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換気扇を24時間つけっぱなしにした時の電気代は?火災の危険はある?

換気扇を24時間つけっぱなしにした時の電気代は?火災の危険はある?

お風呂やトイレの換気扇をつけっぱなしにすると電気代が高くなるので、換気扇は一定時間で消すという人も多いですよね。しかし、本当は、換気扇を24時間つけっぱなしにするほうが良いのですが、ご存知でしたか?

換気扇を使い続けると、火災のリスクがあるという話も聞きますし、電気代もかかりそうですよね。しかし、実は換気扇をつけっぱなしにするほうがメリットも多いですし、電気代もそこまで高くはなりません。

ここでは、換気扇を24時間つけっぱなしにしたときの電気代やメリット、火災のリスクがないことなどについて、詳しく解説しています。

目次

    1 換気扇をつけっぱなしにした時の電気代

    実は換気扇をつけっぱなしにしていても、電気代はそこまで高くはなりません。むしろ換気扇をつけっぱなしにしたときのメリットを考えると、その電気代すらも安く感じるくらいですよ。

    1.1 換気扇の場所によって電気代は異なる

    換気扇は設置場所によって消費電力が異なるため、つけっぱなしにした場合の電気代も換気扇の設置状況で異なるのです。そのため、どこの換気扇をつけっぱなしにするのか、何台の換気扇をつけっぱなしにするのかなど、自宅の状況に照らし合わせながら電気代を確認することが大切になります。

    また、換気扇に限らず、電気代は地域ごとに異なります。契約している電力会社によっても異なるため、目安となる電気代の計算には主要な電力会社の平均単価に相当する「27円/kWh」を用いています。

    1.2 トイレの換気扇

    ほとんどの家庭のトイレには換気扇が設置されています。特にトイレは嫌なニオイがこもりやすい場所なので、換気扇をつけっぱなしにしたいという人も多いでしょう。そこで、トイレの換気扇をつけっぱなしにしたときの電気代から解説していきます。

    換気扇の種類 平均的な消費電力 24時間の電気代 1年間の電気代
    パイプファン 約3W 約1.94円 約709.56円
    天井埋込形換気扇 約10W 約6.48円 約2365.2円
    ダクト用換気扇 約15W 約9.72円 約3547.8円

    一般的なトイレの換気扇は「パイプファン」という消費電力が少ないタイプ。ほかの2つのタイプという場合もありますが、トイレの換気扇はほとんど消費電力がないと考えても良いでしょう。    

    また 、同じパイプファンの換気扇でも、消費電力が「約1.6W」しかないという物もあります。計算に使った消費電力の半分ほどなので、換気扇をつけっぱなしにしたときの電気代も実際には半分程度ということもあるでしょうね。

    1.3 お風呂の換気扇

    お風呂は湿気も溜まりやすく、換気扇をつけっぱなしにするほうが良い場所ということが分かりやすいですよね。しかし、トイレよりも湿気が多い分だけ、お風呂の換気扇のほうが消費電力は多いと言えます。

    換気扇の種類 平均的な消費電力 24時間の電気代 1年間の電気代
    パイプファン 約3W 約1.94円 約709.56円
    浴室用換気扇 約10W 約6.48円 約2365.2円
    天井埋込形換気扇 約10W 約6.48円 約2365.2円
    ダクト用換気扇 約20W 約12.96円 約4730.4円

    お風呂の換気扇は、トイレの換気扇よりも一般的に消費電力が大きいというのがポイント。同じくらいの消費電力の換気扇を使う場合もありますが、やはり浴室用換気扇など、お風呂に適した換気扇が選ばれていることが多いのです。

    また、浴室用換気扇や天井埋込形換気扇など、同じタイプの換気扇でも消費電力は異なります。消費電力が少ない物はパイプファンとあまり変わらない換気扇もありますし、大きくなれば、ダクト用換気扇に近い消費電力ということもあるのです。まずは、自宅の換気扇のタイプと消費電力を取扱説明書などで確認してみましょう。

    お風呂の換気扇は、ダクト用換気扇や浴室用換気扇が人気です。家の浴室によっても異なりますが、よく分からない場合にはこの2つの換気扇の電気代を目安にすると良いと言えます。

    1.4 キッチンの換気扇

    キッチンの換気扇は、料理の湯気や油分などを部屋に残さないためにも十分な出力が必要です。そのため、換気扇の消費電力もトイレやお風呂よりも大きくなります。

    キッチンの換気扇の特徴としては、お風呂やトイレでは使われない「レンジフード」というタイプの換気扇が使われることです。ほかの場所では使わない換気扇なので、ほかの換気扇の電気代はあまり参考にならないと言えますよ。

    換気扇の種類 平均的な消費電力 24時間の電気代 1年間の電気代
    一般換気扇 約20W 約12.96円 約4730.4円
    レンジフード 約30W 約19.44円 約7095.6円
    DCモーター省エネモードなど 約5W 約3.24円 約1182.6円

    レンジフードタイプの換気扇は消費電力が大きいと言えるでしょう。しかし、新しい換気扇は「DCモーター」や「省エネモード」などが搭載されているため、消費電力が抑えられています。

    例えば、DCモーターが搭載されているパナソニックのレンジフードなら、換気扇をつけっぱなしにしても消費電力はわずか5W。消費電力が少ないパイプファンの換気扇とほぼ同じなので、安心して換気扇をつけっぱなしにできますよ。

    キッチンの換気扇をつけっぱなし

    2 換気扇をつけっぱなしにするメリット

    換気扇をつけっぱなしにしたときの電気代について理解できたと思います。それでも、やはり換気扇をつけっぱなしにするのは勿体ないと思う人もいるでしょう。そこで、換気扇をつけっぱなしにするメリットについて解説します。電気代に見合うメリットがあるかどうか、確認してください。

