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ディスポーザー(生ごみ処理機)とは?メリット・デメリット、おすすめメーカーや商品も紹介!

ディスポーザー(生ごみ処理機)とは?メリット・デメリット、おすすめメーカーや商品も紹介!

ディスポーザーは、15年程前から主に分譲マンションにて設置が進んでいます。ディスポーザーは住宅設備ですので、日常のメンテナンスや故障・交換等は長年住んでいれば必ずおこなうことになります。また、疑問点として戸建て住宅にも設置は可能なのでしょうか?今回は、日常生活に便利なディスポーザーについて解説し、おすすめ商品も紹介します。ディスポーザーには国内メーカーと海外メーカーがありますが、今回は国内メーカーを取り上げます。

目次

    1 ディスポーザーとは

    ディスポーザーとは、キッチンシンクの排水溝内に設置されている生ごみ処理機です。ディスポーザーに生ごみを入れてスイッチを入れると、生ごみを粉砕しそのまま流せる便利な機械です。近年では新築の分譲マンションを中心に広く導入されています。

    2 ディスポーザーの仕組み

    ディスポーザーは、シンク内の機械の他にマンション敷地内に専用の処理層が必要です。ディスポーザーで粉砕されたものが混じる汚水を、そのまま公共下水道に放流できないためです。ここでは、簡単な仕組みについて紹介します。まず、野菜のくずや果物の皮などをディスポーザー内に投入します。スイッチを入れると内部搭載のモーターが稼働し、回転ハンマーが遠心力で生ごみを外壁に叩きつけて粉砕します。このとき機器によっては水が自動で流れるシステムになっています。細かく粉砕されたごみは、汚水と一緒に専用処理層に運ばれます。専用処理層では、細かく粉砕されたゴミを不純物として取り除き、汚水は公共下水道に放流されます。

    ディスポーザーの仕組み

    3 ディスポーザーの注意点

    ディスポーザーには必ず専用処理層が必要です。したがって、ディスポーザーの設置がないマンションに新規にディスポーザーを設置することは難しいです。また、一戸建てへの設置となると、ディスポーザー以外に専用処理層を設置するので費用は割高で現実的ではありません。また、ディスポーザー単体の設置を認める自治体は少なく、東京都では単体設置を推奨していません。ディスポーザーは、マンション向けの住宅設備といえるでしょう。

    4 ディスポーザーのメリット・デメリット

    ここでは、ディスポーザー設置によるメリット・デメリットについて解説します。

    4.1 メリット 

    • 家庭ごみを減らせる
    • 住戸内が生ごみ臭くならず、衛生的
    • 生ごみが減るので、マンションのごみ置き場も臭くならない
    • 環境にやさしい

    まずは、生ごみを粉砕できることで家庭ごみを減らすことができます。生ごみを家庭内に滞留する必要もなく、シンク内の三角コーナーに捨てる生ごみがなくなります。したがって、住戸内が生ごみ臭くならず、ハエなどの小さな虫の発生も防ぐことができるので衛生的です。家庭からの生ごみが減るので、マンション内のごみ置き場も衛生的で利用しやすくなります。さらに、環境への負荷が少なくなります。ディスポーザーを導入することでごみ量軽減による焼却施設への負担軽減、二酸化炭素の抑制、水分を多く含む不完全燃焼によるダイオキシン発生を防ぐことができます。

    4.2 デメリット

    • 専用処理層がないと設置できない
    • シンク下の収納スペースが少なくなる
    • 日常のメンテナンスや故障、交換工事が必要になることも
    • ディスポーザーで粉砕できないものもある

    ディスポーザーは専用処理層がないと設置ができないため、個人でのディスポーザー設置は難しいというデメリットがあります。シンク下に機械を設置するので収納スペースが少なくなるほか、日常のメンテナンスや故障時の対応や交換工事が必要になることもあります。また、ディスポーザーには一般的に粉砕できないものがあります。例えば、繊維質が強いトウモロコシの皮、鯛などの大きな魚の骨、鳥の骨、貝殻などです。同じ骨でも、比較的柔らかいサンマやアジの骨などは粉砕可能です。

    4.2.1 ディスポーザーに流せない主なもの

    種類
    繊維質が強いもの トウモロコシの皮、たけのこの皮、バナナの皮、玉ねぎの皮 など
    硬すぎるもの フライドチキンの骨、カボチャの皮、カニの殻 など
    流れにくいもの アサリやシジミの殻、卵の殻 など
    その他 ビニール、多量の油、吸殻など

    5 ディスポーザーのメンテナンス

    ディスポーザーの日常的なメンテナンスは、家庭の冷蔵庫にある氷が便利です。これをディスポーザーに入れて粉砕すると、ディスポーザー内に溜まった細かい粉砕物の残りを除去できます。

