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給湯器・エコキュート・電気温水器の違いと使い勝手を比較!

給湯器・エコキュート・電気温水器の違いと使い勝手を比較!

給湯システムには様々な種類があり、その熱源もガス、石油、空気の熱、電気と様々です。このページではその中から給湯器・エコキュート・電気温水器を特徴、メリット、デメリット、初期費用、光熱費、使い勝手の観点から比較していきます。

目次

    給湯器・エコキュート・電気温水器の特徴

    それぞれの給湯システムでお湯の沸かし方は大きく異なります。給湯器はガスの燃焼の熱で水を温めます。

    給湯器のお湯の沸かし方

    エコキュートはヒートポンプ内で低温の冷媒を空気と間接的に接触させて熱を取り込み、熱を持った冷媒を圧縮してさらに高温にし、お湯を沸かします。

    エコキュートのお湯の沸かし方

    電気温水器は電気ヒーターでお湯を沸かします。

    電気温水器のお湯の沸かし方

    また、それぞれの寿命について比較すると、給湯器は10年から15年、エコキュートはヒートポンプが約10年、それ以外の部分が約15年、電気温水器は約20年となっています。エコキュートは構造が複雑なため、他の給湯システムと比べて故障してしまうことが多いようです。また、電気温水器は燃焼を伴わないため、給湯器と比べ寿命が長いです。

    給湯器 エコキュート 電気温水器
    熱源 ガスの燃焼 空気の熱 電気ヒーター
    寿命 10〜15年 ヒートポンプ:約10年
    それ以外の部分:約15年
    約20年

    給湯器、エコキュート、電気温水器のメリット

    給湯器は小さなスペースでも設置できます。屋外はもちろん、屋内に設置できるものもあり、設置の仕方も壁掛け型や据え置き型など様々な形態があります。また、水道直圧式で水の勢いが強く、水圧も安定しています。さらに、瞬間的にお湯を沸かすため、湯切れの心配もありません。エコキュートは火やガスを使わないため、安心して使用できます。電気温水器はエコキュートと同様に火やガスを使わないため、安心して使用できることに加え、稼動音が静かで時間帯を気にせず使えます。さらに、一酸化炭素や二酸化炭素を排出しないので屋内に設置している場合でも換気は必要ありません。また、エコキュート、電気温水器に共通の大きなメリットは光熱費を抑えられることです。特にエコキュートの光熱費は給湯器の約5分の1、電気温水器の約3分の1といわれています。詳細については下の「光熱費」をご覧ください。

    給湯器・エコキュート・電気温水器のデメリット

    給湯器は燃焼を伴うため、屋内に設置する場合は換気が必要です。また、給湯時にはエコキュートや電気温水器と比べて大きな音が発生します。エコキュートと貯湯式の電気温水器に共通していえるのは、タンクの分大きなスペースが必要となることです。また、エコキュートと貯湯式の電気温水器は深夜にお湯を沸かしますが、それらを利用する家庭向けには、深夜の電気料金が割安になるプランがあります。しかし、そのようなプランは昼間の電気料金が割高になることがあるので昼間も電気をたくさん使用する場合、注意が必要です。

    給湯器 エコキュート 電気温水器
    メリット
    • 設置に必要なスペースが小さい
    • 様々な設置形態のものがある
    • 水の勢いが強く、水圧が安定している
    • 瞬間式なので湯切れの心配がない
    • 火やガスを使わないので安心
    • 光熱費を大幅に抑えられる
    • 火やガスを使わないので安心
    • 稼動音が静か
    • 室内に設置している場合でも換気がいらない
    • 光熱費を抑えられる
    デメリット
    • 屋内に設置する場合、換気が必要
    • 給湯時に騒音が発生する
    • 設置に必要なスペースが大きい
    • 料金プランに注意
    • 設置に必要なスペースが大きい
    • 料金プランに注意

    給湯器・エコキュート・電気温水器の初期費用

    給湯器は24号、エコキュート、電気温水器は370L、機能はいずれも給湯専用としてメーカー希望小売価格を比較すると、給湯器は125,000円程度、エコキュートは625,000円程度、電気温水器は屋外型の場合、224,000円程度、屋内型の場合、244,000円程度、屋外/屋内兼用型の場合、220,000円程度です。エコキュートや電気温水器は給湯器に比べて高額ですが、光熱費を抑えることができます。

