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床暖房の電気ヒートポンプ式とガス式を比較!光熱費が安いのは?

床暖房の電気ヒートポンプ式とガス式を比較!光熱費が安いのは?

床暖房は空気が乾燥しにくくて良いですよね。しかし、床暖房には様々な種類があって、どれが良いのかで迷うことはありませんか?

そこで、床暖房の中でも人気の電気ヒートポンプ式とガス式を比較して紹介します。それぞれのタイプの床暖房の仕組みやランニングコストなどを比較するので、床暖房の光熱費が気になる人は必見ですよ。

目次[]

    1 床暖房の仕組みとは?

    床暖房は大きく分けて2種類。電気ヒーター式と温水式の床暖房に分類できます。一般的には温水式床暖房のほうが光熱費は安くなるため、電気ヒートポンプ式やガス式の温水式床暖房が人気なのです。

    1.1 床暖房の種類と初期費用や光熱費の関係

    床暖房の中でも人気があるのは「電気ヒートポンプ式」や「ガス式」の温水式床暖房。光熱費も電気ヒーター式床暖房よりも安いからです。しかし、一般的には温水式床暖房が人気なのですが、イニシャルコスト(設置費用)の安さや設置の手軽さから電気ヒーター式床暖房を選ぶ人もいます。

    そこで、まずは電気ヒーター式床暖房を一覧で紹介します。

    電気(ヒーター)式床暖房
    方式・熱源 特徴
    蓄熱式
    • 深夜に蓄熱体を暖めて昼間に放熱
    • 深夜の安い電力を使用
    • 光熱費が安い
    PTCヒーター式
    • PTCヒーターに電気を流す
    • 必要以上の電気を消費しない
    • PTCヒーターは温度上昇に伴って電気が流れにくくなり、電力消費が抑制されるため
    電熱線ヒーター式
    • 電熱線に電気を流す
    • 最も単純で安価
    • 光熱費は高い
    カーボン式(炭素繊維式)
    • カーボンヒーター(炭素繊維)に電気を流す
    • 薄くて熱効率が良いカーボンシートを使う
    • 比較的安価で光熱費も安め

    電気ヒーター式床暖房は4種類。蓄熱式の床暖房は光熱費も安くて良いのですが、新築住宅に設置するのが一般的です。しかも、設置費用が高いですし、オール電化の家に設置するという選択になります。そして、集合住宅では難しいのも蓄熱式床暖房のデメリット。

    また、薄いカーボンシートを使うカーボン式(炭素繊維式)は施工しやすい反面、異常発熱などのリスクがあります。水回りなどに使いにくいため、選ぶ人は少ないというのが実情です。

    次に温水式床暖房を一覧で紹介。

    温水式床暖房
    方式・熱源 特徴
    エコキュート(多機能型)
    • 熱源は電気で深夜の安い電力を使用
    • 電気で沸かした温水を利用
    • 給湯と床暖房の両方に使うので制限がある
    • 初期費用が高い
    電気ヒートポンプ式
    • 熱源は電気で空気の熱も利用
    • 空気の熱で沸かした温水を使う
    • 光熱費は安いが初期費用は高い
    太陽熱温水器
    • 太陽の熱を利用
    • 太陽の熱で沸かしたお湯をガスなどで再加熱する
    エコジョーズ
    • 熱源はガス
    • ガスボイラーの排熱を回収して利用するタイプ
    • ガスで沸かした温水を利用
    • 給湯と床暖房の両方が使える
    • 光熱費は高め
    ガス給湯器(温水暖房つき)
    • 熱源はガス
    • ガスで沸かした温水を利用
    • 給湯と床暖房の両方が使える
    • 光熱費は高め
    ガスボイラー
    • 熱源はガス
    • ガスで沸かした温水を利用
    • 床暖房のみに使い、初期費用がとても安い
    • 光熱費は高め
    エコウィル
    • 熱源はガスでガスエンジンにより発電
    • 発電のときの排熱などを活用してお湯を沸かす
    • 沸かした温水を床暖房に使う
    石油(灯油)ボイラー
    • 熱源は灯油で定期的に給油する必要あり
    • 灯油を使ってお湯を沸かす
    • 広い面積に対応できる
    • 光熱費が安め
    エコジョーズ+ヒートポンプ
    • ハイブリッド式の床暖房
    • エコジョーズとヒートポンプを組み合わせた給湯器
    • それぞれの長所を生かしている
    エコジョーズ+太陽熱
    • ハイブリッド式の床暖房
    • 太陽熱でお湯を沸かして利用
    • エコジョーズは補助的な役割
    • 太陽熱を使うので光熱費が節約できる

