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ガスコンロとIHクッキングヒーターの比較

ガスコンロとIHクッキングヒーターの比較

調理器具は毎日使うものですから、使いやすいものを選びたいですよね。特に、コンロやヒーターなどの調理用熱源は調理のしやすさにおいて重要です。そこで、このページでは特徴、初期費用、光熱費、使い勝手の観点からガスコンロとIHクッキングヒーターを比較していきます。

目次[]

    ガスコンロとIHクッキングヒーターの 特徴

    ガスコンロは燃焼の熱によって鍋を温めるため、周りに熱が逃げやすく、熱効率は約40%から約45%です。また、五徳があるため、凸凹した見た目になっています。

    IHクッキングヒーターは、電気抵抗を利用して鍋を温めます。内部のコイルに高周波電流を流すと磁力線が発生し、その磁力線が鍋底を通過するときに「うず電流」という電流が流れます。そして、鍋底の金属の電気抵抗により、熱が発生し、鍋が温まるというものです。外部の熱で鍋を温めるのではなく、鍋自体を発熱させるため、熱効率が高く、約86%から90%です。また、五徳がないぶんフラットなデザインになっています。

    ガスコンロとIHクッキングヒーターの熱効率比較
    IHクッキングヒーターの仕組み

    ガスコンロとIHクッキングヒーターの 初期費用

    2口、ビルトインタイプでメーカー希望小売価格を比較していくと、一般的にガスコンロの方がIHクッキングヒーターより安価といえます。ガスコンロはグリルありなら75,000円程度、グリルなしなら73,000円程度、IHクッキングヒーターはグリルありなら203,000円程度、グリルなしなら158,000円程度です。2口、据え置きタイプでメーカー希望小売価格を比較していくと、ガスコンロはグリルありなら35,000円程度、グリルなしなら33,000円程度、IHクッキングヒーターはグリルありなら168,000円程度です。

    なお、据え置きタイプでグリルなしのIHクッキングヒーターは取り扱い数が少ないです。また、口数が増えるにつれて価格は上がっていきます。

    ガスコンロ(2口) IHクッキングヒーター(2口)
    ビルトイン 据え置き ビルトイン 据え置き
    グリルあり 75,000円程度 35,000円程度 203,000円程度 168,000円程度
    グリルなし 73,000円程度 33,000円程度 158,000円程度

    ガスコンロとIHクッキングヒーターの 光熱費

    4人家族のひと月の光熱費を比較した場合、ガスコンロは約2,100円から3,500円なのに対し、IHクッキングヒーターは約1,400円と大幅に下がるといわれています。しかし、光熱費はガスや電気の契約状況によって大きく変わってきます。例えば、床暖房などを導入していて、ガス料金が安くなる料金契約の場合、ガスコンロの方が光熱費を抑えられることがあります。また、オール電化向けの電気料金契約の場合、時間帯によって電気料金が異なります。

    電気料金の安い早朝や夜間に調理すれば光熱費は大幅に抑えられますが、電気料金の高い昼間に長時間調理するとIHクッキングヒーターの方が光熱費が高くなってしまう可能性があります。調理用熱源をお選びの際は併せてガスや電気の契約状況もご確認ください。

    ガスコンロとIHクッキングヒーターの月平均光熱費比較

    ガスコンロとIHクッキングヒーターの 使い勝手

    ①調理

    ガスコンロは直火での使用が可能な鍋ならどんな鍋でも使うことができます。一方、IHクッキングヒーターは火を使わないのでお子様やお年寄りの方でも安心して使うことができますが、使用できる鍋が限られます。鍋底が丸い鍋や鍋底に反りがあるもの、鍋底の直径が12cm未満のものは向いていません。また、通常のIHクッキングヒーターの場合、銅鍋やアルミ鍋も使用できません。

    IHクッキングヒーターに使用できる鍋

    20度の水1.5Lを90度にするまでににかかる時間を比較すると、ガスコンロの強火の場合は約5分15秒、IHクッキングヒーターは約3分6秒から約4分52秒となり、IHクッキングヒーターの方が早くお湯を沸かせます。また、火力調整がしやすく、ガスコンロでは調整の難しいとろ火での調理も可能です。

    一方、鍋全体が温まるのはガスコンロの方が早いので、材料を入れた後でも温度が下がりにくく、チャーハンのような、余分な水分を蒸発させた方が美味しい料理は上手くできるといわれています。また、鍋を持ち上げても一定時間内であれば火が消えないので鍋を振るような調理法にも向いています。しかし、鍋を温める仕組み上、余分に熱が逃げやすく、部屋の温度が上昇しやすいです。

    グリルでの調理はガスコンロの方が早くできます。ガスグリルは約1分で庫内中心温度が300度に達するのに対し、IHグリルは約6分経過しても150度ほどまでしか上がりません。

    ガスコンロとIHクッキングヒーターの湯沸かし時間の比較
    グリル庫内温度

    ②掃除

    IHクッキングヒーターはガスコンロと比べて掃除がしやすいといわれています。トッププレートの掃除については、ガスコンロは五徳を取り外して行わなければならないのに対し、IHクッキングヒーターはフラットなデザインなのでさっとひと拭きで汚れを落とすことができます。ただし、五徳がないぶん、鍋とトッププレートとが接触する面積が広いので、焦げついたり、傷ついたりしやすくなります。

    また、IHクッキングヒーターの方が換気扇が汚れにくいといわれています。これは、ガスコンロは炎による上昇気流があるため、油煙や水蒸気が換気扇にまで届きやすいのに対し、IHクッキングヒーターは換気扇に吸い込まれない油煙や水蒸気が多くなるからです。しかしそのぶん、室内に油煙や水蒸気が広がってしまうので注意が必要です。

    ガスコンロ IHクッキングヒーター
    特徴
    • 燃焼の熱によって鍋を温める
    • 熱効率が低い
    • 鍋自体を発熱させる
    • 熱効率が高い
    初期費用(2口) 33,000〜75,000円程度 158,000〜203,000円程度
    光熱費(ひと月) 2,100〜3,500円程度 1,400円程度
    使い勝手(メリット)
    • どんな鍋でも使える
    • 鍋振りできる
    • 鍋全体が温まるのが早い
    • グリルの温度上昇が早い
    • 室内に油煙や水蒸気が広がりにくい
    • 火を使わないので安心
    • 火力の調節がしやすい
    • 早くお湯を沸かせる
    • トッププレートの掃除がしやすい
    • 換気扇が汚れにくい
    使い勝手(デメリット)
    • お湯を沸かすのに時間がかかる
    • 余分に熱が逃げやすい
    • 換気扇が汚れやすい
    • 使用できる鍋が限られる
    • グリルの温度上昇に時間がかかる
    • トッププレートが焦げついたり傷ついたりしやすい
    • 室内に油煙や水蒸気が広がりやすい

    このようにガスコンロとIHクッキングヒーターは熱源だけでなく、光熱費や使い勝手なども異なります。毎日使うものですので、このページを参考に、ご自身に合った調理用熱源をお選びください。

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