    給湯器・エコキュート・電気温水器の光熱費

    エコキュートや電気温水器は深夜料金でお湯を沸かす上、エネルギーロスも少ないので、給湯器と比べ、光熱費を抑えることができます。エコキュートはSシリーズ、370L、電気温水器は370Lのものを使用し、4人家族で42度、460Lのお湯を使うとして給湯器(LPガス)と比較すると、エコキュートは年間約11万円、電気温水器は年間約6万円、給湯器(都市ガス)と比較すると、エコキュートは年間約7万円、電気温水器は年間約2万円削減できるといわれています。

    各給湯システムの光熱費を比較した表

    給湯器・エコキュート・電気温水器の使い勝手

    お湯はりにかかる時間はそれぞれの給湯システムごとにどう違うのでしょうか。180リットルのお湯を沸かすとして比較します。給湯器は16号だと約18分、20号だと約14分、24号だと約12分です。エコキュートは通常タイプだと12分から15分、高圧力タイプだと10分から12分かかります。電気温水器は通常約13分、高圧力のものや高速湯はり機能のあるものは約10分です。また、エコキュートと電気温水器には学習機能がついているものもあり、日々のお湯の使用量や生活パターンを記憶・分析してお湯の沸かしすぎを防いだり、たくさんお湯を使う時間帯に追加でお湯を沸かしたりしてくれます。

    メンテナンスについて見ていくと、どの給湯システムもこまめな清掃が必要ですが、それに加えて、エコキュートや電気温水器は定期的なメンテナンスが重要です。年に2、3回排水して、貯湯ユニットの底の湯垢を押し流すと清潔さを保てます。さらに、エコキュートは年に2、3回の漏電遮断器や逃し弁の作動点検に加え、逃し弁や減圧弁についても3年に1回程度専門技術者による定期点検整備が必要です。

    給湯器 エコキュート 電気温水器
    特徴 ガスでお湯を沸かす ヒートポンプでお湯を沸かす 電気ヒーターでお湯を沸かす、寿命が長い
    メリット
    • 設置に必要なスペースが小さい
    • 様々な設置形態のものがある
    • 水の勢いが強く、水圧が安定している
    • 瞬間式なので湯切れの心配がない
    • 火やガスを使わないので安心
    • 光熱費を大幅に抑えられる
    • 火やガスを使わないので安心
    • 稼動音が静か
    • 室内に設置している場合でも換気がいらない
    • 光熱費を抑えられる
    デメリット
    • 屋内に設置する場合、換気が必要
    • 給湯時に騒音が発生する
    • 設置に必要なスペースが大きい
    • 料金プランに注意
    • 設置に必要なスペースが大きい
    • 料金プランに注意
    初期費用 125,000円程度
    (24号の場合)
    625,000円程度
    (370Lの場合)
    屋外型:224,000円程度
    屋内型:244,000円程度
    屋外/屋内兼用型:220,000円程度
    (370L)
    光熱費 95,000〜136,000円程度 20,000〜24,000円程度
    (Sシリーズ、370Lの場合)
    74,000円程度
    (370Lの場合)
    お湯はり時間
    機能
    16号:約18分
    20号:約14分
    24号:約12分
    通常タイプ:12〜15分
    高圧力タイプ:10〜12分
    学習機能がある
    通常タイプ;約13分
    高圧力タイプや高速湯はりタイプ;約10分
    学習機能付きのものもある
    メンテナンス
    • こまめな清掃
    • こまめな清掃
    • 貯湯ユニットの底の湯垢を押し流す(年に2,3回)
    • 漏電遮断機や逃し弁の作動点検(年に2,3回)
    • 逃し弁や減圧弁の専門技術者による定期点検整備(3年に1回程度)
    • こまめな清掃
    • 貯湯ユニットの底の湯垢を押し流す(年に2,3回)

    初期費用と光熱費を考慮すると、5年から7年以上使っていく場合は電気温水器やエコキュートがお得です。しかし、10年を超えて使っていく場合は本体の交換が必要になる可能性もあるので、寿命の長い電気温水器の方がお得といえるでしょう。給湯器は毎日使うものなので、自分にとって使いやすいか、光熱費はどれくらい違うのかなどといったことが重要だと思います。このページを参考に、ご自身に合った給湯システムをお選びください。

    また、今回はそれほど深堀できなかった『エコキュートと電気温水器の違い』などについても、こちらの記事で詳しく解説しています。

    電気温水器からエコキュートに買い替え?違いやメリットを比較!

    エコキュートも電気温水器も、ガスを使わない給湯方法で、オール電化の家庭にもよく取り入れられます。とは言えその二つはイニシャルコストやランニングコスト、メリットやデメリットの特徴が大きく異なっており、上手に選択しないと損をしてしまうこともあるのです。是非、給湯システムを選ぶ際の参考にしてみてくださいね!

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