カテゴリ
からさがす ▼
すべてのカテゴリ
> >
【2021年】換気扇のおすすめメーカーは?性能や電気代を比較

【2021年】換気扇のおすすめメーカーは?性能や電気代を比較

換気扇と聞くと、どこも一緒と思っている人も多いでしょう。しかし、いざ換気扇購入の為に比較してみると、換気扇の構造は意外と単純なので、メーカーごとの比較が難しく、どの機種が良いのかなどわかりにくいのです。

そこで今回は、おすすめメーカーごとに性能や電気代を紹介します。換気扇の比較ポイントなども解説するので、換気扇を選ぶときの参考にしてください。

目次

1 換気扇のおすすめメーカーと比較ポイント

換気扇のおすすめメーカーは次のようになっています。

  • 三菱電機
  • パナソニック
  • 高須産業
  • 東芝
  • 日本電興

三菱電機、パナソニック、東芝は家電メーカーとしても有名なので、特別な解説は必要ないでしょう。それぞれが優れたメーカーで、換気扇の分野でも性能が良い製品を多く生産しています。

また、換気扇や換気システムを中心に手がけている「高須産業」は、換気扇を選ぶときには必ず検討したいメーカーの一つです。先に紹介した大手メーカーと比較すると、聞き覚えがないという人もいるかも知れませんが、かなり人気がある換気扇のメーカーです。口コミサイトなどでも高須産業の換気扇は評価が高く、コスパが良い、安くて高性能などの口コミや評判が寄せられています。

さらに、「日本電興」は昔ながらのシンプルで頑丈な換気扇などが人気です。大手メーカーの換気扇と比較すると、フィルターを交換する感覚で購入できるという口コミなどがあるくらいに、低価格でも販売されています。しかも、換気扇自体がシンプルなので、故障しにくいという評価もあるのです。また、リビングなどに設置できる窓用換気扇なども高い支持があり、2台、3台と購入する人までいるようですよ。

1.2 換気扇の比較ポイント

換気扇は、どこをどう比較すれば良いのかが分かりにくいですよね。そこで、換気扇の比較ポイントを解説。換気扇は次のポイントを参考に比較してみましょう。

比較ポイント 内容
種類
  • 一般用換気扇
  • サニタリー用換気扇
  • 窓用換気扇
  • 壁掛形換気扇
機能
  • 常時換気
  • 24時間換気
  • 強制排気
  • 同時給排
  • 局所換気
タイプ
  • パイプファン(プロペラファン)
  • 熱交換形
  • 同時給排
設置場所
  • 居間
  • ダイニング
  • 寝室
換気風量
  • 必要換気量(m³/h)を満たすか?
  • どのくらいの能力があるのか?
消費電力・電気代
  • 消費電力から電気代が分かる
  • ランニングコストの参考にする
騒音
  • 運転音は何dBか?
サイズ・質量
  • 高さ×幅×奥行
  • 質量

換気扇の比較ポイントで、最初に考えたいのが種類です。換気扇の種類と言えば、どうしてもレンジフードを思い浮かべてしまうものですが、換気扇にはそれ以外にもいくつかの種類があります。例えば、トイレや洗面所などに使われるサニタリー用換気扇や、居間などに使う一般用換気扇や壁掛形換気扇などがあるのです。用途と設置場所に合わせて、適切な種類の換気扇を選ぶことから始めましょう。

次に、比較したいポイントが機能です。24時間換気をしたいのか、局所換気で良いのか、自分が考える用途に応じた換気扇を選ばないと意味がありません。換気扇にどんな機能を求めるのかで、選べる換気扇が限定されることもあるので注意が必要です。

最後に、換気扇のタイプに注意しておきましょう。オーソドックスな換気扇と言えば、パイプの中で小型のファンが回転する「パイプファン」やプロペラが回転する「プロペラファン」、浴室などに多い「天井埋込形」などです。しかし、近年は室内の冷暖房の効果を最大限に生かせる「熱交換形換気扇」などもあります。設置場所や用途を考えて、最も適切なタイプの換気扇を選んでください。

そのほか、ランニングコストを知るためには「消費電力」などをチェックしておく必要があります。消費電力が分かれば、電気代を算出できます。電気代を考慮したい場合には、比較的消費電力が小さい換気扇を選ぶことが大切です。また、就寝中に運転音などが気になる場合もあるため、換気扇の設置場所によっては騒音などを基準にして換気扇を選ぶという人も少なくないと言えますよ。

