズと価格の関係性
ユニットバスは規格が決まっていることで、生産量を増やせるというメリットが存在。生産量が多くなれば、それだけ価格は下げられるのです。つまり、生産量が最も多い標準的なサイズのユニットバスを選べば、それだけコストパフォーマンスが良くなると言えます。
一方で、極端に小さいサイズや大きいサイズは、ユニットバスでも生産量は限定的。そのため、生産に必要なコストが高くなり、ユニットバスでも割高になってしまいます。浴室のスペースの都合で最小サイズのユニットバスとなってしまう場合などは仕方がありませんが、そうでなければ、上で紹介した標準的なサイズを選ぶほうが良いでしょう。
また、特に大きなサイズや広いユニットバスを選ぶ人は、より良い物を選ぶ傾向にある人が多いため、ユニットバスもより良い製品となってしまいます。ですから、必要以上に大きなサイズのユニットバスを選ぶと高額になるケースも多々あるのです。
ユニットバスは「広すぎず」かつ「狭すぎず」を基準に選ぶのがベスト。できるだけ標準的なサイズのユニットバスを選ぶのが、最もコストパフォーマンスが良いですよ。
2.3 ユニットバスにリフォームするときの注意点
ユニットバスにリフォームする場合、ユニットバスのサイズに天井の高さがないというデメリットがあることは紹介しました。もちろん、リフォームの際にユニットバスのサイズを確認すれば、天井の高さも確認可能。ですが、注意が必要なことは確かです。
また、ユニットバスのサイズはメーカーごとに異なります。同じ1坪用のユニットバスでも、メーカーによって異なるサイズのユニットバスとなることは珍しくないのです。さらに、ユニットバスのサイズが同じでも、それは構造とは別問題。浴槽の配置などはユニットバスのサイズだけを見ても分からないことの一つです。同じサイズのユニットバスでも、扉と浴槽の位置関係などが好ましくない製品などもあります。
ユニットバス選びでは、ユニットバスのサイズだけがすべてではありません。写真やカタログだけでは分からないこともあるため、ショールームなどで実物を確認するほうが良いでしょう。ユニットバスのサイズだけで製品を選んでしまうと、後悔することもあるので注意しておきましょうね。
3 まとめ
ユニットバスのサイズについて、測り方や表記方法などを解説してきました。ユニットバスは標準的なサイズを選ぶほうがコストパフォーマンスは良いですよ。また、ユニットバスには様々なサイズや配置、構造があるので、後悔しないようにショールームで実物を見てから決めることをおすすめします。