    エコキュートを使う床暖房は給湯と床暖房の両方が使えるため、一石二鳥の床暖房。ただし、エコキュートの給湯能力に制限があり、広い範囲の床暖房が難しいというデメリットもあります。

    一方で、電気ヒートポンプ式は床暖房用のヒートポンプを使うため、エコキュートよりも広い範囲の床暖房が設置可能。空気の熱を利用することで光熱費も抑えられます。ただし、給湯器とは別にヒートポンプを設置するため、床暖房を設置する初期費用としては高いのが欠点。それでも光熱費が安いので、数年でトータルコストが安くなるというメリットもあります。

    床暖房の初期費用が安いのはガスボイラー。エコジョーズや温水暖房つきのガス給湯器であれば、給湯と床暖房の両方が使えますが、床暖房用のガスボイラーを設置するほうが費用は安くなります。ただし、光熱費がヒートポンプ式よりも高いため、トータルコストは数年で逆転することになるのです。

    ハイブリッド式の床暖房は新しいタイプの床暖房。これからの床暖房でもあるため、将来を見据えた設置も有効です。ただし、ハイブリッド式の床暖房も初期費用が高め。光熱費が安くなるというメリットもありますが、現段階では電気ヒートポンプ式やガス式のほうが人気という側面があります。そのため、ハイブリッド式の床暖房の口コミなどが広まることで人気が高まると考えられているのです。

    1.2 電気ヒートポンプ式の床暖房の仕組み

    床暖房の中では、電気ヒートポンプ式はランニングコストの安さで人気です。そこで、ランニングコストで床暖房を選びたい人のために、電気ヒートポンプ式の床暖房の仕組みを解説。

    電気ヒートポンプ式の床暖房は「ヒートポンプ」で沸かしたお湯を使っています。エコキュートやエアコンでもヒートポンプは使われていて、電気ヒートポンプ式の床暖房の仕組みはエコキュートの床暖房とほぼ同じと考えても良いでしょう。

    まず、ヒートポンプは外から取り込んだ空気を圧縮。圧縮された空気は温度が高くなるため、その熱を配管から取り込んだ水に水熱交換器を使って受け渡します。熱を受け取った水は温度が上昇してお湯になり、そのお湯を床に張り巡らせた配管に流すことで部屋を暖めるという仕組み。

    ヒートポンプ式の床暖房は温水を床に流すことで部屋を暖める仕組みなので、急激に室温が上昇するような床暖房ではありません。しかも、床暖房用のヒートポンプの設置費用が高く、初期費用の高さが難点の床暖房とされているのです。

    ただし、光熱費が安く、ほかの方式の床暖房とトータルコストの比較では有利。オール電化の場合にはさらに光熱費が安く、安全性にも優れています。つまり、長い目で見て電気ヒートポンプ式の床暖房を採用するという人も少なくないのです。

    床暖房のヒートポンプ式とガス式の選び方

    1.3 ガス式の床暖房の仕組み

    床暖房の中では、ガス式の床暖房は初期費用の安さで人気です。そこで、初期費用の安さで床暖房を選びたい人のために、ガス式の床暖房の仕組みを解説。

    ガス式の床暖房は「エコジョーズ」「ガスボイラー」「暖房つきガス給湯器」の3種類。どれもガスバーナーでお湯を沸かすという点は同じですが、少しずつ違う点もあるので個別に解説します。

    まず、ガスボイラーは床暖房専用のボイラーを設置して、ガスバーナーで沸かした温水を床の配管に流して部屋を暖める仕組み。床暖房専用のガスボイラーを設置するため、給湯との兼ね合いがなく、制限を受けることはありません。また、スイッチを入れた直後は流す温水の温度を高くすることで、素早く室温を上昇させることができるのです。