    また、専用処理層のメンテナンスも必要です。処理層内に溜まっている粉砕物の除去や、機器に異常がないかなどの点検も必要ですが、これらは専門の業者に依頼します。

    6 ディスポーザーの交換・修理 

    ここからは、ディスポーザーの交換・修理について解説します。

    6.1 交換工事の目安とは 

    ディスポーザーは住宅機器であり、一般的な寿命は約10年です。したがって10年以上使用する場合は、いつ故障や交換工事があってもおかしくありません。機器の症状としては、「シンク下で水漏れがある」「機器から異音がする」「そもそも作動しない」などの異常があれば、交換してよいでしょう。

    6.2 交換工事・修理の費用 

    ディスポーザー交換工事の平均的な相場は約10万円です。ディスポーザー機器本体が6万円~7万円、出張での作業費が2万円~3万円、古いディスポーザーの処分費が5,000円前後です。また、故障時の費用については事象によりさまざまですが、出張での作業代で1万円前後、あとは部品代等になります。

    ディスポーザーの交換・修理

    7 ディスポーザーのおすすめメーカー

    ここからは、ディスポーザーのおすすめ国内メーカーを紹介します。

    7.1 安永クリーンテック

    まずは、安永クリーンテックです。

    7.1.1 安永クリーンテックの特徴

    • 低騒音、低振動タイプで作動音は会話レベル
    • 大容量で一度にたっぷり入る
    • 切り忘れタイマー付き
    • ふたスイッチで安全・安心

    まず、ディスポーザーはマンションに設置されているので気になるのが作動時の騒音です。安永クリーンテックのディスポーザーは、低騒音・低振動タイプになるので夜中に作動しても安心です。生ごみ粉砕時の作動音は、低振動ボディ構造と安全スイッチにより騒音発生を抑制しています。また、粉砕容量が1.5L(生ごみ500g相当以上)と大容量サイズになるので一度に多くの生ごみを処理できます。さらに、万が一の切り忘れ防止のために、スイッチを入れてから60秒後には自動停止する機能もあるほか、ふたがスイッチになっているので間違ってスプーンなどがディスポーザー内に落ちたとしても作動することはありません。ディスポーザー作動時にふたは開かないので安心・安全です。

    7.1.2 おすすめ商品ラインナップ

    品番 YD200BWP
    製品価格(税込) 69,300円
    特徴
    • ふたスイッチ採用
    • 防振ゴムによる低振動設計
    • 自動給水タイプも可能
    騒音値 58dB(ピーク時)
    その他 分譲マンションに導入実績が多い安永クリーンテックの最新機種。15万台の販売実績で信頼が厚い国産メーカーです。

    7.2 リクシル

    リクシルからは最新人気機種を紹介します。

    7.2.1 おすすめの商品ラインナップ

    商品名 ランドミルDPR
    製品価格(税込) 69,300円
    外形寸法 直径180mm×高さ340mm(制御ボックス別)
    質量 約4.5kg
    電動機概要 方式:永久磁石型DCモーター、電源:AC100V(50/60Hz)、消費電力:420W
    粉砕室容量 約1L(生ごみ約500g相当)
    その他 ハンマーミル方式、ふたスイッチ採用、厚さ20mmの薄型スイッチ(薄型網かご付き)

    7.2.2 機器の特徴

    • 安心・安全機能であるダブルセーフティスイッチ
    • しっかり粉砕、お手入れラクラク
    • 軽量且つスリムなフォルム

    まず、安心・安全のダブルセ-フティスイッチです。INAX独自の安全機能によりふたが空いているときは作動しません。消し忘れ防止のために1分間自動停止タイマーも付いています。また、独自のスクリュー型形状で、生ごみをしっかりと粉砕します。しかもお手入れもしやすいすっきりとした形状で、毎日の家事には助かります。業界最軽量クラスの4.5kgとスリムな粉砕室構造で、シンク下のスペースを大きくとりません。

    7.3 マックス 

    続いてマックスです。マックスはホッチキスなどの文具製品メーカーとして知られていますが、他にもさまざまな事業を展開しています。その中の一つが住環境機器事業であり、ディスポーザーを生産しています。

    7.3.1 マックスの特徴

    • きれいに丸ごと洗える
    • 大きな投入口
    • 細かくカット
    • 独自の安全機能付き

    マックスのディスポーザーの特徴は、ディスポーザーのバスケットを取り出せ、丸洗いできることです。他社にはない機能で、日常のお手入れが簡単で常に清潔感を保てます。また、投入口が業界最大の直径145mmと使いやすくなっているほか、生ごみを細かく砕いていく、低回転ブレード粉砕方式を採用しています。毎分127回転の低速で、正逆回転を繰り返しながら細かく砕けるので排水が詰まる心配が少ないのも特徴です。さらに、ダブル安全機能付きでいつでも安心して使用ができます。

