カテゴリ
からさがす ▼
  • 給湯
  • キッチン
  • 浴室
  • トイレ・水まわり
  • 空調・床暖房
  • 電気通信・外構
  • 太陽光発電・EV充電
> >
家庭用の井戸ポンプのおすすめは?仕組みや水圧、価格を比較

家庭用の井戸ポンプのおすすめは?仕組みや水圧、価格を比較

家庭用の井戸は災害時でも水が使えますし、水道代を節約することもできます。しかし、井戸の設置や井戸ポンプに関する情報は少なく、家に井戸を設置したり、古いポンプを交換して井戸を活用したりすることが難しいですよね。

そこで、家庭用井戸ポンプについて詳しく解説します。家庭用の井戸ポンプの仕組みや種類の比較、交換や新設時の価格なども分かりやすく紹介していきます。非常時に井戸を活用したい方や水道代を節約したい方は、参考にしてみてください。

目次

    1 家庭用井戸ポンプの仕組み

    家庭用井戸ポンプには、手動式と電動式があります。最近では非常時に水が使えるというメリットから、再び家庭用の井戸が注目されているのです。

    1.1 井戸ポンプの仕組みとは?

    家庭用井戸ポンプには、手動式と電動式があります。手動式は、そのまま手で押すことで水をくみ上げる仕組み。かなり力を使うため、小さい子どもや高齢者にはおすすめできません。さらにポンプでケガをするリスクもあるので、注意が必要です。ただし、停電時でも井戸を使用できるという大きなメリットもあります。

    一方で、電動式の井戸ポンプは電気の力で水をくみ上げる仕組み。最近の家庭用井戸では、ほとんどが電動式の井戸ポンプを採用しています。力を使わず、子どもがポンプでケガをするリスクもないため、安全に使用できるのです。ただし、電動式の井戸ポンプは停電時に使えないというデメリットもあります。

    タイプ 仕組み
    手動式の井戸ポンプ ・手で押すことで水をくみ上げる
    ・停電時でも使用可能
    ・ポンプで手を挟んでケガをすることがある
    電動式の井戸ポンプ ・電気の力で水をくみ上げる
    ・力を使わなくて良い
    ・安全に使えるが、停電時は使えない

    また、電動式の井戸ポンプにはいくつかの種類が存在。それぞれの仕組みは、次のようになっています。

    方式 仕組み
    浅井戸ポンプ ・基本的な仕組みは、ストローを使うときと同様
    ・設置したポンプが管を通して水を吸い上げます
    深井戸ポンプ
    (ジェット式)
    ・吸込管と圧力管の2本の管があり、そこに水を通すことで圧力を上昇させて水をくみ上げる
    深井戸ポンプ
    (水中式)
    ・井戸の水中にポンプ吸込口を設置して、そこにつながる揚水管を通して水を押し上げる
    ・水中にモーターがあるため、騒音トラブルが少ない

    一般的には浅井戸ポンプは構造がシンプルとなっていて、設置工事の手間も費用も安くなるのが相場。手軽に家庭用井戸を設置したいという場合に選ばれているのです。

    1.2 井戸の深さでポンプを使い分ける

    家庭用井戸ポンプを選ぶときは、井戸の深さがカギ。井戸の深さによって、どのタイプの井戸ポンプを選ぶのかが決まります。

    方式 使用できる井戸の深さ
    浅井戸ポンプ ・地表から井戸の水面までが『8m以内』の井戸
    深井戸ポンプ ・地表から井戸の水面までが『8m以上』の井戸
    ・製品ごとに『8~20m』などの深さ制限が設けられているので、選ぶときには注意が必要となる

    一般的に、家庭用井戸ポンプは「8m」を境目にして、浅井戸ポンプと深井戸ポンプが使い分けられています。自宅の井戸の深さによって、どちらのタイプを選ぶことになるのかが決まるため、十分な注意が必要。

    また、浅井戸ポンプのほうが安く設置できるのが一般的ですが、8m以上ある深井戸に浅井戸ポンプを取り付けても使えないことになるため、必ず井戸の深さに合う家庭用井戸ポンプを選びましょう。

    2 家庭用井戸ポンプの特徴を比較

    ここからは家庭用井戸ポンプの特徴を比較していきます。家庭用井戸ポンプは目的や用途ごとに使い分けるほうが良いため、特徴や種類をしっかりと確認して選ぶことが重要となるのです。

    2.1 井戸ポンプの選び方

    家庭用井戸ポンプは様々な種類があります。まずは家庭用井戸ポンプを選ぶときのポイントを一覧で紹介。自宅の井戸と比較しながら、どのような井戸ポンプを選ぶのが良いのかを確認してください。