    暖房つきガス給湯器もガスボイラーと同じ仕組み。ただ、床暖房以外にも給湯に使えるという機能があります。しかし、ガス給湯器は使うときにガスバーナーでお湯を沸かすため、特別に制限がある訳ではないのです。これはエコジョーズを使うガス式の床暖房でも同じです。

    ただし、エコジョーズはガス給湯器が排出している熱(蒸気)の中に水の配管を潜らせて温めたお湯を沸かすという仕組みを採用。通常のガス給湯よりも効率が良いというメリットがあります。

    ガス式の床暖房のメリットは、ヒートポンプ式の床暖房よりも本体がコンパクトという点。設置場所に困らず、マンションなどでも設置が容易なのです。また、床暖房専用のガスボイラーを設置する場合は費用が安いですし、少し高いエコジョーズでもヒートポンプの設置と比較すれば、十分に安いと言えます。エコキュートと比較すると、エコジョーズの設置費用は約半分。初期費用の安さでは、圧倒的にガス式の床暖房なのです。

    ただし、光熱費はヒートポンプ式の約2倍。使用頻度などによっても異なりますが、トータルの光熱費はガス式のほうが高いというのが一般的な見解です。

    2 床暖房の光熱費はどのくらい?

    電気ヒートポンプ式とガス式の床暖房を比較したとき、光熱費が安いのは電気ヒートポンプ式とされています。では、どのくらいの光熱費なのか?ここからは床暖房の光熱費について解説。

    2.1 電気ヒートポンプ式とガス式の光熱費を比較!

    床暖房に限らず、暖房器具は地域や使用頻度などによって光熱費が異なります。そのため、正確な光熱費を紹介することは難しいのですが、電気ヒートポンプ式とガス式の床暖房のおよその光熱費を紹介。

    参考にするのは、空調メーカーとして有名な「ダイキン工業」による光熱費の試算です。ダイキン工業が販売する電気ヒートポンプ式温水床暖房「ホッとエコフロア」が使われています。

    方式 年間の光熱費(ランニングコスト)
    電気ヒートポンプ式床暖房
    (ダイキン工業:ホッとエコフロア)
    約19,200円
    ガス式床暖房
    (24号タイプ)
    約44,200円

    ダイキン工業の電気ヒートポンプ式の床暖房では、年間の光熱費が「約19,200円」となっています。ガス式の「約56%」の光熱費なので、圧倒的に安いことが分かるでしょう。

    また、電気ヒートポンプ式の床暖房については、中部電力が「ヒートポンプ式床暖房の実用性能評価」という研究を報告。その研究結果によると、温暖地のヒートポンプ式の床暖房の平均光熱費は「約26,200円」で、ガス式の約51%だったと報告されています。さらに寒冷地でも同様に実験が行われていて、そちらの結果はヒートポンプ式の床暖房の平均光熱費が「約41,300円」で、ガス式の約52%だったと記されているのです。

    いずれにしても、ダイキン工業の試算も中部電力の実験結果も大きな開きがないと言えます。つまり、ヒートポンプ式とガス式の床暖房の光熱費を比較すると、電気ヒートポンプ式の温水式床暖房の光熱費が約半分で安いと結論づけることができるのです。

    ヒートポンプ式とガス式の初期費用とコスト

    2.2 どちらの床暖房が得になる?

    電気ヒートポンプ式とガス式の床暖房を比較すると、光熱費が安いのは電気ヒートポンプ式の床暖房。しかし、初期費用が安いのはガス式なので、どちらが得なのか、気になりますよね。

    実は、先ほど紹介した中部電力の研究報告ではトータルコストまで比較されています。その結果には、温暖地では「約5年」で電気ヒートポンプ式の床暖房のトータルコストが安くなるというデータを明記。また、寒冷地では「約4年」で電気ヒートポンプ式の床暖房のほうがトータルコストで安くなるため、4年以上使うのであれば、光熱費が安い電気ヒートポンプ式の床暖房を購入するほうが得ということになるのです。

    3 まとめ

    電気ヒートポンプ式とガス式の床暖房について、光熱費などを比較しました。光熱費が安いのは電気ヒートポンプ式ですが、床暖房としての初期費用が安いのはガス式です。長く使うことを考えて電気ヒートポンプ式を購入するか、初期費用を抑えるためにガス式を購入するかで床暖房の種類を決めてくださいね。

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