テレビアンテナのメリットとは?光テレビとどっちがお得か比較!
2019年1月31日 更新テレビを視聴するときは、テレビアンテナが必要というのは古い常識かも知れません。なぜならば、今はテレビアンテナがなくても、ネット回線などを利用してテレビを視聴することができるからです。
そこで気になるのが、最もお得な視聴方法。テレビアンテナとネット回線を使ってテレビを視聴する「光テレビ」など、どの視聴方法がお得なのかを解説します。それぞれのメリットやデメリットも解説するので、しっかりと比較してお得な視聴方法を選んでくださいね。
目次
1 テレビ視聴の3つの方法とは?
地上デジタル放送などのテレビ番組を視聴する方法はいくつかあります。最もスタンダードなテレビの視聴方法はテレビアンテナを使う方法。屋根やベランダなどにテレビアンテナを取りつけることで、地上デジタル放送の電波を受信してテレビを視聴できます。
しかし、最近はテレビアンテナがなくてもテレビを視聴する方法があるのです。それが、ネット回線などを使ってテレビ番組を視聴する方法。主にインターネットの光回線を使った「光テレビ(フレッツ・テレビ)」と光ファイバーケーブルなどを使った「ケーブルテレビ(CATV)」があります。
つまり、テレビ番組を視聴する場合、3つの方法から選ぶ必要があります。どの視聴方法でテレビを見ても構いませんが、それぞれのメリットやデメリットを理解しておかないと、損をしてしまいますよ。
使用するもの | 視聴方法 |
---|---|
テレビアンテナ | 一般的なテレビ視聴方法 |
インターネット光回線など | 光テレビ(フレッツ・テレビ) |
光ファイバーケーブルなど | ケーブルテレビ(CATV) |
2 テレビアンテナや光テレビのメリットとは?
上記の表のようにテレビの視聴方法は3つありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。そこで、それぞれの方法のメリットやデメリットを解説。
2.1 テレビアンテナのメリットとデメリット
一般的なテレビの視聴方法はテレビアンテナを使う方法。そこで、テレビアンテナを使う方法のメリットとデメリットから解説します。
メリット | デメリット |
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テレビアンテナで視聴する方法の最大のメリットはコストパフォーマンス。初期費用はかかりますが、1度設置してしまえば、台風被害などで壊れない限りはずっと使えます。しかも、テレビを視聴する3つの方法の中では、テレビアンテナを使う方法が最もコストパフォーマンスに優れているのです。
また、簡単に破損するテレビアンテナも減っていて、テレビアンテナ自体が頑丈な製品も増えています。そのため、余程のことがない限り、壊れることは想定不要。万が一壊れてしまった場合でも「火災保険」で修理が可能なので、心配しなくても良いと言えるでしょう。
地上デジタル放送用とBS/CS用のアンテナは別物。しかし、同時に取りつけることもできますし、地上デジタル放送しか見ないという人はそのアンテナだけを取りつければ良いのです。つまり、考え方次第では不要な物をつけなくて済むというメリットがありますよ。
天候による映像の乱れは一時的なことですし、受信環境による映像の乱れはブースターなどの設置で解消できることも少なくありません。もしもテレビアンテナでテレビを視聴できない環境にあるときは、別の方法で視聴するしかないのです。
2.2 光テレビのメリットとデメリット
インターネットの光回線を使ってテレビを視聴方法のメリットとデメリットを一覧で紹介。
メリット | デメリット |
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インターネットの光回線を使ってテレビを視聴する光テレビ(フレッツ・テレビ)のメリットは、ネット回線の利用やスマホのデータ通信量の節約などがあります。特にインターネットが使えるのは大きなメリット。テレビアンテナを設置している人でも、自宅で光回線などのインターネットを契約している人は少なくないですよね。
しかし、ネット回線が使えるということは、ネットの契約が必要ということ。さらにインターネットの使用料金もかかりますし、良いことばかりではないのです。しかも、光テレビを視聴するための料金も発生。テレビアンテナの設置よりは安いですが、長く使えば、トータルコストでテレビアンテナの設置費用を上回ってしまいます。