    比較ポイント 内容
    手動?電動? ・手動式と電動式の井戸ポンプがある
    ・それぞれにメリットとデメリットがある
    電源は? ・電源は「100V」と「200V」のどちらを使うのか?
    ・一般家庭には「200Vがない」場合もある
    周波数は? ・東日本:50Hz/西日本:60Hz
    ・分からないときは電力会社のHPなどで確認できる
    井戸の深さは? ・浅井戸ポンプは「8m」まで
    ・深井戸ポンプは「8m」以上

    特に注意しておきたいのは電源。家庭用井戸ポンプでは200Vに接続して使用する製品があり、場合によっては200Vの電源工事をしなければならないことがあるのです。

    また、周波数については、近年の家電製品などでは区別されないことも多くなっています。家庭用井戸ポンプでも「50/60Hzの両対応」という製品もありますが、どちらか一方となっていることがあるため、注意が必要。

    どうしても選び方が分からない場合は、業者に任せるのが安心です。家庭用井戸ポンプの設置工事を依頼すれば、業者が対応している製品を選んでくれるので、失敗することはなくなります。困ったときには、家庭用井戸ポンプの設置業者に一任するというのも良いですよ。

    2.2 家庭用井戸ポンプの特徴の比較

    家庭用井戸ポンプは、用途や運転方式などで使い分けることがあります。そのため、用途や方式の違いを比較しておくことも重要。どの家庭用井戸ポンプが適しているのかを決めるときには、井戸ポンプの用途なども参考にしてください。

    種別 用途
    浅井戸ポンプ ・地表から井戸の水面までが8m以内の井戸で使用する
    深井戸ポンプ ・地表から井戸の水面までが8m以上の井戸で使用する
    受水槽用ポンプ ・建築物にある受水槽から水をくみ上げるときに使用する

    浅井戸ポンプと深井戸ポンプは、井戸の深さによって使い分けられます。すでに解説したように「8m」が区切り。井戸の深さによって、どちらのポンプが良いのかを決めてください。

    また、受水槽用ポンプは井戸には使わず、家庭用受水槽がある場合などに使用。雨水や水道水などを貯める「受水槽」がある場合にはこのタイプを選びましょう。受水槽の水にポンプで圧力を加えたのち、水を供給するという仕組みになっているのです。

    運転方式 特徴
    自動式ポンプ ・自動的に運転が行われます
    ・水の使用状況に応じて、自動で運転と停止が行われます
    非自動式ポンプ ・手動で運転を行います
    ・使用時に自分で電源を入れる必要があります

    頻繁に井戸を使う場合は、自動式ポンプのほうが便利。使うたびに電源を入れる手間がないため、とても使い勝手が良いのです。例えば、蛇口から井戸水を出している場合などは、自動式ポンプを使うのが一般的です。

    次はポンプの形式。ポンプの形式については分かりにくい部分が多いため、浅井戸や深井戸など、井戸の深さに合わせて専門業者に選んでもらうと良いでしょう。

    ポンプ形式 特徴
    過流ポンプ ・カスケードポンプとも言う
    ・ケーシングと呼ばれる枠の中を羽根車が高速回転することで、過流を作り出して揚水を行う
    ・水に摩擦力が与えられることで揚水が可能となる
    ・高揚程(高圧力)・小水量の製品が多い
    ・家庭用の浅井戸ポンプに使われる形式
    渦巻ポンプ ・ボリュートポンプとも言う。
    ・ケーシングと呼ばれる枠の中で、複数枚の羽根を持つ羽根車が回転して揚水を行う
    ・遠心力を活用して圧力と速度を水に加えることで揚水が可能となる
    ・低揚程(低圧力)・大水量の製品が多い
    ・家庭用の深井戸ポンプなどに使われる形式
    ・案内羽根を羽根の周囲につける『タービンポンプ』もある
    ピストンポンプ ・ピストンの上下、または前後の移動によって揚水を行う
    ・小水量の製品が多い
    ・家庭用の手動式井戸ポンプなどに使われる形式
    ジェットポンプ ・タービンポンプと噴流ポンプの組み合わせ
    ・ジェットノズルから噴射された水(揚水)と周囲の水との間にできる圧力差を利用して揚水を行う
    ・高揚程(高圧力)・小水量の製品が多い
    ・家庭用の深井戸ポンプ(ジェット式)などに使われる形式

    一覧にあるように、およそ井戸の種類ごとに使われるポンプの形式が決まっています。必ずしも形式が一致する訳ではありませんが、難しく考えないことが重要なポイント。もしもポンプの形式にこだわりたいのであれば、家庭用井戸ポンプの設置を依頼した業者に良い製品をピックアップしてもらい、その中から選ぶという形にすると選びやすくなりますよ。

    2.3 井戸水を使うメリットとデメリットは?