    2.1 湿気が溜まらない

    換気扇をつけっぱなしにすることで、家の中に湿気が溜まらなくなるというメリットがあります。

    お風呂などは湿気も多く、カビが生えたり雑菌が繁殖したりしやすいですよね。そのため、お風呂の換気扇はつけっぱなしにしたいという人も少なくないと思います。もしもお風呂の換気扇をつけっぱなしにしても、その電気代は「2,000~5,000円」の範囲です。カビが生えたり雑菌が繁殖したりすることを考えると、電気代を支払うほうが良いのではないでしょうか。

    例えば、換気扇をつけっぱなしにしないでカビが生えると、カビ取りの洗剤などを購入して時間をかけて掃除することになります。それが換気扇をつけっぱなしにするだけで予防できるのです。とても楽ですよね。

    2.2 小さなゴミやホコリが溜まらない

    換気扇をつけっぱなしにすると、小さなゴミやホコリが溜まらないというメリットもあります。特に花粉症の人などは換気扇をつけっぱなしにするほうが、いくらかでも症状が抑えられるのではないでしょうか。

    換気扇をつけっぱなしにすれば、部屋に空気の流れができます。外から花粉や小さなゴミなどが入ってきても、換気扇が生み出した空気の流れで花粉や小さなゴミは排出。換気扇をつけっぱなしするだけで空気を清浄な状態に保てるのです。

    2.3 ニオイが充満しない

    部屋や家のニオイは布などに染みついています。消臭剤を使ったり掃除をしたりすることも大切ですが、生活臭を消すには換気扇のつけっぱなしも有効な対策になるのです。

    換気扇は常に新しい空気を取り入れてくれるため、家にニオイが充満しないのです。嫌なニオイやペットのニオイなども、換気扇でサッと空気の入れ替えが完了。換気扇をつけっぱなしにしておけば、その状態がキープできます。

    2.4 化学物質の排出

    家を建てるときに使われるホルムアルデヒドやトルエンなどは、体調不良を招く原因物質となることが知られています。一般的に「シックハウス症候群」と呼ばれます。換気扇をつけっぱなしにすることで、これらの原因物質を部屋の外へ排出できるのです。

    また、建材の化学物質だけではなく、石油ストーブやカビ・ダニなどもシックハウス症候群の原因となります。それらを効率的に排出するのにも、換気扇のつけっぱなしが有効。急に症状が出ることもあるので、その対策のためにも換気扇をつけっぱなしにしてみましょう。

    2.5 ウィルス対策

    冬になると、インフルエンザや風邪が流行します。インフルエンザ対策には、室内の換気が有効なことはよく知られています。換気扇をつけっぱなしにすることで、室内の換気ができるため、有効なインフルエンザ対策になりますよ。 換気扇のつけっぱなしは、インフルエンザ以外のウィルス対策にも効果があるとされています。小さな子どもがいる家庭では、ウィルス対策は重要ですよね。手洗いやうがいなど、様々なウィルス対策の一環として、換気扇のつけっぱなしも取り入れてみましょう。

    ウイルス対策にもなる

    3 換気扇をつけっぱなしにすると火事になるリスクがある?

    換気扇をつけっぱなしにすると、火事になるリスクがあると思っている人もいるでしょう。しかし、総務省(消防庁)が発表した平成29年の火災原因の上位に、換気扇は入っていません。上位にはストーブが原因の火災が「6.2%」などがありますが、換気扇が原因となった火災はランキング外なのです。

    また、換気扇が原因となった火災は「製品の不具合」によるものが数件。一般的に換気扇をつけっぱなしにしても火事になるリスクが高まるということはないのです。

    3.1 換気扇の掃除をする

    換気扇が原因で火災にならないためにも、換気扇の掃除は重要です。特にホコリやゴミが溜まった換気扇は危険。いくら換気扇が安全でもホコリやゴミが溜まっていれば、火事になるリスクは高くなります。

    ただし、いつも換気扇の掃除をしておけば、換気扇をつけっぱなしにしても火事になるリスクはほとんどありません。換気扇の構造上、火事のリスクを考える必要はないと言えるからです。

    3.2 異常な音や変なニオイは故障のサイン

    換気扇の寿命はおよそ15年。特に耐久年数がカタログなどに記載されていない換気扇でも10~20年が寿命と考えておくのが良いでしょう。

    そこで重要になるのが、換気扇から異常な音や変なニオイがする場合です。換気扇の寿命が近くなっていれば、異常な音やニオイは故障のサインと考えられます。換気扇をつけっぱなしにするときには、異常な音やニオイがないか、確認することも換気扇を安全に使うためのポイント。

    また、換気扇の寿命がまだあると思っても、異常な音やニオイがするときは換気扇を必ず止めましょう。それから、専門業者に検査を依頼してください。問題がない場合もありますが、換気扇のどこかに不具合が生じていることがあります。そのまま使い続けると、換気扇から出火するリスクがあると言えます。異常な音やニオイがするときは換気扇をつけっぱなしにしないでくださいね。

    4 まとめ

    換気扇をつけっぱなしにしたときの電気代や火災のリスクについて解説してきました。換気扇をつけっぱなしにしても電気代は高くありません。それよりも換気扇をつけっぱなしにするほうがたくさんのメリットがあるので、換気扇を消す必要はないと言えるでしょう。

    どうしても換気扇の電気代が気になる場合には、お風呂の換気扇のように大きなメリットが得られるところから試してみると良いですよ。

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