ユニットバスのリフォームの費用相場や日数、工事費込みの安い業者は？

1 ユニットバスのリフォームの相場

ユニットバスのリフォームをするときに、最も気になるのは工事の費用や日数ですよね。どのくらいの費用や日数が必要になるのかなど、まずはユニットバスをリフォームするときの基本情報から解説。

1.1 ユニットバスのリフォーム費用の相場

実際にユニットバスをリフォームした人が支払ったリフォーム費用は「50～100万円」が最多。そして、ユニットバスのリフォーム費用の相場は「80～100万円」とされているのです。このデータから、ユニットバスのリフォーム費用は「100～150万円」あれば十分と推測できます。

ただし、リフォームする内容やユニットバスの広さによって費用は異なります。ユニットバスからユニットバス、在来工法の浴室からユニットバスにリフォームする場合でも異なるため、参考にする程度でも良いでしょう。

在来工法（モルタル・タイル）の浴室は、ユニットバスにリフォームするときに下地補修などが必要になることが多いので、リフォーム費用の相場は少し高めです。浴室のサイズもまちまちなので、一覧の費用よりも高くなると考えておきましょう。在来工法の浴室をリフォームするときの費用の相場としては、ユニットバスの場合の「2～5割増し」という程度。

また、ユニットバスへリフォームする場合、選択するユニットバスのグレードによってリフォーム費用が違います。一覧にあるリフォーム費用の相場は中間のグレードですから、より高いハイグレードを選べば、一覧の費用に「10～20万円プラス」になると考えてください。反対にグレードを下げると「10～25万円」くらいのリフォーム費用を抑えることができますよ。

1.2 ユニットバスのリフォームにかかる日数は？

ユニットバスのリフォームに必要な日数は次のような目安になっています。

在来工法の浴室からユニットバスにリフォームする場合は、工事日数が少し長め。ユニットバスからユニットバスにリフォームする場合と異なり、壁の造作や土間基礎工事などが必要となるためです。また、在来工法の浴室を壊す際に大きな音が出ることもあり、近隣トラブルにならないようにリフォームすることを隣家などに知らせておくことが重要になります。

また、ユニットバスのリフォームでは、大工や電気工事業者などの複数の職人（専門業者）が出入りします。それぞれに複数の仕事を抱えていることもあり、繁忙期などは人数が足りなくなることもしばしばです。リフォーム工事の工期を決める際に作業がスムーズに行われるように調整されますが、やむを得ずに工事の日数が目安よりも長引くこともあるので要注意。リフォームを担当する業者と十分に話し合って、余裕のあるスケジュールを組むとリフォーム工事の日数は短くなりやすいですよ。

一部の作業は前後したり、同時進行によって早期に完了したりします。また、業者のスケジュールによっては工期が前後するので要注意。必ずリフォーム担当の業者と詳細なスケジュールを打ち合わせしておきましょう。

1.3 リフォーム費用を安くする方法

リフォーム日数は担当する職人の手配などに左右されることもあり、業者に任せるしかない面もあります。しかし、リフォーム費用は別。ユニットバスのリフォーム費用の相場はありますが、工夫次第でリフォーム費用を安くすることもできるのです。

ユニットバスのリフォーム費用を安くしたい場合は、次のポイントに注意しておきましょう。

最初のポイントはリフォーム業者の選択。ユニットバスのリフォームを多く手がけている業者は、自然とメーカーとの取引が増えて安く資材が入るようになります。仕入れ価格や本体価格が安いため、リフォーム費用も抑えられるのです。

また、複数の業者からの見積もりはリフォームでなくても必須です。1社からの見積もりしかないとリフォーム費用の比較もできませんし、適正価格の判断もつきません。複数の業者から見積もりをもらうことで、リフォーム費用の交渉をすることも可能になりますよ。

ユニットバスのグレードを抑えたり、オプションを外したりすることも重要なポイント。欲張りたい気持ちは分かりますが、グレードが高いとリフォーム費用が高くなるのは目に見えています。ユニットバスのオプションも同様で、便利な機能などがありますが、少し我慢するだけでリフォーム費用を抑えることができるのです。リフォーム資金が少ない場合は必要最低限にしておきましょう。

そのほか、部分的なリフォームに留めたり、できることはDIYで行ったりするのもリフォーム費用を安くするためには必要なことです。もちろん、すべてをDIYでしてしまうと水漏れのおそれなどもあるため、おすすめできません。しかし、シャワーヘッドの交換などは自分でも可能。できることを考えて、必要なリフォームだけを業者に任せることが大切です。

