水栓蛇口の種類一覧！交換するメリットや節水で水道代が安くなる可能性

自動で水が出るセンサー水栓は便利！？

1つ目のメリットは、その使いやすさです。最近の水栓蛇口はどんなキッチンもかっこよく見せるスタイリッシュさがあります。しかし、それだけではありません。小さな子どもや高齢の方でも使いやすいような工夫もなされているのです。

たとえば、人体を感知して水を出すセンサー水栓もその一つ。力の弱いお子さんや高齢の方にとって、硬い蛇口をひねるのは想像以上に大変な作業です。蛇口を回さなくても済むセンサー水栓がトイレや洗面所にあるだけで、家族の日々の暮らしがぐっと楽になります。また、このようなセンター水栓の場合、汚れた手で蛇口に触る必要がありません。そのため、家族の間で風邪などの病気がうつることを防ぐことも出来るのです。

温度調節機能や蛇口の形も様々

キッチン、洗面所、お風呂場、トイレ。水栓蛇口は家のいたるところにあります。しかし実は水栓蛇口には、使う場所や用途によって最適な形や機能があるのです。

たとえば、浴室用の水栓蛇口に目を向けてみましょう。「2ハンドル混合栓」を使っている場合、温度を調節するのに困った経験はありませんか？このケースなら、温度を直感的に操作できる「サーモスタット混合栓」を使えば、そのような煩わしさから開放されるでしょう。

また、キッチンでは、「中華鍋などの大きな調理器具が洗いにくい！」と困っている方もいらっしゃると思います。このような場合、まっすぐに伸びる水栓蛇口よりも、ガチョウの首のように曲がった「グースネックスタイル」というデザインの水栓蛇口が便利です。

このように、使う場所や用途ごとにぴったりの水栓蛇口の形があります。ご家庭のニーズにぴったりなものを選ぶだけで、日々のイライラが解消されるかもしれません。

蛇口を変えると節水できる？

それだけではありません。ニーズに合った水栓蛇口を選ぶことは節水にもつながるのです！たとえば「センサー水栓」や「セルフストップ」機能付きの蛇口では、水を使っていない間こまめに蛇口を締めてくれるため、余計な水を使わなくて済みます。

キッチンでも、大きな調理機器を洗うのに適した形の水栓蛇口を使えば、今まで無駄にしていた分の水を節約できます。また、効率的に洗い物ができる事によって、洗い物にかかる時間を減らせるというメリットもあります。

また最近では、水の空気混入率を高くすることで、少ない水量で快適に使える「節水タイプ」も多くなってきています。この節水タイプは、キッチン、洗面所など場所を問わず使えることが魅力。製品によっては従来の水量の80%以上を節水できるものも！水量が少ないからと言って使いにくいこともなく、柔らかい手触りで水ハネも少ないというメリットもあります。

水栓蛇口の便利機能一覧と特徴

蛇口のもうひとつの大きな魅力は、搭載されている様々な便利機能です。必要な機能を選ぶことによって、理想の水周りを実現できます。以下の機能の例を参考に、ご家庭にぴったりの水栓蛇口をお選びください。

名称	機能	こんな方にオススメ！
タッチスイッチ	ワンタッチで吐水・止水できる	小さいお子様や高齢の方 こまめに水を止めたい方 調理中、汚れた手で蛇口を触りたくない方
オートソープディスペンサー	手をかざすと自動でハンドソープが出る	汚れた手でプッシュボタンを押すことなく、水回りの衛生環境を良くしたい方
定量止水式	一定量を排水すると自動で水が止まる	ご家庭の節水をしたい方 旅館やレストランなどを経営されている方
ハンドドライヤー一体型	水栓蛇口と、手を乾かすドライヤーが一体となっている 中心に手をかざすと水が、左右に手をかざすと風が出る	ハンドドライヤーを設置するスペースが無い方 家やオフィスをスタイリッシュにしたい方
一時止水	つまみをシャワーとカランの間に回すと一時的に水が止まる	こまめに水を出し止めしたい方 水を止めている間も温度と水の勢いを保ちたい方
洗髪用	吐水口がシャワータイプで伸縮できる	洗面所などで手軽に髪を洗いたい方 シンクの掃除時など、隅々まで水を行き渡らせたい方
浄水機能付き	水栓の中に浄水機能が内蔵されている	水栓に後付で浄水器をつける手間を省きたい方 浄水機能はほしいけれど、見た目もスマートにしたい方

水栓蛇口を買い替えるメリットまとめ

いかがでしたか？水栓蛇口にこだわるメリットは以下の4つ。

• 家族の負担が減る
• 水回りのイライラが解消される
• 節水効果がある
• ニーズに合った便利機能をつけられる

身近過ぎてなかなか意識が向かない水栓蛇口ですが、水周りの使いやすさによって生活の快適さは大きく違ってきます。これを機に、ご家庭のニーズに合った水栓蛇口への買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。