    7.3.2 おすすめ商品ラインナップ

    商品名と品番 GD-B181A2S、JP90013 / GD-B181A2P、JP90014
    タイプ 全自動給水タイプ
    電源 AC100V(50Hz-60Hz)
    電動機型式 DCモーター/定格出力:56W
    定格消費電力 115W(50Hz/60Hz)、待機電力(運転停止時):約1.6W
    破砕部容量 約1.2L(1回あたりの処理容量:約300g)
    運転方式 ふたスイッチ型バッチ式(電子タイマー制御による1分間の自動停止機能付き)
    粉砕方式 正逆反転ブレード粉砕方式
    外形寸法 幅238×奥行291×高さ267mm
    質量 8.2kg
    安全装置 マグネット式ふたスイッチ、過負荷保護装置、漏電検出回路、ブレーキ機構、漏水検出装置
    販売価格(税込) 80,300円
    商品名と品番 GD-B181FS、JP90011 / GD-B181FP、JP90012
    タイプ 自動シャワー水栓タイプ
    電源 AC100V(50Hz-60Hz)
    電動機型式 DCモーター/定格出力:56W
    定格消費電力 115W(50Hz/60Hz)、待機電力(運転停止時):約1.6W
    破砕部容量 約1.2L(1回あたりの処理容量:約300g)
    運転方式 ふたスイッチ型バッチ式(電子タイマー制御による1分間の自動停止機能付き)
    粉砕方式 正逆反転ブレード粉砕方式
    外形寸法 幅238×奥行291×高さ267mm
    質量 8.2kg
    安全装置 マグネット式ふたスイッチ、過負荷保護装置、漏電検出回路、ブレーキ機構、漏水検出装置
    販売価格(税込) 80,300円
    商品名と品番 GD-B181MS、JP90007 / GD-B181MP、JP90008
    タイプ 手動給水タイプ
    電源 AC100V(50Hz-60Hz)
    電動機型式 DCモーター/定格出力:56W
    定格消費電力 115W(50Hz/60Hz)、待機電力(運転停止時):約1.6W
    破砕部容量 約1.2L(1回あたりの処理容量:約300g)
    運転方式 ふたスイッチ型バッチ式(電子タイマー制御による1分間の自動停止機能付き)
    粉砕方式 正逆反転ブレード粉砕方式
    外形寸法 幅238×奥行291×高さ267mm
    質量 7.8kg
    安全装置 過負荷保護装置、漏電検出回路
    販売価格(税込) 61,600円

    7.4 フロム工業

    最後にフロム工業です。フロム工業は、ディスポーザー専業メーカーとして日本国内では老舗メーカーです。これまで累計20万台以上の製造実績があり、OEMメーカーとしてはナンバーワンです。交換用の販売を主としており、どのメーカーのディスポーザーでも交換は可能です。

    7.4.1 フロム工業の特徴

    • 高い粉砕能力(省水)
    • ジェット洗浄機能
    • 知能プログラム
    • 長寿命・安心設計

    まずは、高い粉砕能力です。斜め状のすくい角を持つ処理刃の刃数を従来品より約20%増やす事で、無駄な摩擦を減らし省エネと同時に粉砕効率(最短20秒で粉砕終了)を高めています。粉砕性能が高いので使用する水の量も少なく済みます。ジェット洗浄機能を採用しており、粉砕室に一時的に水を溜め一気に排水させることで粉砕室内に付着した細かいゴミを取り除くことができます。一気に排水することで配管の洗浄効果もあります。さらに、知能プログラム搭載でゴミの種類や量により、最適の運転時間を自動で判断します。無駄な運転がなく電気代などの省エネにつながります。最後に、ディスポーザー用に開発された樹脂により、耐薬品性、耐熱性、耐衝撃性に優れています。また、運転時間が短いことで機器の損傷が少ないことで、高耐久、長寿命を実現しています。

    7.4.2 おすすめ商品ラインナップ

    品番 YS-8100
    タイプ 大容量、自動給水モデル
    運転方式 ふたスイッチ運転
    粉砕室容量 1.5L(1回の運転で標準ゴミ約1000g処理可能)
    製品重量 5.6kg
    寸法 直径196×高さ312mm(排水口径180mm)
    モ-タ仕様 単相誘導電動機、単相100V 50Hz/60Hz
    販売価格 55,440円
    品番 YS-7000L
    タイプ 中容量、扁平モデル
    運転方式 ふたスイッチ運転
    粉砕室容量 1.3L(1回の運転で標準ゴミ約850g処理可能)
    製品重量 5.6kg
    寸法 直径196×高さ312mm(排水口径180mm)
    モ-タ仕様 単相誘導電動機、単相100V 50Hz/60Hz
    販売価格 55,440円

    8 まとめ

    ディスポーザーは新規での設置は難しく、一般的には既存ディスポーザーとの交換となります。交換に要する費用も工事費込みでも10万円前後で納まることが多いので、10年超の使用期間で異常があれば即交換という選択もよいでしょう。最近では性能の良い国産メーカーの製品も多く出ているので、選択肢も広く選びがいがあります。

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