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風呂場の換気扇が臭い!排水口から逆流したような異臭の原因と対策

風呂場の換気扇が臭い!排水口から逆流したような異臭の原因と対策

実は、換気扇を回すと臭い原因は「排水口」にあることが多いと言えます。しかも、排水口を掃除しても異臭が改善しないこともあるので、とても厄介なのです。ここでは、風呂場が臭かったり異臭がしたりするときの原因と対策について、詳しく解説しています。

目次

    1 風呂場の換気扇を回すと臭い原因は?

    風呂場の換気扇を回すと、なぜか臭いということがあります。異臭の原因が分からないので、換気扇が原因と考えがちなのですが、風呂場の換気扇よりも排水口に原因があることのほうが多いのです。

    1.1 換気扇が原因ではないことが多い

    最近の風呂場は気密性が高く、お湯が冷めにくい構造になっています。そのため、風呂場の空気は動きにくいと言えるでしょう。つまり、風呂場の換気扇は、気密性の高い場所にある湿気を効率良く排出するために使われていると考えられます。

    しかし、気密性が高いということは、換気扇で排出された分の空気を取り込めるすき間がほとんどないということでもあります。もちろん、浴室扉の下部には換気口(すき間)があって、そこから空気を取り込んでいるのですが、それ以外にも空気が取り込まれてしまう場所があるのです。それが排水口。

    要するに排水口から空気が取り込まれるときに、同時に排水口のニオイも風呂場に取り込まれているのです。そのため、風呂場の換気扇を回したときに臭いのは「排水口のニオイ」が大きな原因。換気扇に臭い原因があるとは限らないのです。

    1.2 主な原因は排水口

    風呂場で換気扇を回したときに臭いのは、排水口が主な原因。しかし、排水口が臭い場合もありますが、排水口がつながっている下水のニオイが入ってきている場合もあるのです。

    排水口が原因の場合は、排水口の汚れを掃除すれば換気扇を回しても臭くなくなるはずです。入浴時に洗い流したアカや皮脂汚れは、必ず排水口に流れていきます。つまり、毎日のように汚れが流れ込んでいるため、排水口は風呂場の中で最も汚れやすい場所と言えるのです。

    また、排水口の掃除を頻繁にしている場合は、排水口がつながる下水のニオイが入ってきていることがあります。この場合、排水口にある「排水トラップ」が臭い原因。

    排水トラップは排水口の中に水を溜めておくことで、下水から異臭が逆流しないように防ぐ役割があるのです。また、異臭以外にも害虫などが侵入しないようにもしています。これはトイレに溜まっている水(封水)と同じと言えるでしょう。この排水トラップに問題があると、下水からの異臭の逆流を防げません。そのため、これが風呂場の換気扇を回すと異臭がする原因となってしまいます。

    1.3 風呂場の外が臭いときもある

    風呂場の換気扇を回したときに臭い原因は、ほとんどが排水口にあるのですが、まれに「風呂場の周囲が原因」ということがあります。この原因の場合には、自分では対処できないこともあるので、注意が必要です。

    例えば、換気扇が隣の家の臭気を吸い込んでいることが原因という場合があります。部屋が密接しやすい賃貸マンションなどに多い原因です。自分では対処できないことも多いと言えますよね。

    また、ワンルームマンションなどでは、風呂場がトイレやキッチンの隣にあるということも多いですよね。この場合、トイレやキッチンのニオイを吸い込んでいることもあります。

    さらに、風呂場の排水口がトイレやキッチンの排水口とつながっていて、そのまま下水につながるという配管の場合もあるのです。このような場合、トイレやキッチンの排水管の中が汚れなどで詰まってしまうと、ニオイの逃げ場がなくなりますよね。その異臭が風呂場の排水口から逆流してくるということもあるのです。ただし、排水トラップが正常に機能していれば、この原因のニオイは防ぐことができます。

    風呂場以外の場所に臭い原因があるのはまれなことですが、多くは排水口がキレイで排水トラップが機能していれば、異臭がしなくなります。そのため、風呂場の換気扇を回して臭いと感じたときは、排水口の掃除と排水トラップの確認・掃除を試してみるのが良いですよ。

    お風呂場の換気扇が臭い

    2 排水口から異臭がするときの対策

    排水口が異臭の原因と感じたときは、排水口の掃除と排水トラップの確認・掃除をするという対策が有効。特に排水口の掃除は行き届かないことも多いので、異臭の対策としては最初に試したいことの一つと言えますよ。

    2.1 排水トラップの確認と掃除の方法

    排水口が異臭の原因の場合、最初にするのは排水トラップの確認。排水口はすべての形状が同じ訳ではありませんが、多くは似通っています。排水口の蓋を開けると、ヘアキャッチャーがあって、その下にある筒状の部品が「封水筒」です。このほかに、数個のパーツが取りつけられている場合もありますが、取り外せる物はすべて取り外します。

    封水筒が割れたり破損したりしていないかを確認します。問題がなければ、ほかのパーツと一緒にキレイに洗います。また、破損があった場合などは新しいパーツと交換。メーカーから取り寄せたり、通販で購入したりできますよ。

    また、排水口のパーツは汚れや腐食が進むと自分で取り外せないこともあります。その場合は業者に依頼して修理・清掃をしてもらってください。無理をすると、排水口が破損することがあります。さらに大変なことになるため、無理はしないことが大切です。

    2.2 排水口の掃除方法

    排水トラップを確認・掃除したあとは、ついでに排水口と排水管を掃除。排水口がつながっている排水管は、浴槽からの排水が流れる排水管と一緒になって下水につながっているという風呂場が多くなっています。そのため、この排水口と排水管は汚れやすい場所なのです。