換気扇の比較ポイント

2 換気扇のおすすめメーカーを比較

ここからは、換気扇のおすすめメーカーを比較していきます。各メーカーのおすすめ換気扇の性能や電気代を具体的に比較するので、換気扇を選ぶときの参考にしてください。

2.1 三菱電機の換気扇の性能や電気代

三菱電機の換気扇の性能や電気代を一覧で紹介します。

VL-08PSA3(-BE)
種類
  • 壁掛形換気扇(排湿用)
機能
  • 24時間換気
  • 同時給排
  • 空気清浄換気
  • スライドシャッター(電動)
  • 湿度センサー
  • ワイヤレスリモコン
  • 花粉吸着剤塗布外気清浄フィルター
  • 寒冷地仕様あり
タイプ
  • 熱交換形
設置場所
  • 居間(居室)、寝室など
  • 浴室及び洗面所等は使用不可
有効換気量
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 弱:17.5m³/h 強:30m³/h
  • 弱:17m³/h 強:29m³/h
排気
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 弱:25.5m³/h 強:44m³/h
  • 弱:24m³/h 強:43m³/h
給気
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 弱:22m³/h 強:38m³/h
  • 弱:21m³/h 強:37.5m³/h
消電費力
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 弱:11W 強:20.5W
  • 弱:10.5W 強:21W
1時間あたりの電気代
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 約0.29~0.55円
  • 約0.28~0.56円
騒音
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 弱:20dB 強:32.5dB
  • 弱:19.5dB 強:32dB
サイズ・質量
  • 245×522×168mm
  • 5kg

三菱電機で人気の換気扇は、換気扇・換気空清器ロスナイです。こちらは、ロスナイシリーズの中でも冬期結露防止用の「排湿用ロスナイ」となります。窓の結露防止や部屋のカビの繁殖などを抑制できる換気扇で、外気による温度変化を抑制する「熱交換形」となっています。

また、花粉吸着剤塗布外気清浄フィルターがついているため、花粉などの外気の汚れをシャットアウト。室内の空気を汚すことなく、室内の換気ができる換気扇になっています。そのため、通常の換気扇よりは高くなりますが、花粉対策などのために換気扇とは別に空気清浄機を設置することを考えると、この三菱電機の換気扇「ロスナイ」を設置するほうがお得ですよ。

こちらの「VL-08PSA3(-BE)」は排湿用の換気扇となっていますが、同じシリーズには「換気タイプ」や「寒冷地仕様」などもあるため、居住地域や目的別に選べる点でもおすすめ。高性能な三菱電機の換気扇は人気もあるので、検討しておくほうが良いですよ。

2.2 パナソニックの換気扇の性能や電気代

パナソニックの換気扇の性能や電気代を一覧で紹介します。

FY-6W-W
種類
  • 壁掛形換気扇(Q-hiファン)
機能
  • 24時間換気
  • 強制同時給排
  • 外風侵入防止シャッター
  • 寒冷地仕様あり
  • アレルバスター(給気清浄フィルター)
  • 緑茶カテキン(給気清浄フィルター)
  • バイオ除菌(給気清浄フィルター)
タイプ
  • 熱交換形
設置場所
  • 居間(居室)
有効換気量
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 弱:13m³/h 強:18.5m³/h 急速:34m³/h
  • 弱:10.5m³/h 強:16m³/h 急速:38m³/h
排気
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 弱:20m³/h 強:28.5m³/h 急速:50m³/h
  • 弱:16.5m³/h 強:23.5m³/h 急速:56m³/h
給気
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 弱:20.m³/h 強:28.5m³/h 急速:50m³/h
  • 弱:16.5m³/h 強:23.5m³/h 急速:56m³/h
消電費力
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 弱:10.5W 強:12.5W 急速:17.5W
  • 弱:10W 強:12W 急速:20.5W
1時間あたりの電気代
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 約0.28~0.47円
  • 約0.27~0.55円
騒音
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 弱:19dB 強:26dB 急速:39dB
  • 弱:16dB 強:22.5dB 急速:40.5dB
サイズ・質量
  • 243×495×160mm
  • 4.3kg

パナソニックの換気扇は、一般的なプロペラファンの換気扇も人気です。しかし、おすすめの換気扇は、こちらの「Q-hiファン」という熱交換タイプの換気扇となります。三菱電機のロスナイと同じ熱交換形で、常時換気が義務づけられている「改正建築基準法」に対応する換気扇となっています。

また、給気清浄フィルターがあり、外気の花粉などを含んだ空気をキレイにしてから取り込んでくれます。しかも、フィルターにはアレルバスター、緑茶カテキンなどが含まれているため、外気のウイルスなどを室内に入れてしまうこともないのです。バイオ除菌の効果によって浮遊菌も除去できてしまうため、小さな子どもがいる家庭などでは重宝する換気扇となっています。

紹介した換気扇は6畳用ですが、8~12畳用まであってバリエーションも豊富。設置したい部屋の広さに合わせて選べるので、広いリビングから子ども部屋まで幅広い用途で設置できる換気扇となっていますよ。

