還元水素水とは？健康に効果あり？還元水素水生成器のおすすめ商品も紹介

1 還元水素水とは

還元水素水とは別名アルカリ性イオン水と言われていますが、簡単にいうと水素を含んだ水のことです。還元水素水とは電気分解の電極反応で還元され、そのときに発生する水素を含んだアルカリ性の水のことをいいます。

2 水素水との違い

水素水には様々な製法があり、その一つが還元水素水を生成する電気分解です。他にあるのは、一般的な水素水の製法である高圧での充填法です。つまり、製法の違いで呼び名を分けているので一般的な水素水と一緒のものです。

充填法の場合、飲用水に直接圧力をかけて水素ガスを充填しています。容器入りで市販されている水素水の多くは、この方法で作られています。なお、水素ガスは時間の経過と共に抜けやすいため、開封後はなるべく早く飲み切ったほうがよいとされています。この製法は、元々の水の味を変えにくいという特徴があり、原水に使われているミネラルウォーターや天然水の味わいを楽しめます。

3 還元水素水のメリット・デメリット

ここでは、還元水素水のメリット・デメリットについて紹介します。

3.1 メリット

3.1.1 水の用途が豊富

還元水素水生成器では、強アルカリ性の水から中性、強酸性の水まで幅広い水を生成することができます。したがって、飲料用の水だけでなく、料理時のアク出しや洗顔・油汚れが酷い食器の着け置きまで、多くの用途に使用できます。蛇口から出るただの水道水が、還元水素水生成器を使うことで便利で使いやすい水になるのです。

3.1.2 省スペース

仮に、ウォーターサーバーやミネラルウォーターを宅配で頼むと、置き場所にはそれなりのスペースを要します。しかし、還元水素水生成器であればキッチン上などのスペースで済むので、場所を取らないのが特長です。

3.1.3 胃腸症状の改善

還元水素水生成器は医療機器であり、胃腸症状の改善に効果があると言われています。生成された水を飲用することで、胃もたれや胃の不快感をやわらげ、胃腸の働きを助け、お通じを良好にします。

3.1.4 手軽に取り付け可能

機器の取り付けに工事は不要で、購入後即自身で設置することが可能です。

3.2 デメリット

3.2.1 本体は高額

現在販売されているのはパナソニック製品がほとんどですが、本体価格は1台17万円程度と高額であるので初期費用が掛かります。

3.2.2 蛇口に取り付けができない場合に、別途工事が必要

メーカーのホームページには、設置ができる蛇口の口径などが掲載されていますが、取り付けができないものもあります。下記は、取付不可の事例になります。

• 先端部が10ミリメートル以下
• 先端の形状が特殊なもの
• シャワーノズル付
• センサー付

他にも、変形水栓やネジ径（22ミリメートル以外）やパイプ径の違うものがあり、このような場合は取り付けできない場合もあります。このような水栓に取り付けする場合、別途水栓の工事が必要になります。

4 還元水素水の生成方法

還元水素水は、水を電気分解することで作られる水です。還元水素水を作るには、電極板により濾過した浄水に電圧をかけます。これにより酸化還元反応が起こり、マイナス極側には水酸化物イオン・水素・カリウム・マグネシウムなどが多くなり、「還元水素水」ができます。また、プラス極側には水素イオンや酸素が多くなり、「弱酸性水」が生成されるのです。

5 還元水素水生成器のおすすめ商品

還元水素水を生成できる商品を発売しているのは、主にパナソニックと日本トリム（日本トリムは電解水素水という商品名）です。

5.1 パナソニックのおすすめ商品

ここでは、パナソニックのおすすめ商品や特長等について紹介していきます。

5.1.1 パナソニック還元水素水生成器の特長

• 胃腸に優しい水
• 用途に合わせて8種類の水を使い分けできる
• 19物質を除去する高性能カートリッジ搭載
• パワフル電解で、還元水素水がたっぷりつくれる
• カートリッジ交換目安を画面で表示、音声ガイド付きで誰でも使いやすい
• 選んだ水質が大画面液晶でひとめでわかりやすい

まずは、先述のとおり胃腸に優しいことが特長です。また、飲用から料理用までさまざまな用途の水をボタン一つで生成できます。例えば、pH10.5の還元水素水強2であればゴボウやホウレン草のあく抜きができるほか、日常的な飲用であればpH8.5～9.5、洗顔であればpH5.5～6.0の水を使用するなど、還元水素水であれば水の使い分けをすることができ、よりプラスの効果を得ることができるのです。

次に、高性能カートリッジ搭載です。水道水から除去できる物質は（機種にもよりますが）なんと最大19種類です。その物質とは、遊離残留塩素（カルキ）・濁り・クロロホルム・総トリハロメタン・ジブロモクロロメタン・ベンゼンなどで、吸着性能の高いセラミック入り活性炭と中空糸膜等を採用したカートリッジの構造により、優れた浄水能力となっています。

また、電極版を7枚使う事により最大生成流量7L/1分間を実現しており、これ1台で還元水素水をたっぷり作れるのも特徴です。電極板が7枚あると水と触れる面積が大きく、よりパワフルとなるのです。また、水素チャージ機能も3段階あり、電解しづらい水質でもしっかりと電解し、水素をたっぷり発生させます。

ところで、カートリッジの交換時期はこのような機種の悩みの種です。しかし、パナソニックの商品であればカートリッジの交換目安を画面で表示します。通常の表示画面では、次回のカートリッジ交換時期目安を使用日数と使用量の両方で表示をします。また、選んだ水質や機能の設定状況を音声で知らせる、音声ガイドも搭載されています。

最後に、選んだ水質を大画面で確認できます。水質ごとに画面の色が変わるので、誤飲等間違って使用することを防ぎます。例えば、飲用できるpHの場合の画面の色は水色、飲用できない還元水素水強2の場合は黄色などの色分けをしています。また、画面にも飲用可か不可の注意喚起も表示されています。

5.1.2 パナソニックの還元水素水生成器の商品ラインナップ

5.2 日本トリムのおすすめ商品

ここでは、日本トリムのおすすめ商品について紹介します。

5.2.1 日本トリムの商品の特徴

日本トリムの電解水素水整水器には、大きく4種類がラインナップされています。蛇口からの取水型は、シンクから離して設置可能でスマート＆コンパクトで置き場に困りません。限られたスペースのキッチンに気軽に置けます。本体からの取水型では、水栓が360度回転するので使いやすいです。アンダーシンク型では本体がシンク下に収納され、L型とスワン型の2種類の美しいデザインが特徴となり、日本トリムの整水技術がキッチンのインテリアになっています。最後に、業務用では、取水量が最大24L/分と大容量タイプで、業務用に大量の電解水を使いたい人におすすめです。

5.2.2 日本トリムの還元水素水生成器の商品ラインナップ

6 まとめ

還元水素水は、水の用途の使い分けができ大変便利です。医療機器にも指定されているとおりに胃腸改善の効果があったり、料理のあく抜きに使えたり、洗顔に使えたりとさまざまです。普段何気なく使っている身近な水にもっと拘りたいのであれば還元水素水はおすすめです。また、機器自体は高額ですが市販の水を購入し続けるよりコスパが良いのも特徴です。機器自体の性能を維持するための定期的なカートリッジ交換も効果を高めるポイントです。