レンジフードのおすすめの選び方!排気ファンや機能、価格を比較
2018年8月28日 更新10年前と比べ、最近ではレンジフードにもいろいろな種類や便利機能が登場しています。しかし、何を基準に選べば良いのか分からない方も多いと思います。ここでは、そんなレンジフードを選ぶ際の4つのポイントをご紹介いたします。
目次
レンジフードの種類と特徴
レンジフードは、排気ファンの上にフードが覆いかぶさっている仕組みになっています。
排気ファンもフードも、多くの種類があり、その特徴は様々です。そこで、まずはじめに排気ファンとフードの種類についてきっちり理解し、ご家庭のニーズに合った組み合わせはどれかを考えましょう。
<排気ファンの種類>
排気ファンには、大きく分けて3つの種類があります。
ファンの種類 | 形状 | 特徴 |
---|---|---|
プロペラファン |
扇風機の羽根のような形状 |
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シロッコファン |
幅の狭い羽根が数十枚ついている形状 |
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ターボファン |
幅の広い羽根が数枚ついている形状 |
|
いずれのファンもそれぞれ一長一短で、異なる特徴を持っています。ご自宅が一軒家か高層か、騒音はどの程度許せるか、予算はどのくらいか、あるいは以下で述べるフードの種類などを考え合わせて、どのファンを採用するかをお選びください。
<フードの種類>
フードも排気ファンと同様に、主に3つの種類に分類されます。
フードの種類 | 形状 | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|---|
スリム型
<一体型> |
凹凸がなく、フラットな形状 |
|
80,000~150,000円 |
浅型
<一体型> |
小さく薄い形状 |
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20,000~70,000円 |
ブーツ型(深型)
<一体型> <分離型> |
上下に広がった形状 |
|
50,000~90,000円 |
※分離型…プロペラファンを用いたレンジフード。従来型の換気扇にフードをかぶせたものを指します。
※一体型…シロッコファン、ターボファンを用いたレンジフード。フードと排気ファンが一体化しています。
メーカーによっては、そのほかにもIH特化型などの種類がありますが、基本となるのはこの3種類。ご家庭にぴったりのレンジフードを選ぶためにも、この3種類はきっちり押さえておきましょう。
レンジフードの取り付け場所とタイプ
次に、レンジフードの取り付け方について説明します。
レンジフードの取り付けにはいくつかのタイプがあります。取り付けタイプは、キッチンのレイアウトによって異なります。以下の表をご覧ください。
※ キッチンのレイアウトについての詳細は、 「システムキッチンの選び方」参照
キッチンのレイアウト | レンジフードの取り付けタイプ | 特徴 |
---|---|---|
クローズドタイプ オープン壁付けタイプ |
壁面取り付けタイプ |
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オープン対面タイプ セミオープンタイプ |
横壁面取り付けタイプ |
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アイランドタイプ |
天井取り付けタイプ |
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取り付けタイプは製品の選択に大きく関わってきます。たとえば、横壁面取り付けタイプの場合、レンジフードが目立つので、デザイン性の高い製品がオススメです。また、天井取り付けタイプの場合なら、騒音の小さい製品のほうが良いかもしれません。このように、ご自宅のキッチンのスタイルに合わせてタイプを選ぶことが重要になってきます。
レンジフードの形状や掃除のしやすさ
フィルターがついているとはいえ、内部の拭き掃除を欠かすことはできません。レンジフードの内部は油汚れでギトギト。できれば簡単に済ませたいものです。レンジフードを選ぶ際には、掃除のしやすさも念頭に置いておきましょう。チェックポイントは以下の3つ。
- 油汚れがつきにくい表面処理がなされているか
- 拭き掃除が行いやすい形状か
- 排気ファンが取り外しやすいか
特に2つ目の項目に関しては、使用する人の身長や体格によって大きく異なります。レンジフードのタイプを決める前に一度ショールームなどで実際に確認してみましょう。
また、最近では掃除しやすいようにワンプッシュで部品が外せるタイプや、溝などの凹凸の少ないタイプもあります。そういった掃除に特化した機能に注目して選ぶのも良いかもしれません。
レンジフードの便利機能一覧
最後に、レンジフードの機能について見てみましょう。最近、レンジフードは換気を行うだけでなく、様々な機能を備えています。主な機能は以下の通り。
機能・タイプ | 特徴 | こんな方にオススメ! |
---|---|---|
同時給排気型 |
ダクトが2本あり、排気と同時に吸気も行うタイプ。家の中の気圧が低くなるのを抑え、家中のちょっとしたすきまから冷たい外気が入り込んでしまうのを防ぐ事ができる。 |
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自動運転機能 |
コンロやIHクッキングヒーターをつけると自動で換気スイッチがONになり、火を消すと自動でOFFになる機能。 |
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省エネ運転機能 |
調理時に発生する油煙などをセンサーでキャッチし、自動で最適な風量に調節する機能。LED照明で省エネに貢献しているものも。 |
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リモコン機能 |
リモコンを用いて遠隔操作できる機能。 |
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常時換気機能 |
調理をしていない時間にも、低風量で24時間換気をしてくれる機能。同時給排気型の場合、より効果的。 |
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エアカーテン機能 |
左右に弱い風を送り、油煙が横に逃げるのを防ぐ機能。上昇気流の弱いIHクッキングヒーターからの気流を集めるのに効果的。 |
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こういった便利機能を持つレンジフードを使えば、省エネやキッチンの汚れ防止など換気以外のところに効果が現れる場合もあります。自分には必要ないと決めつけず、一度検討してみてはいかがでしょうか。
レンジフードには色々な種類がある
いかがでしたか?いまご紹介したように、一口にレンジフードと言ってもいろいろな種類や機能があります。せっかく導入するのなら、後悔のない買い物にしたいですよね。毎日の生活がもっと快適になるような、素敵なレンジフードをお探しください。
また、こちらの記事ではレンジフードのおすすめのメーカーの比較をご紹介しています。
今回のような排気ファンの形やフードの種類だけにとどまらず、各メーカーの詳しい口コミや評判、各機能面や価格などを徹底的に比較していますので、是非、参考にしてみてください。