    排水口の周囲は「歯ブラシ」などで擦れば、簡単に汚れが落とせます。浴室用の洗剤を使っても良いですし、重曹やクエン酸を使う方法もあります。小さな子どもがいる家庭では重曹やクエン酸を使うほうが安心ですよ。それに、重曹やクエン酸は排水管の掃除にも使えますからね。

    排水管の掃除は専用の洗剤を使うと便利です。ジェル状の洗剤や錠剤を排水口に入れるだけという手軽さ。面倒な排水管の掃除も楽にこなせますよ。また、安心安全に掃除したい場合に使うのは重曹やクエン酸。配水管に重曹を振りかけてから、水に溶かした「クエン酸水」を流し込むだけ。シュワシュワと発泡するのを確認したら、しばらく待って洗い流せば終了です。

    排水口と排水管の掃除が終わったら、封水筒などのパーツを元に戻していきます。ヘアキャッチャーの上に「排水口のぬめりを予防してくれる洗浄剤」などをおけば、次からの排水口や排水管の掃除が楽になります。また、排水口が原因の異臭も予防できて一石二鳥ですよ。

    風呂場が臭い原因

    3 換気扇や風呂場が異臭の原因のときの対処法

    風呂場の換気扇を回したとき異臭がする原因は、排水口という場合が多いと言えます。しかし、風呂場の汚れや換気扇のカビなどが原因ということもあります。そこで、排水口を掃除しても異臭が改善しない場合は、風呂場や換気扇の掃除という対処法も必要になるのです。

    3.1 換気扇の掃除方法

    風呂場の換気扇が臭い原因の場合、その根本的な原因はカビ。風呂場は湿気も多く、石けんや皮脂汚れなどのカビが繁殖するために必要な栄養も豊富にあるためです。しかも、換気扇にカビが生えていると、風呂場が臭い原因になるだけではなく、換気扇の動きに合わせてカビが風呂場に撒かれてしまいます。健康に影響を及ぼすこともあるため、換気扇のカビ対策も

    風呂場に限らず、換気扇の掃除は手間がかかります。換気扇の部品は多いですし、見慣れない部品も少なくないと言えるでしょう。そのため、換気扇の掃除が難しいと感じた場合は、専門業者に依頼するというのも悪くありません。無理に換気扇の部品を取り外して、壊れてしまったり部品が分からなくなったりすれば、意味がないですからね。

    また、自分で浴室換気扇を掃除するときは、次の部分に分けて掃除するのが良いでしょう。

    • 本体カバー
    • 羽(シロッコファン)
    • 本体

    これ以外の部品もありますが、主にこの3つがあることを覚えておきましょう。そして、本体カバーは毎月、羽や本体は数カ月に一回くらいのペースで掃除すると、カビが生えにくくなります。

    また、換気扇を掃除するときはブレーカーを落として、スイッチを切った状態で行います。水を直接かけたり、洗剤をかけたりするのは危険です。部品が取り外せないときは、台所用の洗剤を染み込ませた布でキレイに拭き、完全に乾いてから換気扇を回すようにしてください。

    3.2 風呂場の掃除方法

    換気扇を回すと異臭がなくなるけれど、換気扇を回していないと臭いという場合は、風呂場に残っている汚れが原因。風呂釜や壁、浴槽などを徹底的に掃除するしかないでしょう。

    風呂釜の掃除は、市販されている風呂釜用洗剤が便利です。使い方も簡単ですし、掃除方法で迷うこともありません。また、浴槽の掃除もしっかりしている人が多いので、ここも異臭の原因にはなりにくいと言えるでしょう。そこで問題になるのが、風呂場の壁。床は浴槽と一緒に掃除する人が多いのですが、壁は意外と行き届いていないことが多い場所の一つになります。

    風呂場の壁は皮脂や石けんなどが飛んで汚れやすいと言えます。しかも、意外と壁の上まで飛んで汚れていることがあり、掃除しきれなかった汚れが異臭の原因となりやすいのです。

    壁の汚れは様々な汚れがあるので、複数の洗剤を使い分けるという人もいます。しかし、どの汚れにどの洗剤が効果的か、見た目だけでは分からないですよね。そこで活躍するのが、重曹とクエン酸。重曹とクエン酸をぬるま湯に溶かした物を使いましょう。使い分ける必要がなくて、汚れ落ちも良いですよ。

    3.3 どうしても異臭が改善しないときは?

    最後に、排水口や風呂場を掃除しても異臭が改善せず、異臭の原因が分からないという場合もあります。ほとんどは自分で落としきれなかった汚れが原因なので、専門の清掃業者に依頼してみると良いでしょう。細かいすき間の汚れや換気扇の落としきれなかった汚れ、排水口の汚れなど、自分では十分に行き届かなかった場所の掃除をしてくれますよ。

    また、風呂場の異臭の原因が分からない場合、配管などに問題がある場合や排水管が詰まっている場合などもあります。この場合は自分では対処できないため、専門の業者に調べてもらうと良いですよ。

    お風呂場の掃除方法

    4 まとめ

    風呂場の換気扇を回したときに異臭がする原因と対策について、詳しく解説してきました。ほとんどは排水口の汚れや排水管の掃除が十分でないことが原因です。風呂場の異臭が気になったときは、まずは排水口を掃除してみるのが良いでしょう。

    もしも排水口などを掃除しても異臭の原因が分からない場合は、専門業者に調べてもらう必要もあります。配水管が詰まっていることなどもあり、専門業者ならスピード解決ということもありますよ。

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