そして、光テレビの最大のデメリットは提供エリアが限定されていること。フレッツ・テレビの提供エリアで検索すると分かりますが、提供エリアは東日本が東京などの関東圏に集中していて、西日本は大阪などの関西圏、中国・四国・九州地方の一部となっています。しかも、提供エリアにある都道府県でも地域によってはエリア外ということもあり、必ず利用できる訳ではないのです。これが最大のデメリット。どんなに便利なサービスでも利用できなければ意味がありませんよね。
2.3 ケーブルテレビのメリットとデメリット
ケーブルテレビのメリットとデメリットを一覧で紹介。
メリット | デメリット |
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ケーブルテレビは、光ファイバーケーブルなどで送られてくる情報を受信機で受信してテレビを視聴。また、光ファイバーケーブルなどでインターネットも利用できるため、テレビ視聴とインターネットが同時に楽しめる仕組みになっているのです。
しかし、STBという受信機のレンタル料金や使用料金が発生しますし、インターネットを使えば、ネット回線の使用料金も必要。さらにCSはいくつかのチャンネルまでは料金に含まれていることもありますが、基本的に追加すれば費用がかかるのは別の視聴方法と同じなのです。
要するに、ケーブルテレビでテレビ番組を視聴するのは、テレビアンテナではテレビが映らない地域や光テレビ(フレッツ・テレビ)の提供エリア外に住んでいる人などだけです。それ以外の地域の人にとっては、メリットがあまりない視聴方法と言えますよ。
3 どの視聴方法がお得か比較!
実際にはどの視聴方法がお得なのかを比較していきます。
3.1 経費を比較すると?
まずは経費の面から比較。それぞれの初期費用と月々の費用を比較してみます。
視聴方法 | 初期費用 | 月々の費用 |
---|---|---|
テレビアンテナ |
|
0円 |
光テレビ (NTTフレッツ光) |
|
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ケーブルテレビは業者によって異なりますが、初期費用が不要というキャンペーンなどがあります。また、視聴するテレビ番組や契約プラン、インターネット回線の速度などで変わりますが、月々に支払う費用は「約5,000~6,000円」というのが一般的。
また、光テレビはフレッツ光の回線工事費が込みの価格。光回線の工事は「18,000円」が基本なので、テレビアンテナと比較するときにはプラスして考えてみるのも良いでしょう。
3.2 どの視聴方法がお得なの?
インターネットを使わない場合、月々の費用がかからないテレビアンテナでテレビを視聴する方法が最安値。初期費用がかからないケーブルテレビと契約しても、1年以内にテレビアンテナを設置する費用くらいは捻出できるからです。
また、インターネットを同時に使うと考えても、テレビアンテナの場合と光テレビの場合ではテレビアンテナのほうが、トータルコストでお得。なぜならば、初期費用はテレビアンテナの設置費用と光回線の費用をプラスすると、光テレビとほぼ同じだからです。テレビ1台であれば、光テレビのほうが安い場合も考えられます。しかし、光テレビの利用料が毎月かかるため、時間が経てばそれだけテレビアンテナを使うほうが得になるのです。
さらに、ケーブルテレビとテレビアンテナを比較しても同様。初期費用がかからないケーブルテレビであれば、テレビアンテナのほうが高くなります。しかし、月々の費用はインターネットの利用料金しかかからないテレビアンテナのほうが安くなります。もちろん、インターネットの回線速度なども関係しますが、回線速度を同じと仮定すれば、インターネットの利用料金のみのほうがも安くなるのです。
どこでトータルコストが逆転するかは、インターネットを利用するかどうか、BSやCSを視聴するかどうかなどによっても異なります。それでも、テレビアンテナが長く使えるということを考えると、必ずトータルコストでテレビアンテナを使って視聴するほうが安くなるときが来るのです。
テレビは数ヶ月や1、2年という短期間で終わる買い物ではありません。これだけネット配信や動画サイトなどがあっても、テレビの需要がなくならないのですから、テレビアンテナで視聴するほうが得ですよ。
4 まとめ
テレビアンテナは、テレビを視聴するための最もコストパフォーマンスが良い方法。インターネットを使いたい場合は光テレビなどのほうが便利と思いがちですが、テレビアンテナとネット回線を別にするほうが、実はお得ということを忘れないでくださいね。