システムバスとは何?ユニットバスとの違いやメリットは掃除が楽なこと?
2018年8月28日 更新皆さんは、システムバスがどのようなものかご存知ですか?「名前は聞いたことあるけれど、どのようなものかはよくわからない……。」という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。システムバスとは、工場であらかじめ壁・天井・浴槽・床などを成型しておき、それらを現場に搬入して組み立てる浴室のことを指します。浴槽などが入った箱を、家の浴室スペースにすっぽりはめ込むというイメージがわかりやすいかもしれません。かつてはユニットバスとも呼ばれていました。
さて、このシステムバスは、近頃多くの人々が注目している製品のひとつ。「浴室のリフォームならシステムバス」と言っても過言では無いほど、導入率は上がってきています。それでは、なぜシステムバスは注目を集めているのでしょうか。ここでは、3つの視点からシステムバスのメリットに迫ります。
目次
メリット1 家計にもやさしい!素早い施工でお手軽に
システムバスのメリットを考えたときに、必ずと言って良いほど挙げられるのは、そのお手軽さ。システムバスを設置するための工事は、期間が大変短く済みます。在来工法で浴室をリフォームする場合、壁を作り、床を作り、浴槽を設置し、水道管などを整えて、それからタイル等で防水対策をして……と、かなりの手順を踏む必要があります。それぞれの作業に異なる専門家が必要となるため、作業には時間がかかり、また人件費も膨れ上がります。
ところが、システムバスなら、工場であらかじめ成型されたものを運び込んで組み立てるだけなので、施工期間は、なんと在来工法の3分の1。2~3日で工事が終わってしまいます。新築なら兎も角として、リフォームの場合、工事の間はお風呂を使うことができなくなってしまうわけですから、施工期間が短いに越したことはありませんよね。
さらに、組み立てるだけなら人件費も抑えることができ、また、施工期間が短いのでお財布にもやさしいです。在来工法と異なり、組み立て以外のすべてが工場で完成しているため、仕上がりのクオリティにばらつきも少なく、安心して工事を依頼することができるのも、システムバスのメリットのひとつといえるでしょう。
メリット2 お手入れ簡単!高い防水性でラクラクお掃除
システムバスの最大のメリットは、その防水性にあります。従来の浴室は結露ができやすく、そのためカビが生えやすくてお手入れも大変でした。また、防水用に貼られたタイルが割れてきたりなどして、水漏れが起こってしまうことも……。システムバスは、従来の浴室が持つこれらの問題点を見事に解消して見せたのです。
まず、防水性・防汚性に優れた素材で壁や床、浴槽が作られているため、簡単なお掃除だけでお風呂を清潔に保つことができます。また、システムバスは断熱性が非常に高いため、結露ができにくく、カビがあまり生えません。近頃は、カビが生えやすいゴムパッキンを使わない扉なども考案され、ますますお手入れが簡単になってきています。
さらに、システムバスはもともとの防水性に加えて、床と壁が一体成型されています。継ぎ目のない水槽をイメージしてみてください。水槽には継ぎ目が無いため、水を注いでも水漏れすることなどありませんよね。システムバスも同様に、床や壁に継ぎ目が無いため、水漏れを心配せずにお風呂を楽しむことができるのです。お風呂掃除の面倒くささを取り払って、快適にお風呂を楽しみたい。そんな願いを実現してくれるのが、システムバスなのです。
メリット3 いつでもあたたか!優れた性能で快適お風呂
システムバスのメリットの三つ目には、優れた性能が挙げられます。たとえば、システムバスの、非常に高い断熱性や保温性・保湿性。これらの秘密は、システムバスの構造にあります。先に述べた通り、システムバスは床と壁が一体成型されているため、隙間がほとんどありません。
さらに、家の部屋の中に箱をすっぽりはめ込んだ形になっているため、浴室周りの壁や床が二重構造になっています。これらの構造が断熱性・保温性・保湿性を跳ね上げて、冬でも浴室内を暖かく保ってくれるのです。
また、システムバスは小さなお子様からお年を召した方まで安心してお風呂を楽しむことができるよう、バリアフリー仕様にデザインされています。たとえば、洗い場と脱衣所の段差が小さかったり、手すりが設置されていたり。さらに、昨今のシステムバスは、ミストサウナや床暖房、テレビなどの機能をつけることも可能。毎日の疲れを癒してくれます。このように、非常にハイスペックなシステムバスは、私たちのお風呂ライフをより豊かにしてくれるのです。
いかがでしたでしょうか?お風呂は毎日の疲れを癒してくれる大切な場所。システムバスを導入して、お風呂をよりいっそう落ち着ける場所にしてはいかがでしょうか。これを機に、システムバスへのリフォームをご検討ください。