最後に、工事費込みで安い業者を見つけたら、あとは業者のおすすめを選んでみましょう。良いリフォーム業者は資材が安いことは先に解説した通りですが、メーカーの在庫などを入手することができる場合も少なくありません。型落ちした在庫を抱えておくよりも、格安でも商品を回していくほうが良いのはユニットバスでも同じ。特にこだわりがないのであれば、業者におすすめの安いユニットバスを選んでもらうのも得策です。

2 工事込みで安くリフォームできる業者の探し方

リフォーム費用を安くする方法で解説したように、リフォーム費用を抑えるためにはリフォーム業者の選び方が重要なポイント。そこで、工事費込みの安い業者の探し方を解説します。

2.1 工事費込みの安い業者の探し方

工事費込みの安い業者の探し方は、次のポイントを参考にしてください。

• メーカーなどのリフォームネットワークから選ぶ
• 地元で人気があるリフォーム業者を選ぶ
• インターネットを活用する
• 実績（この場合はユニットバスのリフォーム実績）がある業者を選ぶ

リフォーム業者は、リフォームに関する団体やリフォームネットワークに所属していることも珍しくありません。例えば、ユニットバスのメーカーのリフォームネットワークなどは、メーカーが主催する試験や研修に参加して合格している業者に限られるため、ユニットバスのリフォームに関しても技術は最高クラスと言えます。また、メーカーとの関係も深いため、仕入れ価格が安いということも十分に考えられるのです。

また、地元の業者は現場までの交通費がかからないため、無駄にリフォーム費用が上乗せされるおそれがなくなります。どんなに優れたリフォーム業者でも、遠くから来ればそれだけ経費が必要になるのは当然のこと。リフォーム費用に上乗せされるおそれは十分なのです。

あとはインターネットの活用も必須。リフォームの比較サイトや査定サイトなど、工事費込みで安い業者を探すためには欠かせないツールと言えます。今では匿名で利用できる比較サイトや査定サイトもあるため、十分に活用することが重要です。匿名であれば、しつこい営業をされることもなく、気持ち良く見積もりを出してもらうことができますよね。さらに地元の業者に絞って比較できるような場合は、先に地元のリフォーム業者をピックアップしてから使うと、より便利に活用できるでしょう。

そして、リフォームに関する実績がある業者を選ぶことも大切です。実績のあるリフォーム業者はすべての仕事をスムーズに行うノウハウがあります。職人に対するスケジュールの割り振りは言うまでもなく、リフォーム作業も効率的。無駄なくリフォームが進むため、余計な費用がかかることはないのです。

2.2 安くリフォームできる業者を探すときの注意点

工事費込みの安い業者を探すことは大切ですが、安いだけの業者では意味がないですよね。安くて腕の良いリフォーム業者を探すことが重要なので、信頼できる業者を探すことにも重点を置いておきましょう。

安くて信頼できるリフォーム業者を探すときは、次のポイントに注意しましょう。

信頼できるリフォーム業者は実績があって当たり前。新しく独立した業者などは実績がない場合もありますが、それでも実績がある業者が信頼できるのは言うまでもないでしょう。実績のある業者は職人とのつながりも深く、技術面でも優れている場合が多いと言えます。

見積もりは業者のレベルが分かるポイントです。見積もりの内容に対して質問したときに、細かく答えられる知識がない業者は信頼できません。しかも、信頼できる業者は見積もりの内容も細かく、リフォーム作業の内容と料金の関係性などを丁寧に記載しているというのが一般的。より分かりやすく、より細かい見積もりかどうかを判断基準の一つにしても良いでしょう。

そのほか、リフォーム内容や工程の打ち合わせの際に、様々なプランを提示できる業者は信頼できます。様々なプランを提示できるということは、それだけ様々な技術があり、対応力があるという証拠。その中から安いプランを選ぶということもできるため、業者を選ぶときに重視しても良いポイントと言えるのです。

最後に、保証がない業者を選ぶ人はいないと思いますが、保証がある業者の中でもアフターサービスまでしっかりしている業者は信頼できます。悪質な業者ほど、仕事が終わったらそれまでという傾向にあるので要注意。このようなポイントを参考にして、工事費込みの安い業者で信頼できる業者を見つけてください。

3 まとめ

ユニットバスのリフォームについて詳しく解説しました。ユニットバスのリフォーム費用は、相場を参考にしてリフォーム内容を決めることが重要です。グレードを抑えたり部分リフォームにしたりして、ユニットバスのリフォーム費用を上手に抑えてください。