2.3 高須産業の換気扇の性能や電気代

高須産業の換気扇の性能や電気代を一覧で紹介します。

TS-100
種類
  • 居間用換気扇
機能
  • 同時給排式(手動での給気シャッター付き)
  • 低騒音設計
  • シロッコファン採用
  • 逆流防止シャッター付き
  • 引きひもスイッチ式
タイプ
  • 同時給排式
設置場所
  • 居間
消電費力
  • 15/13.7W(50/60Hz)
騒音
  • 37/34dB(50/60Hz)
サイズ
  • 150×200mm
本体価格
  • 10,500円

高須産業の居間用換気扇は、換気をしながら給気シャッター(手動式)により同時に自然給気もできる優れものです。サイズ自体はコンパクトに抑えられ、稼動時の騒音は殆どなく静かです。また、外気の花粉や粉じんを除去する空気清浄フィルターがついた機種(TSK-100KR)もあります。

2.4 東芝の換気扇の性能や電気代

東芝の換気扇の性能や電気代を一覧で紹介します。

VFP-10JD
種類
  • 同時給排気型換気扇
機能
  • 24時間換気
  • 同時給排
  • 6~10畳の切り替え
  • 外気清浄フィルター
タイプ
  • 同時給排式
設置場所
  • 居間(居室)など
有効換気量(6畳/8畳/10畳)
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 16/21/24.5m³/h
  • 15/19/24.5m³/h
排気(6畳/8畳/10畳)
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 19/24.5/28.5m³/h
  • 18/22.5/28.5m³/h
給気(6畳/8畳/10畳)
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 16.5/21.5/25m³/h
  • 15.5/19.5/25m³/h
消電費力(6畳/8畳/10畳)
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 4.5/6.7/7.9W
  • 4.4/6.4/8.8W
1時間あたりの電気代
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 約0.12~0.21円
  • 約0.11~0.23円
騒音(6畳/8畳/10畳)
(上段50Hz/下段60Hz)
  • 16.5/23/26dB
  • 16/21/26dB
サイズ・質量
  • 165×317×153.5mm
  • 2.3kg

東芝のおすすめ換気扇は「VFP-10JD」という同時給排気形換気扇です。ほかのメーカーの換気扇と比較すると能力は平均的ですが、電気代は十分に抑えられています。騒音も小さくなっていて、かなり静かな運転音と言えるでしょう。

また、東芝の同時給排気形換気扇の大きな特徴は、「6~10畳対応」という幅の広さです。高須産業の換気扇も6畳と8畳に切り替えが可能でしたが、こちらは6・8・10畳の三段階に切り替えられます。機種で迷うこともなく、簡単に決められるのです。

そのほか、ダクト計算が不要で、簡単に換気設計が可能です。フィルターが簡単に取り出せて掃除できるようになっているため、メンテナンスも簡単となります。とにかく、東芝の換気扇は面倒がなくて、簡単な換気扇になっていますよ。換気扇の性能や能力が分かりにくいという場合には、東芝の簡単な換気扇がおすすめです。

2.5 日本電興の換気扇の性能や電気代

日本電興の換気扇の性能や電気代を一覧で紹介します。

HG-20K
種類
  • 一般換気扇スタンダード
機能
  • 引きひもスイッチ連動式シャッター
設置場所
  • キッチン
消電費力
  • 18/20W(50/60Hz)
風量
  • 530/580m³/h(50Hz/60Hz)
騒音
  • 35/37dB(50Hz/60Hz)
サイズ
  • 幅295×高さ320×奥行172mm
本体価格(税込み)
  • 10,450円

日本電興の換気扇は、キッチンに取り付ける「HG-20K」が圧倒的な人気です。換気扇のスタンダード系とも言ってよい「HG-20K」は、消費電力が少なく、稼動時の騒音も抑えられているので使いやすい機種でもあります。

また、大手メーカーの羽根径20~25cmの換気扇の半分以下の値段で販売されています。そのため、一部では大手メーカーの換気扇のフィルター交換の価格で買える換気扇としても、人気になっているのです。

3 まとめ

キッチンや居室に設置する換気扇のメーカーや機種を細かくチェックする機会は今まで少なかったのではないでしょうか?しかし、換気扇にも各メーカーの性能やデザインなど特徴があります。現状のコロナ下においては、住居内の換気についても関心が高まってきており、家電のエアコンでさえ冷暖房運転と同時に換気ができる機種が発売されているほどです。

今回は、換気扇のおすすめメーカーを比較しながら紹介してきましたが、これからは関心を寄せる機会が少なかった換気扇についてもこだわってみてはいかがでしょうか?価格を重視するのか、性能を重視するのか、電気代などのランニングコストを重視するのか、よく考えて換気扇を選んでみましょう。

換気扇の商品一覧へ
このページのTOPへ このページのTOPへ