    井戸水を使ったり、井戸を設置したりするのには、メリットとデメリットがあります。水道代を節約できるから家庭用井戸を作りたいと考えるのも良いですが、必ずメリットとデメリットがあることを理解しておくことが大切です。

    メリット デメリット
    ・井戸水は年中適温である
    ・水道代を節約できる
    ・カルキ臭がない
    ・断水時にも水が使える
    ・水質によっては様々な用途がある
    ・井戸の掘削費用(設置費用)がかかる
    ・メンテナンスなどが必要
    ・水道代以外の費用がかかることがある
    ・電動式の井戸ポンプは停電時に使えない
    ・水質によっては用途が少なくなる

    井戸水を使う最大のメリットは水道代の節約。井戸水に切り替えれば、水道代は実質的にはゼロになります。下水道代が必要となる場合もありますが、水道を使うよりは随分と節約になるのです。

    また、家庭用井戸を設置する人の多くが、災害時に水を確保するという目的があります。電動式の井戸ポンプは停電時には使えませんが、手動式の井戸ポンプであれば、災害時に停電しても使用可能。災害時は水の確保が困難となることも多いので、家庭に井戸があれば、安心できますよね。

    一方で、井戸を設置するときには設置費用がかかってしまうのが最大のデメリット。井戸ポンプのみならず、新しく井戸を掘削する場合には高額が必要となることも珍しくありません。家庭に井戸がある場合は古い井戸ポンプの交換だけで済むことも多いのですが、新しく井戸を設置しようと思う人は注意が必要です。

    そのほか、井戸はメンテナンスやポンプを動かす電気代など、細かい出費がかさむこともよくあります。水道代がかからなくても、細かい出費が多くて面倒になるという人もいますので、井戸を設置する前にどのくらいの費用がかかるのかを確認しておきましょう。

    最後に、井戸水で節約できるかどうかは水質次第。水質が悪い場合には洗濯にも使えないということもありますし、水質が良ければ、お風呂に使えるということまであります。近年は井戸水が使えるエコキュートなどもあり、井戸水でも手軽に給湯が行えるため、メリットとデメリットをよく比較してから井戸の設置を決めてください。

    3 家庭用井戸ポンプの価格や工事費用

    家庭用井戸ポンプの交換費用や井戸を設置するときの工事費用などを解説します。工事費用などは家の状況や業者、地域によっても異なるため、紹介する価格は参考にする程度に留めておきましょう。

    3.1 井戸の設置の注意点とは?

    井戸を普通の家庭に作る場合、揚水ポンプの吐出口の大きさが一つ目のポイント。井戸の吐出口内径が「25mm以下」の場合は届け出などが必要ないため、自分で井戸を掘削しても構わないと言えます。ただし、井戸を掘るのは重労働ですので、経費の面を考慮しても業者に依頼するほうが安く済むことがほとんどです。

    家庭用ポンプの価格や工事費用

    3.2 井戸ポンプの交換工事費用はどのくらい?

    井戸ポンプの交換工事の費用は、作業費やポンプの購入代金、古いポンプの処分費用などで算出されます。地域や業者によって異なりますが、作業費は「4、5万円~」というのが相場。大手の業者なら4万円ほどなので、そちらを参考にしても良いでしょう。

    そのほか、ポンプをネット通販などで購入して設置してもらう場合、作業費用が高くなることがあるので注意が必要です。井戸ポンプの設置作業のみはしないという業者も多いため、ポンプの購入なども業者に一任したほうが工事費用は抑えられます。

    ポンプの処分費用などは基本工事費に含まれている場合もあるため、業者によっては分からないこともあります。通常は「数千円~」となるため、処分費用が分からなくてもそのくらいの費用がかかっていると考えて、業者の見積もりを確認してみると良いでしょう。業者の対応を見極めるために、古い井戸ポンプの処分費用を聞いてみるというのも方法の一つになりますよ。

    3.3 新しく掘削して井戸を作る場合は?

    新しく井戸を掘削する場合、近年は掘削専門の業者が対応する場合がほとんど。パイプにドリルがついている機械で掘り進めて行く、いわゆる「ボーリング作業」を行います。

    設置作業にかかる費用は、掘削作業などをトータルすると「最低30万円」は予算として用意することが必要です。深井戸になれば作業が増えるため、100万円を超えてしまう場合もあります。そのため、井戸を掘る前の見積もりが重要になるのです。

    安すぎる業者は追加料金を請求されて困ることもありますが、適正価格の範囲で安くしてくれる業者を探すことが大切となります。業者を見つけられるサイトなどを活用して、できるだけ見積もりが安い業者を探して井戸の設置を依頼するようにしてください。

    4 まとめ

    家庭用井戸ポンプについて、詳しく解説しました。井戸を設置するには高額な工事費用などが必要となりますが、井戸は非常時への備えとしても有用ですし、水道代の節約にも効果的です。日本は災害も多いので、普段は豊かな生活のため、そして非常時には水の確保という観点で、家庭に井戸を設置することを検討してみるのも良いと思いますよ。

    井戸・加圧ポンプの商品一覧へ
    このページのTOPへ このページのTOPへ